見出し画像

【花の写真】花を愛でる仲間を増やしました💕

先日、道端に咲いている雑草の小花の写真を撮ろうと、膝をついて覗きこんでスマホを向けて、立ち上がって歩き始めた時に、後ろから声をかけられました。

「あんな小さなお花を撮っていたんですね〜」

振り返ると、70代半ばくらいに見える女性がニコニコしながら私に歩調を合わせて歩いていました。

髪は染めないで、でもスッキリとまとめて、着ている服もおしゃれ感がある上品な女性。

「あなたが何を取っていたのか見てみたら、こんなに小さなお花だったから…。ほんとにこんなに小さなお花を撮ってたのね〜。」と言って、親指と人差し指で花の大きさを作りながら、私が手にしていたスマホを覗こうとする仕草をしました。

私は今撮ったばかりの写真を開きながら、「趣味で撮ってます。こんな感じに…」

これがその写真です

そう言って、今撮った写真の他にも何枚か見て頂きました。

「あら、このお花素敵ね〜。何の花?」

「あ、私は花の名前は全然覚えてないんです。😅」

「今まで全然気がつかなかったけど、見回すとお花がたくさん咲いてますね。知らなかったわ〜。」

ぐるっと辺りの地面を指差しながら視線を向ける女性。

「そうなんです。気づかないと無いのと同じなんだけど、気づくとあちこち花だらけなんですよ。」

「あらぁ、知らなかったわ。いいこと教えてもらって、よかったわ〜。お花見ながら歩いたら楽しいわね。覗いちゃってごめんなさいね。」

「いえいえ、こちらこそ、覗いて頂いてありがとうございます。写真を見て頂けて嬉しいです。😊」

「教えてもらってありがとう。」と何度もお礼を言いながら、女性は私の前を足早に歩いて行きました。

後ろから見ていたら、辺りの地面に咲いている花を確認して数えるかのようにして頭を右に左に向けながら、去って行きました。

ここは街中のアスファルトの道路だけれど、街路樹の根元や、道路を外れた所には生垣や芝生があり、たくさんの雑草が生えていて、次々と可愛らしい花を咲かせています。

あの女性はこれから、この町にはお花が溢れるように咲いていることを楽しんでくれるのだと思うと、お仲間が一人増えた嬉しさが湧いてきました。

サポートいただきありがとうございます。いただいたサポートは、参考図書の購入など、更に良い記事を書くために使わせて頂いています。