とにもかくにも予習。「人はどう老いるのか」

久坂部羊「人はどう老いるのか」
Audibleで聞きました。

なぜ聞いたかというと
以前、同じ著者が書いた
「人はどう死ぬのか」がすごく面白かったから。
(↓KindleUnlimited対象)

これ、ブラックユーモアが効いてて
死について書かれてるにもかかわらず、所々でちょっと笑ってしまう本。



で、「人はどう老いるのか」
色々と書いてあったけど、聞いていて感じたのは

・とにもかくにも予習
・老いに抗わない
・老いを受け入れる

これが大事なんだろうなーと。

老いは誰にも訪れる。
そう分かっているにも関わらず、みんな目を背けがち。
予習に予習を重ねていれば、老化が訪れても極端に動揺することは少なくなる。

そんなようなことが、書かれていました。
詳しくは本読んでみてね。



予習が大事、かぁ。

例えば、今朝の関東は雨。
目を覚ますと、ボトボトと雨の降る音が聞こえてきた。

ただ、昨日天気予報を確認し、今朝は雨が降ると分かっていたので
「あーやっぱりね」
と思っただけだった。

これが天気予報見てなかったら
「げ!雨降ってる…」
と朝からザワザワしていたかもしれない。



老いって、天気予報みたいに単純じゃないとは思うんだけど。

でも、人は必ず死ぬのはわかっている。
で、その過程でどんな症状が起きるのかは、いくらでも情報は転がってる。


だとしたら。
やはり著者が言うように、予習に予習を重ねて
その時が来た時に受け入れる体制を作っておく。
それって、大事なんだろうなと。



あと抗わない、受け入れる
ってのも、大事らしい。

メディアは
100歳になっても元気に!
楽しい老後を!
なんてきれいごとを言うけど、予習してたらそんな言葉、出てこないってさ。

90歳になっても、足腰丈夫な人とか。
年齢の割に、ビジュアルがめちゃ若い人とか。

そういう稀有な老人をメディアで紹介したりするから
みんな勘違いして
「自分も頑張ろう」「まだまだ負けてられない」
なんて思っちゃう。
その結果、階段踏み外して骨折して寝たきりになっちゃう…なんて話もあるらしい。


老いは誰にも訪れる。
だから、目を背けたり抗ったりしないで、受け入れる。


予習してたとしても、受け入れるのって難しいとは思うけど。
でも、何にも知らないより、少しでも知ってる方がいいよな〜。
それって、老いに限らずだよなぁ。


そんなことに気がついた本でした。

〈あとがき〉
きれいごとを言わず、現実的なことをハッキリ書いてある本です。こういうバッサリ切ってくるような本、好きなんだよなぁ〜。
今日もありがとうございました。


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