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バルセロナ旅行

記念すべき1カ国目は情熱の国スペイン🇪🇸
バルセロナは地中海に面しているので気温は暖かく3月の上旬で15°くらいで非常に過ごしやすかった。

ちなみに今回のヨーロッパ旅行で個人的にバルセロナが1番満足度が高かった。
ご飯美味い、観光名所たくさんある、現地の人みんな優しい(治安に関してはノーコメントで)
間違いなくまた訪れるだろう(俺の嫁とハネムーンで)


6泊7日滞在して、バルセロナ市内の下から上までほとんど回った。(バルセロナは意外と狭いから歩いてどこでも行ける)
俺は体力は無限にあるので基本的には交通手段は徒歩。目的地まで徒歩で1時間くらいなら全然歩く。ちなみに旅行中の1日の合計歩数の平均は3万歩(20km相当)。携帯とイヤホンさえ持っていれば余裕。
J -POPを聴きながら異国の街を歩く。この聴覚と視覚の情報のミスマッチがたまらなく好きで、毎回出発前に大量のJーPOPをダウンロードする笑。海外にいることを強く感じることができるため、これは俺の旅行の楽しみ方の1つである。

バルセロナの市街地



マンションに囲まれてるサッカー場
日本ではあまり見れない光景

壁の向こうには


バルセロナ滞在中のある日。
この日はモンセラートというバルセロナ近郊にある修道院を見学するツアーを申し込んでいたが、集合場所を間違える痛恨のミス。気付いた時にはすでにバスは出発。ツアーに参加できず、、、、
ワインの試飲などもあり楽しみにしていたのでかなりショック。ツアーは朝から夕方までだったので、この日の予定は16時のサクラダファミリア見学まで白紙に。

予定と金がなくなって途方に暮れる中、とりあえずビーチのベンチに強い陽射しを浴びながら寝転ぶ。セクシーなTバックを履いたラテン美女達がビーチバレーしているのを見ながら俺はこの後何をするか考えていた。いつもの俺なら完全に彼女達に目を奪われていた。
だが、この時の俺は全くそのような感情はない。
なぜなら、どうやって失ったツアー代12000円を取り返すかを必死で考えていたからだ。
色々と思考回路を巡らせるが、俺の心の中では答えは決まっていた。
「CASINO」
俺は事前情報でバルセロナ唯一のカジノがこの近くにあること知っていた。
一旦ツアーに参加できなくなったことを忘れようとtryするも忘れることできない。俺の脳裏に12000円がちらつく。円安・物価高のダブルパンチで数年前に比べてヨーロッパ平均旅行費も1.5倍くらい上がっているこのご時世。今回の旅行ではホテルに泊まる金がなかったため、Airbnbで知らない人の部屋の一室に泊まっていた。このくらいの経済力の貧困大学生の俺からしたら12000円は大金。
日本に帰国してからパチンコとか競馬で取り返せば良いのではないかということも考えたが、結局、スペインで失った金はスペインで取り返すしかねえだろという考えに至った。

ちなみにカジノはオーストラリアにいた時に3~4回行ったことがあり、収支はプラス50000円くらい。かなりカジノには良い思い出がある。
出国前に空港で両替した100€を財布に入っているのを確認して、水平線に広がる地中海を横目にカジノへ向かう。
カジノに到着して中に入ったが、俺を含めて6人しかいなかった。
それもそのはず、時刻は午前10時。(残りの5人は多分ディズニーランドに行くノリでカジノ来てた)
本来の早起きの目的ではないが「早起きは三文の徳」とはこういう事なのかと一人で納得していた。気持ちのいい朝。快晴。なんだか勝てる気がした。
いざ電子式ルーレットマシンに着席して100€を投入。日本人観光客二人が隣で操作方法に苦戦する中、俺は慣れた手つきでルーレットをスタート。
最初は赤or黒(当たる確率ほぼ50%)に1回5€ずつ賭けていった。その結果、お金は順調に増えていき、30分足らずでデポジットが150€(50€勝ち)になった。しかしツアー代を取り返すにはまだ足りない。
俺はこの台ではこれ以上勝つことができないと感じ、隣の台に移動してリスタート。1時間ちょこちょこ賭けながらプレイするも金はほぼ変わらず。このまま50€勝ちで終わらせることも考えたが、まだ時刻は12時前。金を増やすのはもちろんのこと、16時のサクラダファミリア見学まで時間を潰せるかも重要なキーになっていた。(バルセロナに長く滞在していたため、すでにやることがない状態だった)
時間潰すために少額を再びちょこちょこルーレットに賭け続ける。今度は30分で170€(70€勝ち)まで持っていった。ついにツアー代を取り返し、1人でニヤニヤしながら心の余裕が出来たので隣の席の外国人美男美女カップル(俺と同世代くらい)を覗いてみたら、彼氏の方がマフィンを片手に1回のルーレットで100€賭けていた。しかも連続して。しかも勝っても負けても全然感情を表に出していない。その一方で隣のJapanese(俺)は毎回2.5€を賭け続け1回ごとに一喜一憂している。情けない。恥ずかしくなってきた。
俺と隣のやつ人生のどこでこんなに差がついたのか。
前世で何をしたらあんな金髪美女と付き合えるのか。

俺は情けないと思うと同時に、時間をかけて着実に金を増やすこの感じ、何か既視感があるなと考えていた。そう、少年の頃にゲームセンターの金魚掬いで紫の金魚を掬って(1枚のコインで掬えたら2枚ゲットできる)着々とコインを増やしていく姿に完全に一致していた。昔みたいに小さなことで一喜一憂できるような人間のまま育ってよかった。(もし俺が金持ちだったら、少年時代のこの感情を思い出すことはできなかった)少年時代の俺の小さかった背中と現在の大きくなった俺の背中がスペインという日本から遠く離れた異国の地で重なる。
なんだかemotionalな気持ちになった。(emotionalになる場所おかしいだろ)
10分くらいemotionalという名の温泉に浸かり、そろそろのぼせそうだから風呂から出るか(訳:換金して帰ろう)と思っていたら、急にemptinessという名の冷水を誰かにかけられて俺は目を覚ます。

イエスキリストが「お前はこのままでいいのか、このままだと過去のお前のまま、こんなつまらない人生をお前自身は望むのか」と問いかけているように感じた。

俺は昔から保守的な性格だ。ローリスクローリターンな男。競馬でも保険かけてトリガミ(利益が購入金額を下回る)を何回も経験したことがある。この自分の性格が嫌いだ。
なので俺はリスクを恐れず一世一代の大勝負を仕掛けれる男に憧れていた。

俺はイエスキリストが新しい自分に生まれ変わるチャンスを与えてくれ、また、社会人という新たな門出を祝ってくれているんだとポジティブに解釈をした。
俺:「全額ベットしてやるよ。」

俺は23年間ウォール・マリアの中でずっと生活をしていて壁の向こうの景色を知らない。壁の向こうにはどんな景色が広がっているのか。大勝負に勝った奴しか見えない景色を見たい。大金を犠牲にしても俺は向こう側の景色をこの目で確かめる必要がある考えた。

いざ決戦。

決戦の舞台はもちろんルーレット(赤or黒)
有り金170€(日本円で約27800円)
流石に170€を1回に全ベットする勇気は持っていなかったため3回に分けることにした。
3本勝負。1回目50€(約8000円)、2回目60€(約10000円)、3回目60€(約10000円)ずつ賭けることにした。
時間的に勝っても負けてもこれで最後。
1回でも勝てば収支マイナスは回避。(今思えば保険をかけていたのかもしれないい)

とりあえず画面でゲームの状況を確認した。
過去10戦の結果は以下の通り
⬛️⬛️⬛️🟥🟥🟥🟥🟥🟥🟥
赤が7連続で来ている。これは流石に黒が来る。迷いは全くない。俺は自分の直感を信じて黒に50€ベット。

1回戦目結果:負け
無情にも赤のマスにボールが吸い込まれていった。

しかし、まだ2回チャンスが残っている。
赤がこれで8連続。これは次は絶対に黒が来る。なんの根拠もないが自信だけはあった。黒に60€ベット。

2回戦目結果:負け
俺の思いを背負ったボールは裏切り、またも赤のマスに着地。

次がラストチャンス。
冷静になり一旦状況を整理。
赤が9連続で来ている。
次こそは絶対に黒が来る。黒以外あり得ない。黒に60€ベット。

3回戦目結果:負け
なんとボールは赤でも黒でもなく緑のマスに吸い込まれた。
緑が来る確率は1/36。
ラスト1回という状況で緑にベットする選択肢はなかった。
この状況で緑が来るなんて逆についているのかもしれない。
オチとしては完璧。

試合終了のホイッスル。
170€が5分で0€。
俺は天井を見上げる。
今でも鮮明にあの時の天井を覚えている。
ファンシーなシャンデリアにミラーボール。

この世の中は残酷だ。
俺はこの旅行中にたくさんの徳を積んできた。
スーパーで万引きしていた人を見つけて店員に通報。
アイスクリームが溶けて手がベトベトになっていた日本人観光客にウエットティッシュをあげる。
飛行機でカップルに隣に座りたいから席代わってくれと高圧的に言われ腹立ったが、笑顔で「YES」と言って代わる。
しかし、徳を積んだからといって得をするとは限らない。
社会に出る前に社会の厳しさを痛感した。

結局カジノに3時間半滞在して100€負け(一時期70€勝ちまでいってたのに、、)
3時間半滞在して、ディズニー2回分の娯楽費と考えれば安いのか?
安いわけがない。
この時俺の金銭感覚は完全に麻痺していた。

3月13日
「バルセロナの悲劇」
俺の人生史に重要な出来事として刻まれた

壁の向こうには何があったのか
結局分からないままカジノを後にした。
これは次来た時に確かめなければならない。
次行く時までに俺は調査兵団(ギャンブラー)を集めると心に決めた。

この後俺は電車代をケチり、30分歩いてカタルーニャ広場の横にあるデパートのフードコートへ行った。そして2000円のパエリアを食う。カジノで負けた額を足すと18000円。果たして18000円の価値はあるのか。それは勝負に負けた男にしか分からない。

バルセロナのビーチ


18000円のパエリア


ガウディは過小評価

パエリアを食べた後、電車代をケチり1時間歩いてサクラダファミリアに訪れた。
サクラダファミリアはバルセロナ旅で1番の衝撃を受けた(2番目は道に落ちてる糞の多さ)
俺はあまりの観光客の多さにビビり、スリに警戒しながら写真を撮っていたが、なんと写真を撮っていたのは裏側だったのだ。ずっと表側(正面)だと思って写真を撮っていたのだ。
そのくらい裏側の迫力も凄かった。

サクラダファミリアの裏側

サクラダファミリアといえば未完の建築。建設開始から140年以上経った今でも完成していない。ちなみに建設費用は寄付金と入場料だけで賄われている。
しかし、先月2026年に完成する予定だと報告された。(ホントかよ)
世界遺産なのにまだ建設途中という物珍しさが魅力のひとつであったから、まだ完成しないでという気持ちと楽しみという気持ちが半々くらいある。

ところでみなさん、サクラダファミリアは誰が設計したかご存知だろうか?
私は行くまで知らなかった。
正解は「アントニオガウディ」
名前を聞いてもピンとこなかった。
「KALDI(コーヒー試飲できる店)みたいな名前だなぁ」が初めて名前聞いた時の感想。(ガウディファンに殺される)
俺が芸術や建築に興味ないから知らないだけか?
いや、そんなことはないはずだ
だって、モナリザはレオナルドダヴィンチが作者なのは知っているし、ダヴィデ像はミケランジェロが作ったのも知ってる。
義務教育で習った範囲は網羅しているはず。
ガウディは義務教育で習うのか?

バルセロナに来る前はサクラダファミリアを外から見るだけで十分だと思っていた。なぜなら俺は芸術に関しての感受性が乏しいので5000円払ってまで中を見学する価値はあるのかと考えていたからだ。しかし、世界遺産だから凄いんだろうなという安直な理由でチケット購入を決断。

1時間ほどサクラダファミリアの周りを散歩し、予約時間になったので電子チケットをセキュリティーに見せて入場。
荷物検査が空港の保安検査くらい厳重だった。(バッグの中身を全部トレーに出した)
荷物検査を無事終え、見学スタート。
ちなみにサクラダファミリアのアプリをインストールすれば日本語オーディオの解説を聴きながら見学することができるのでオススメ(めっちゃ分かりやすかった)

中に入る前に正面入り口の外観を見学。
ここは生誕のファザードと呼ばれていてイエスの誕生から青年期までの成長が彫刻で表現されている。
壁一面に彫刻が隙間なく並んでいる。
これらは聖書の場面を立体的に表現しているので「立体聖書」と呼ばれており、教会の外からも聖書の内容をわかるようにしているらしい。
1つひとつの彫刻にそれぞれの人生の物語(意味)がある。
これを彫刻作品を通して来場者に伝える。
俺はガウディが細部にまでこだわっている理由をなんとなく理解して感嘆した。
芸術に関しての感性が皆無の俺にとっては作品だけで設計者の意図が理解できたことがなかったのでまさにamazing。

生誕のファザード

次は聖堂に入っていく。
まず1番最初に目に入るのは、壁一面に貼られているステンドグラス。
ステンドグラスから注ぐ光は色鮮やかで圧巻。
もし俺の家の窓がステンドグラスだったら毎日鬱陶しいくらい気持ちのいい朝を迎えられるに違いない。

続いて広い空間の真ん中に聳え立つ柱に注目して見てみると、樹木のように枝分かれしている。
この規模の教会を少ない柱で支えている
おそらく構造がすごいのだろう。
この聖堂は自然の摂理を表現しているそうだ。
装飾は形式的なものに留まらず、植物・動物・怪物・人間などをリアルに表現しており、「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」といい、ガウディは自然の中に最高の形があると信じていたそうだ。

これこそ広角レンズの正しい使い方


ガウディの作品のほとんどが自然からインスピレーションを得ている
生物的な建築が得意で曲線で作られた外観の建造物が彼の作品の特徴。グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョなど。全部見学したが、どれもユニークで直線がほとんどなかった。

その後、聖堂内にあるベンチに座って神のご加護を受けた。
イエス様が目の前にいたので、バルサがバイエルンと準々決勝で当たりませんようにとお願いしといた。(俺のおかげで当たらずに済んだ)
ヨーロッパは教会に無料で入れるところが多いから、もし休憩したい時は教会行くのがおすすめ(神のご加護で体力が急速回復できる)
あとトイレもあるから助かる。

30分近くベンチで休憩した俺は出口側に向かう
こちらの外観は受難のファザードと呼ばれ、イエスキリスト最後の時を表現しているそうだ。
中央付近に注目して見てみると、イエス様が十字架に吊るされている。
その他にも最後の晩餐などが彫刻で表現されている。
受難のファザードはガウディじゃない違う彫刻家がデザインしたため、表と裏ではデザインが異なっている。
それもまた一興である。

受難のファザード


約2時間近く見学して終了
5000円払ってでも訪れる価値がある。むしろ5000円以上の価値がある。俺の入場料が建設費の一部になりガウディに貢献できるならナンボでも払いたい!(もう俺はガウディの虜になっている)

ガウディは死ぬ前にこのような言葉を残した
「いや、この聖堂を完成したいと思いません。というのも、そうすることがいいとは思わないからです。このような作品は長い時代の産物であるべきで、長ければ長いほど良いのです。 モニュメントの精神は常に堅持されるべきですが、しかし聖堂はその精神を受け継ぐ幾世代もの人々の意識次第で生きも死にもし、そうした幾世代の人々と共に生き、 形を取っていくのです。」アントニガウディ

後世に設計図や資料を残すだけではなく、思想的側面も残す。
彼の思想は時代を超えて受け継がれる。
彼を忘れる人がいない限り、彼は一生この世界に生き続けている気がする。
生きた証を残す。俺の死ぬまでにやりたいことが増えた。

サクラダファミリアを見学して感じたことを一言で表す
それは「ガウディは過小評価」
もっと違う表現あっただろと思うかもしれないが、芸術に興味がない俺が表現できる最上級の褒め言葉だ。もっと日本人に知られていてもおかしくない!!

そこで、個人的にバルセロナで過小評価されているランキングを発表します。
バルセロナで過小評価されているトップ3
第1位アントニガウディ
第2位セルジロベルト
第3位セルヒオブスケツ

3位セルヒオブスケツ。バルサの不動のピポーテとして10年以上君臨し続けた。スペイン代表ではロドリをCBに追いやるほどの実力。目が後ろについてるのではないかと疑うくらいに視野が広く、パスレンジが長いのが魅力。
2位セルジロベルト。ラテラル、インテリオール、ウィング全てのポジションで及第点以上の活躍を見せるユーティリティプレイヤー。ユーティリティプレイヤー故にスタメンに定着することはなかなかなっかたが、出場した時の安定感はピカイチ。現在のメンバーで唯一ペップ時代の黄金期を経験している。
1位アントニオガウディ。バルセロナ出身の建築家。ガウディの作品を見るためだけにバルセロナに行く価値あり。形容する言葉がありません。彼を形容するのが烏滸がましいくらい。メッシがGOATならガウディはGOD。

そんなことはさておき、俺の芸術に対しての価値観を変えてくれたサクラダファミリアとガウディ。日本にいたら絶対に変わることはなかった。これだから海外旅行は面白い。

2026年に完成する予定のカンプノウとサクラダファミリアを見に嫁とハネムーンで来ます。


ガウディの作品群のひとつであるグエル公園


カサ・バトリョ


カサ・ミラ

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