見出し画像

【子どもの不登校】混乱の中の自分を支えてくれたことば


春休みももう終わりですね。

不安と期待が入り混じるこの時期・・

我が家では数年前、子どもの不登校が始まってまもなく春休みに入りました。

今回は当時私が感じていたこと、そして今その頃を振り返って考えることを書いてみます。


期待と不安、そして後悔

春休みに入ると、学校が休みになったことで子ども自身はそれまでよりもだいぶリラックスした様子で過ごしていたように思います。

一方、私の頭の中は

4月からは学校に行けるのか
担任の先生はどんな先生だろう
学校にはどんなふうに伝えたらよいか

そんなことを考えながら、

「環境が変われば学校に行けるかも・・」という期待
「このまま行けなかったら・・」という不安
「自分の子育てが悪かったのか・・」という後悔

この3つがごちゃまぜになったような、何とも言えないもやもやしたものが頭の中をぐるぐる回ってかなり混乱していました。

そんな中、毎晩睡眠時間を削ってネット検索した結果、自宅から通える距離にフリースクールがあることを見つけ、藁にもすがる思いで電話をしました。

大事なのは子供の成長

その電話の最後にスタッフの方に淡々とこう言われたんですね。

「大事なのは学校に行くかどうかよりも、本人が成長しているかどうかですから」

その一言に目が覚めたというか、ちょっと大げさですが雷に打たれたような衝撃でした。

そうか、そうだよね。

学校に行くかどうかはどっちでもいい。

子ども自身に目を向けて
今、子どもは何を望んでいるのか
今、子どもの成長にとって必要なものは何か

という視点で考えればいいんだと気づいたんです。

疲れているのであれば、まずはしっかり休める環境をつくる。

当時の私にできることはそれくらいしかありませんでしたが、真っ暗なトンネルの先に光が見えた・・そんな気持ちでした。

当時のもやもやの正体を考える

私自身の子育てを振り返ると、双子だと分かった時点で、「周りと同じ」は目指さないと決めていました。

乳児期はワンオペ育児で外出もほとんどできない

保育園ではいつも二人そろって並び順は一番前(要するに小柄)

そんな乳幼児期でしたが、周囲に支えられ、忙しいながらも子どもたちなりの成長を喜びながら過ごすことができました。


ところが小学校に入学してからは、

毎日の宿題をこなすこと

学校のテストの点数

習い事の成績

無意識のうちに、周囲からの評価や自分の経験からくる常識で子どもの成長をはかってしまっていた・・・そんな気がしています。

そして私があの春休みに感じていたもやもやしたもの

それは

目の前の子どものことを受け入れて応援したい気持ちと

周囲からの評価や自分の経験からくる学校は行くべきものという常識

その間で生まれた葛藤だったんだろうと今になって思います。

その葛藤は簡単に乗り越えられるものではないけれど

新しい出会いで一歩前に踏み出すことができた

そう感じています。

この春も良い出会いがありますように。

最後まで読んでいただきありがとうございます。