小麦の味わい、小麦の奴隷。
休日、実家に遊びに行った。
父と母が、昼ごはんを用意してくれていた。
メニューは、餃子とチャーハン。
一人グルテンフリーを実施中だが、休日はゆるゆるとやっている。
そしてグルテンフリーをやっていることは、実家には話していない。
なので、もちろん食べる。
「いただきまーす!」
ちょこちょこ餃子は食べていたが、1人前を食べるのは久々かもしれない。
そんなことを考えながら、餃子を口にする。
皮がモチモチの餃子だった。
噛んでいると
「あ、小麦の味がする」
と思った。
小麦の味なんて、正直あまり意識したことがないし、何かを食べて「小麦の味がする」と思ったことってあまりない気がする。
ただ、あの日食べた餃子は、確かに小麦の味がした。
「小麦っておいしいんだな」
とパクパクと平らげた。
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そういえば、ホリエモンがプロデュースしているパン屋の名前が「小麦の奴隷」である。
この名前を初めて知ったときは、すごいネーミングだなと思ったが、餃子を食べていて妙に納得してしまった。
「小麦の奴隷」の名前の由来を引用しておく。
そう、小麦って香りがいい。
そして、いくらでも食べたくなるのよね。
…
小麦がおいしいのは、紛れもない事実。
アレルギーの人を除いては、基本的に多くの人は小麦の奴隷なんじゃないだろうか。異論は認める。
久々にしっかり小麦を食べて、改めて小麦のおいしいさを実感した。
ただ、このおいしさを実感できたのは
かれこれ2週間くらい、小麦粉から離れていたからかもしれない。
距離を置いていたからこそ、そのおいしさに気が付くつくことができたのかも。
そういえば、以前吉井さん(吉井和哉)のファンクラブの会員の人のコメントで面白いものがあった。
その方は、吉井さんのライブを楽しむために、ライブの一ヶ月前を切ったら、あえて吉井さんの曲は一切聞かないようにするらしい。
そうすることで、本番に吉井さんの歌と声をより味わえるというのだ(笑)
これって、ライブや小麦に限らず言えることなのかもしれない。
好きなものやおいしいものでも、毎日それを摂取していると、それが当然だと感じるようになる。
たまには「あえて」距離を置いて、その良さを実感するのも悪くないのかもしれない。
…
小麦の味がするおいしい餃子をモチモチと食べながら、そんなことを考えた休日であった。
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