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「ジャスミン」ティア&ディマシュ/ディマシュin中国3

(Dimash 31)
(9,925文字)
(第1稿:11月9日~14日)


★YouTube動画①
『【纯享】#袁娅维 #迪玛希 时隔五年再合作【第十届丝绸之路国际电影节】』([Pure Enjoy] ティアとディマシュが5年ぶりに再びコラボ [第10回シルクロード国際映画祭])
By 中国电影频道 CHINA MOVIE OFFICIAL CHANNEL  2023/09/27 


★YouTube動画②:(ディマシュに限定ファンカムビデオ)
『【4K Fancam 】“Jasmine 茉莉花” 【迪玛希 Dimash & TIA袁娅维】 The 10th film festival "Silk road" Fuzhou 27.09.23』
By Daididau Dimash 2023/09/28  Cr:微博@迪玛希Dimash高清视频专属



 

【第10回福州シルクロード国際フィルム・フェスティバル】

 ディマシュin中国、第3弾です。
 9月20日、「ゴールデンパンダ賞授賞式」閉幕セレモニーの出演を終えた小歌神ディマシュ・パンダ君は、次の日の21日、「成都双流(チォンドゥ・シュアンリゥ)国際空港」から「北京T3国際空港」に向けて出発しました。

 4日後の25日には、北京を出発して「福州長楽(フーヂョウ・チャンルァ)国際空港」に到着。
 この中国シリーズが始まってから小歌神ディマシュ・パンダ君が飛行機に乗った回数は、これで10回目になります。
 だんだん体調が心配になってきますな。
 ただしディマシュ公式のIGは、北京に到着してから福州に行くまでの3日間に写真集や動画などを投稿しており、ご本人さんは小歌神はともかく、パンダ君から人間に戻るために休んでたか、または歌の練習をしていたか、でしょうかね。

 さて、次は9月27日の「第10回福州シルクロード国際フィルム・フェスティバル」です。
 このフェスティバルについては、カザフスタンの「tengri.life」というインスタグラム・アカウントの投稿文が詳しかったので、そちらを翻訳します。

★tengri.lifeと tengri.nextのIGより。9月28日付。


『ディマシュ・クダイベルゲンは、中国の福州で開催された「第10回シルクロード国際映画祭」のガラ・コンサートのオープニングを飾りました。
 ディマシュ・ニュースによると、6年前に(中国のTV番組)「I am a Singer」プロジェクト(『Singer2017』)に一緒に参加した歌手のティア・レイと共に、中国の民謡『ジャスミン』を演奏したそうです。
 コンサートが行われた巨大なステージは、海の青と、この国の伝統的な赤色で彩られていました。 ダンサーを乗せたボートが空中に「浮かび」、デュエットの下で花が「咲き」ました。
 ティアとディマシュが演奏したこの曲は、すでに18世紀には登場していました。何世紀にも渡って多くのバリエーションを獲得してきましたが、中国内外の多くの重要な出来事で常に歌われ続けています。
 映画祭では、この曲はまったく新しい色で輝き始めました。ボーカリストと大合唱団のデュエットで始まり、ダンサーによる世界のさまざまな国のスタイルのエネルギッシュなメドレーが続きました。
 世界中から集まったカザフスタンの歌手のファン達はショーを大変喜び、コメントで歌手に感謝の意を表しました。』
  (tengri.lifeの投稿文、終了)

 そして、どういう映画祭かは、さっぱりわからないという(笑)

 調べました。
 84 の国と地域から約 500 本の応募があり、その中から 140 本の映画が審査員による評価のために選ばれ、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀ドキュメンタリー映画賞を含む10のゴールデン・シルクロード賞が与えられるということです。
 また、一帯一路構想 (BRI) とシルクロード国際映画祭が両方とも10周年の節目で、これを踏まえて「シルクロードの10年、祝福された映画」という映画成果展示会、BRI全国映画展示会、映画パノラマ、映画フォーラム、映画マーケットを含む9つの主要な活動が開催されたそうです。
 特に「一帯一路国立映画展示会」は、一帯一路に参加する国や地域に参加を呼びかけ、映画・テレビ産業における文化交流や産業協力を効果的に促進する国際交流プラットフォームを構築した、とのことです。

やっぱり、文章だけではさっぱりわかりませんでした(笑)


【ティア・レイのプロフィールと、ディマシュとの関係】

《歌手ティア・レイ》

 ティア・レイ、中国名「袁婭維」(Yuán Yàwéi)は、1984年12月12日生まれの中国湖南省の出身で、現在38才です。
 2017年にディマシュが大ブレイクした中国のTV番組『Singer2017』で、ディマシュとともに出演していた歌手のひとりです。
 彼女の歌のジャンルはジャズ、ソウル、R&Bで、『Singer2017』の時にはR&B色が非常に強い歌手でした。
 そして、超絶に上手いです。本当に驚きの上手さです。
 しかし、実はティアのようなタイプのR&B系女性歌手は、なぜか大衆人気を獲得しにくく、本人もそれについてのコンプレックスがあるのか、番組中に垣間見える彼女の「自信の無さ」がとても気がかりでした。
『Singer2017』の優勝者サンディ・ラムは、ティアの歌唱を評して「この歌はものすごく難しいのに、ティアはさも簡単そうに歌う、だから聴衆はこの歌の難しさに(したがって彼女の上手さにも)全く気がつかない」と言っていました。
 そして、やはりというべきか、彼女は3回戦で敗退します。
 しかしティアは次の年の2018年、中国映画「The Ex-File: The Return of the Exes」、中国名「前任3: 再見前任」の主題歌『Be Apart』で大ブレイクを果たします。
 曲調はオーソドックスなバラードで、彼女のR&B系のパワフルな歌唱は封印されたような、しかし彼女の声に宿る「寂しさ」が非常によく表現された全編ウィスパーボイスでの歌唱でした。
 それが功を奏したのか、この曲はIFPIのグローバル・シングルチャートで1.8億回ものストリーミングを記録し、その年に世界で7番目に売れたシングルになりました。

★YouTube動画③:
『Be Apart (The Theme Song of "The Ex-file: The Return of the Exes")』
 by Tia Ray  2017/12/27

 
 2020年、ティアは『Singer2020』にリベンジ歌手として出場し、2017年の時とはまるで別人のような自信に満ちた歌唱で準優勝を飾りました。(優勝はフア・チェンユ)
 2021年には4枚目のスタジオアルバム『Once Upon A Moon』をリリース。国営放送の中国中央テレビ(CCTV)から「最も人気のある女性歌手オブザイヤー」賞を受賞しています。


《ティアとディマシュ》

 『Singer2017』で、ディマシュは中国語を話せない自分は番組などで苦労するだろうと考えていたそうです。
 ティアはそんな彼に最初からとても積極的に英語で話しかけてくれた人で、ディマシュも彼女と一緒に楽しそうに歌ったり話したりしている様子を、番組のエピソード動画などでよく見かけていました。
 ティアが脱落する第3期結果発表の場面では、トリシャが第7位に決まり、彼女が安全だとプロデューサーが告げた時、トリシャの隣にいたディマシュが何かに気がついたような顔をします。
 最終結果が発表になり、最下位のティアと彼女の脱落を決めた挑戦者の趙雷がハグしているすぐ後ろで、意気消沈した様子のディマシュが悔しそうに唇を嚙んでおり、その後には彼が悲しくて怒っている表情もアップで映っていました。
 ティアが皆と別れの挨拶をしている時、ディマシュが去っていくティアへ、彼女の温かい友情への感謝を込めて「君は本当に良い歌手だ、愛してるよ」と言いながら背中からハグして彼女の頬にキスする様子を、TVは映していました。
 エンディングで過去の苦労話を泣きながら語るティアは、この番組に出ることで、とても貴重なものを得たと語り、笑顔で去っていきました。
(そして3年後『Singer2020』に帰ってきて準優勝を飾るわけです)

★YouTube動画④:
『《歌手2017》第3期 20170204完整版: 张杰赵雷双声霸道来袭 迪玛希变身摇滚“迷弟”致敬偶像 The Singer EP.3【湖南卫视官方超清版】』
(ディマシュが気がつく場面を頭出し)
by 湖南卫视芒果TV官方频道 China HunanTV Official Channel  2017/02/05



★dimash_dears_downunderのIGより。9月28日付。写真集+動画⑤
・『Singer2017』当時の2人。
・5ページ目はティアが自分の自撮りにディを呼んで歌ってもらう動画。
・また、投稿文にはティアの詳しい紹介もあります。


 そして、今回の共演です。
 久しぶりに会った2人でしたが、2人とも会った当時の年齢に一気に逆戻りしており、まあ~可愛らしいったら(笑)

 ★jadecheung0524のIGより。9月28日付。⑥

 
 ディマシュもティアとの再会がよほどうれしかったらしく、自分のIGに次のような投稿をしていました。

★kudaibergenov.dimashの公式IGより。9月27日付。動画⑦
「今日のパフォーマンスは素晴らしい歌手と一緒です。僕と友人は『歌手(Singer2017)』プロジェクト以来7年以上の友人です。僕たちは中国のショービジネスでの上昇をほぼ同時に開始しました。『歌手』プロジェクトに参加していた間、彼女は若手歌手として人気を博し、7年経った今も若さと美しさは変わらず、すでに中国出身の世界で最も重要な歌手の一人となっています。 会えて良かったよ、親愛なる@tiarayray(ティア)。」

 
 7年以上?
 うれしいのはわかるけど、どういう計算してるんだディマシュ?
 と思いましたが、「very soon」が2カ月以上をあらわすディマシュ・ランドでは、たまに時制がゆがむことがあるようです🤣


【空港での一幕】

 さて、ディマシュは9月25日に北京から福州長楽国際空港に到着。
 その時出迎えていたdearのひとりが、ディマシュが貰って抱えていた白い花束についてディマシュに教えていました。

★dimash_alemiのIGより。9月26日付。Repost @k.dear_manis2 動画⑧

dear「それはジャスミンの花よ」
Di 「おー、マジで?」
dear「あなたが以前に歌ったの覚えてる?」
Di  「 ♪ ハオイドゥオ メイリディ……?」
dear「そうそれ! ♪ ハオイドゥオメイリディ、それがこの花よ」
Di  「へえーそうなんだ。君の方が歌うまいね、エへヘヘ」
Dear「ありがとう~💕」

 実は、大当たりでした。ディマシュが明後日に歌うのが、その歌だったのです。


【レッドカーペットのディマシュ】

 9月27日、フェスティバル当日です。
 例によってレッドカーペットのイベントがあり、ディマシュはカーペットを一人ですたすた歩いてくると、金色のマーカーを手にして、ボードにサインをします。
 前回の「ゴールデンパンダ賞」でもそうでしたが、ディマシュは背が高いので、誰よりも上の方にサインが出来ます。
 ディマシュもそれをわかっていて、背伸びしてさらに上の方に書こうとしてますね(笑)

★YouTube動画⑨:『Димаш😍 НОВЫЙ ОБРАЗ』(ディマシュ、新しい外観) By  DearsDimash EurasianFanClub  2023/09/27

 

【『ジャスミン』、由来と歌詞】

『ジャスミン(茉莉花)』は、中国の民謡の中でも特に愛唱されている曲だそうです。
 ディマシュも、中国のイベントやTV番組でよくこの歌を歌っています。
 作者は不詳、歌詞やメロディにはバリエーションが多く、曲名も一定ではなかったようですが、1957年に「南京前線歌舞団」が整理したあと、曲名は「茉莉花」に統一されました。
 この歌はプッチーニのオペラ『トゥーランドット』でも使用され、日本にも伝来していたため、ヨハン・シュトラウスの次男ヨーゼフ・シュトラウスは『日本行進曲』にこの曲のメロディの一部を採り入れたそうです。

 歌詞は非常に簡単で、今回のステージでは以下のように歌われました。

『ジャスミン』(茉莉花)歌詞

(2人と一緒に歌ってみよう!)

 《ディマシュ》
好一朵美丽的茉莉花  :美しいジャスミンの花一輪
(ハオイドゥオ メイリディ ムォーリ―ファー)
好一朵美丽的茉莉花  :美しいジャスミンの花一輪
(ハオイドゥオ メイリディ ムォーリ―ファー)
芬芳美丽满枝桠    :満開に咲き誇り、香り高いその枝を
(フェンファン メイリ マン ジューヤ)
又香又白人人夸    :より白くより香るその花を、人は称える
(ユージャン ユーバイ レンレンクア)

 《ティア》
好一朵美丽的茉莉花  :美しいジャスミンの花一輪
(ハオイドゥオ メイリディ ムォーリ―ファー)
好一朵美丽的茉莉花  :美しいジャスミンの花一輪
(ハオイドゥオ メイリディ ムォーリ―ファー)
芬芳美丽满枝桠    :満開に咲き誇り、香り高いその枝を
(フェンファン メイリ マン ジーヤ)
又香又白人人夸    :より白くより香るその花を、人は称える
(ユーシャン ユーバイ レンレンクア)

 《ティアのボーカル、ディマシュのヴォカリーズ》
让我来将你摘下    :すぐにもおまえを摘み取って
(ラングウオ ライ ジアン ニーチャイシャ)

 《デュエット》
送给别人家      :誰かの家にあげようか
(ソング ゲイ ビエ レンジーア)
茉莉花呀茉莉花    :ジャスミンや、ジャスミン
(ムォーリーフアー ヤ― ムォ―リーファー)

 《コーラス隊》
好一朵美丽的茉莉花  :美しいジャスミンの花一輪
(ハオイドゥオ メイリディ ムォーリ―ファー)
好一朵美丽的茉莉花  :美しいジャスミンの花一輪
(ハオイドゥオ メイリディ ムォーリ―ファー)

 《デュエット》
芬芳美丽满枝桠    :満開に咲き誇り、香り高いその枝を
(フェンファン メイリ マン ジューヤ)
又香又白人人夸    :より白くより香るその花を、人は称える
(ユージャン ユーバイ レンレンクア)
又香又白人人夸    :より白くより香るその花を、人は称える
(ユージャン ユーバイ レンレンクア)

 

【歌唱の感想というか、親子の遺伝の不思議】

 実のところ歌唱の感想ってのはあんまりありませんで、ディマシュのバリトンが綺麗な声だなーとか、ティアのウィスパーボイスがカワイイなーとか、ありきたりな感想しかなくてですね🤣
 しかたないかな、歌はトラディショナル・ソングだし、映画祭イベントのオープニング・イベントだし。
 いくらディマシュが既存の歌曲の大幅な「換骨奪胎」が得意とはいえ、今回はそれ、なさそうだしなあ、などと思いながら動画を見ていました。

(注:「換骨奪胎」かんこつだったい
=道教からきた言葉で、修練をして根本から仙人に生まれ変わることをいう語。転じて、詩文の創作方法として「換骨」は、古人の詩文の意味を変えないで字句を変えること。「奪胎」は古人の詩文の内容・主意を取って作りかえること。現代のオマージュやリメイクとも言えるがもっと甚だしい)

 ところが。
 この短い曲が終了したと思われたその時、ステージの背後からワラワラとダンサーが登場し、なんか別世界が始まりまして。
 物量作戦のダンス、アフリカ系の雄叫びに陽気なアフリカンダンス、かと思えば哀愁たっぷりのスパニッシュギターとカスタネット。
 フラメンコが始まりましたが、曲の感じがなんか、いかにもディマシュに歌って下さいと言わんばかりのこの前奏は、なんすか?
 と、思っていたら。

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 必殺・超高音ファルセット・スタッカート!

 ところが……

 ちょ、ちょっと待て!
 この感じ、どっかで聴いたことあるぞ!?
 なんだっけ?
(しばし考えるがほんの0.5秒)

 ウギャーーーーーーーー!!
 ディマシュのママにそっっっくりだっっっ!!!

  どのぐらいそっくりかと言うと……

 1:ディマシュの必殺・超高音ファルセット・スタッカート
(動画の前半部分)
★YouTubeファンカム動画⑩:
『КАК ОН ЭТО ДЕЛАЕТ??!! Китай, Фучжоу, Закрытие X Silk road international film festival, 27.09.2023г.』
(彼はどうやってそれをするのですか? 中国、福州、X シルクロード国際映画祭閉幕、2023 年 9 月 27 日。)
by Ирина Кармэн 2023/09/28  Cr. Manis' Weibo

 

2:ディマシュ・ママ、スヴェトラーナさんの、若い頃の歌唱動画⑪
★dq_dearsvenezuelaofficialのインスタグラムより
・舞台でデュエットするディマシュの両親。

 
 母と息子、ほとんど同じに聴こえるんですけどおっっっ!!!???

 かつて、母がシンガーで娘が超絶ハイノートのシンガー・ソングライターって人に、ケイト・ブッシュっていうイギリスの伝説的な女性歌手がいましたよ?
 でもディマシュ、息子なんですけど??
 男の子なんですけど???
 ほんとに、どういう遺伝なんですか、どうかしてますよこの子は(褒めてます🤣)
 ただし、この息子は男なので(そりゃそうだ)、ママより筋肉や肺活量があるので、ママより声がパワフルで安定していて、リズムも正しく刻んでいます。
 そのため、より非現実感が強く、より人間じゃない感じがしますね。
 マジもんのエクストラ・テラストリアルのようです(褒めてます🤣)
 特に、必殺・超高音ファルセット・スタッカートの1番最初の発声。
 ものすっごい瞬発力とエネルギー量で、息が声帯をヒットしています。
 もんのっすっごい横隔膜のパワーと、もんのっすっごい輪状甲状筋のパワーです。(たぶん…)

 と思っていたら、今度はアラビアンナイトの踊り子が出て来て、アラビア風の音楽にチェンジ。
 ディマシュも、アラビア風のメロディというか、「蛇使いの笛」のようなヴォカリーズを歌います。
 イベントの公式動画だとディマシュがちょびっとしか映らないため、ファンカム動画で確認。
 動画⑩の後半がこの「蛇使いの笛」のような箇所ですが、最後の旋回するメロディでは、ディマシュは腕まで旋回させています。
 その様はまるで、でっかいどんぶりに入った大量の納豆の糸の束を、手でくるくるっと巻き取っているかのようです。
 とっても気に入ってます(笑)

 また、このパートで歌っていない時のディマシュをファンカム動画で見ると、ほんっとに楽しそうに後ろを振り向いてダンサーに手拍子したり、踊ったり笑ったりしていて、この子は本当に音楽が好きで歌が好きなんだなあと思って、こっちまで楽しくなってしまいます。

 続いて、男性ダンサーたちのよくわからないダンスが続きますが、要するにこれは、シルクロードが通過する国々の音楽的文化を見せているってことのようです。

 ダンスパートの終了あたりで再びティアとディマシュが歌い始めて中央に寄ってきますが、ここもファンカム動画で見ると、ディマシュがティアと表情でコミュニケーションを取っていて、非常に可愛らしいです。
 ステージ上ではあまり見かけないようなニッコニコのディマシュです。
 いちファンとしては「推し」が楽しそうで幸せそうにしていてくれるのが一番嬉しいので、この顔だけでOKでごさいます(笑)

 ステージは背景に花火が上がり、ティアとディマシュの華麗なデュエットは終了しました。


【ディマシュの背中】

《ステージ美術の謎》

 さて。
 このようにして音楽祭のオープニングセレモニーは終了しましたが、会場を去るディマシュが玄関外の車溜まりにいる動画がありまして。
 ただ、ステージでは夜だったのに、この場面では昼間か夕方のようです。
 どうなってるの? 
 この動画がリハーサルの帰りだったのかな?
 いやそれはないな、スタイリストのQi氏とディマシュがハイ・ファイブしてるからな。
 それとも、あのステージ自体が大規模なセットとTV画面上のCGで出来ていたとか?
 最初に女性が乗った三日月のような船が空中に出て来ますが、ロングの映像を見てもどこにもクレーンが無いのです。どうやってこの船を吊るしているのかが非常に謎。
 さらに、ダンスパートになるとステージの上に漢字の文字が浮かぶのですが、これもどうやって浮かばせてるのかよくわかりません。
 これらがもしも超巨大なスタジオでの撮影で、三日月の船も漢字も、合成やCGなどで作られた画像なら、その方が自然に見えるというくらいです。
 ともかく、ステージ美術はよくわからんので置いておきまして。

《ディマシュの背中》

 以下の⑫のファンカム動画で、会場から出る送迎車を待つディマシュが、画面右のほうから左奥へと移動しながら、上着を脱いでいます。

★dear_4yleenのIGより。9月27日付。#Repost @mingyayue78 動画⑫
投稿者「彼がジャケットを脱ぐ...研究目的でクローズアップが必要です...」

 
 続きが次の動画⑬で、ディマシュの真後ろにいた人が先ほどの続きを撮っているような感じになります。

★dimash_streaming_queenのIGより。9月28日付。動画⑬ 
#Repost @matza0210
投稿者「ディマシュの美しい背中に感謝しよう」

 
 デカっっっ!
 なんちゅうデカい背中!! 
 正面から見たらそうでもないのにね。

 そして、このデカい背中の内側にあるであろう「大きすぎる2つの肺」の存在感。
 ほとんど水泳選手の背中のようです。

 この背中を見て、思い出したことがあります。
 昔、父が役員をしていた商工会議所が主催して、施設の子供達を連れて広島カープの試合を見に行くというイベントがあり、それに同行したことがあります。
 試合前に数人のカープの選手と、当時の阿南監督が、子供達に会いに来てくれました。
 その時にすぐ目の前で見た阿南監督の背中と、この動画で見るディマシュの背中の印象が、よく似ています。
 監督はすでに選手ではありませんが、それでも普通の人間とはまったく違って非常に密度の高い筋肉をしていらして、プロフェッショナルの筋肉ってのはこんなにも「異常な感じ」なのかと感銘を受けたことがあります。

 ディマシュの背中も、阿南監督と同じような「異常な感じ」という印象があります。
 彼の特徴的なブレスのあのものすごい長さが、この馬鹿デカい2つの肺から作られているのがよくわかる、プロフェッショナルの背中なわけです。

 また、歩き出した時の腰と足の動きから、ディマシュの股関節周りが非常に柔らかいことも察せられます。
 これもまた、歌を歌う上で非常に重要な要素です。
 舌骨と肋間膜(肋骨の間の筋膜)と横隔膜は、股関節周りの筋肉と筋膜でつながっているからです。

 舌骨の自由さは、声の通りや音域の調整のしやすさにつながります。
 肋間膜の柔らかさは、呼吸のしやすさにつながります。
 横隔膜の柔らかさは、発声のしやすさにつながります。
 そしてこれらは股関節周りの筋肉や筋膜の柔らかさに影響されるのです。
 
 今回ステージで披露した「必殺・超高音ファルセット・スタッカート」も、あの発声の瞬発力やパワーは、それらの全体的な柔らかさが関係しているわけです。
 そういうことが、背中から見るとよくわかるんだなあと、ちょっと驚きました。

 そういうことも重要なんですが、個人的には、イヤモニ用のレシーバーを取ったので乱れてちょっと飛び出てしまったシャツの右後ろのすそを直したい衝動がっ……(笑)
 ホントに突っ込みどころが多くて、この子はホントに(笑)


 さて、次は「ディマシュin中国」第4弾です。
 ですが、こちらのほうこそ感想が無いタイプのイベントでして。
 ど、どないしよー😅


(終了)

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