見出し画像

小麦の味わい、小麦の奴隷。

休日、実家に遊びに行った。
父と母が、昼ごはんを用意してくれていた。

メニューは、餃子とチャーハン。

一人グルテンフリーを実施中だが、休日はゆるゆるとやっている。

そしてグルテンフリーをやっていることは、実家には話していない。

なので、もちろん食べる。

「いただきまーす!」

ちょこちょこ餃子は食べていたが、1人前を食べるのは久々かもしれない。
そんなことを考えながら、餃子を口にする。

皮がモチモチの餃子だった。
噛んでいると
「あ、小麦の味がする」
と思った。

小麦の味なんて、正直あまり意識したことがないし、何かを食べて「小麦の味がする」と思ったことってあまりない気がする。

ただ、あの日食べた餃子は、確かに小麦の味がした。
「小麦っておいしいんだな」
とパクパクと平らげた。

******

そういえば、ホリエモンがプロデュースしているパン屋の名前が「小麦の奴隷」である。

この名前を初めて知ったときは、すごいネーミングだなと思ったが、餃子を食べていて妙に納得してしまった。

「小麦の奴隷」の名前の由来を引用しておく。

とある昔、わたしたちは小麦の出現により狩猟採集民族から農耕民族となった。定住必須となった人類はコミュニティ維持のため穀物を育て続けなくてはならず小麦の奴隷となった。そして現代、おいしいパンをはじめとする小麦の奴隷となっている。焼きたてのあの香りが忘れられない。今日食べても、また明日食べたい。そんな焼きたてのパンと十勝の厳選食材を組み合わせたパンをお届けします。

「小麦の奴隷」HPより

そう、小麦って香りがいい。
そして、いくらでも食べたくなるのよね。


小麦がおいしいのは、紛れもない事実。
アレルギーの人を除いては、基本的に多くの人は小麦の奴隷なんじゃないだろうか。異論は認める。

久々にしっかり小麦を食べて、改めて小麦のおいしいさを実感した。

ただ、このおいしさを実感できたのは
かれこれ2週間くらい、小麦粉から離れていたからかもしれない。

距離を置いていたからこそ、そのおいしさに気が付くつくことができたのかも。


そういえば、以前吉井さん(吉井和哉)のファンクラブの会員の人のコメントで面白いものがあった。

その方は、吉井さんのライブを楽しむために、ライブの一ヶ月前を切ったら、あえて吉井さんの曲は一切聞かないようにするらしい。
そうすることで、本番に吉井さんの歌と声をより味わえるというのだ(笑)


これって、ライブや小麦に限らず言えることなのかもしれない。

好きなものやおいしいものでも、毎日それを摂取していると、それが当然だと感じるようになる。

たまには「あえて」距離を置いて、その良さを実感するのも悪くないのかもしれない。



小麦の味がするおいしい餃子をモチモチと食べながら、そんなことを考えた休日であった。

<あとがき>
小麦粉はおいしいですが、現在もゆるくグルテンフリーを継続中です。なぜなら、これから花粉の季節だから。花粉症の私が、グルテンフリーでどの程度症状が変わるのか、すごく興味があるのです。わくわく。
今日もありがとうございました。









この記事が参加している募集

休日のすごし方

イチオシのおいしい一品

サポートいただけたら、あなたのリクエストに応じた記事を書くかも!?