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プロ野球チアのその後⚾️

自分の大切なキャリアの1つであるプロ野球のチアリーダー。

それまで会社員をしていた私にとって、人生の大きな分岐点となりました。

夢を叶えてからずっと東北で過ごし、8年の年月が経とうとしています。
そして今、再び人生の分岐点に立っていると感じます。

次のステップに向けて、自分の人生が動き始めた経験を振り返っておきます。


<葉子、カンボジアへ派遣される>

最初の1歩は、会社員時代に発展途上国での研修プログラムに手を挙げたこと。

社会課題に取り組む国内外のスタートアップに飛び込み、本業のスキルと経験を活かして社会課題の解決に挑む「留職」というプログラムです。


一定のTOEICスコアがある社員へ声がかかり、その中から希望者が選考を経て、決められた国へ派遣されるというものでした。

私が行くことになったのはカンボジア。

イタリア人女性が創設した現地のNGOで、経済的に恵まれない若者を教育、雇用しジュエリー職人としての自立を支援する団体で現地スタッフと4ヶ月間を過ごしました。

今でも仲の良い現地スタッフと


カンボジアは壮絶な内戦が30年前まで続いていた国です。

不安もありましたが、実際に現地へ行ってみると成長に向かっていくエネルギーが溢れている雰囲気を感じました。

カンボジア人と接して感じたことも勿論たくさんありましたが、そこで出会った日本人が私の意識を大きく変えることになりました。

小学校を作りに来た若者 
現地で飲食店を開いた経営者
カンボジア伝統の胡椒を復活させた農家の方

それぞれが自分の想いを持ち、人生を歩んでいるのを目の当たりにして

「会社員じゃなくても良い。好きなことをやって良いんだ!」

という気づきを得て、帰国しました。

帰国後は元の会社で元の仕事に戻りましたが、もう元の私ではなくなっていました。

突き動かされるように、昔からの憧れであった野球のチアリーダーの募集を調べ、見つけた楽天イーグルスのオーディション。

締切はなんとその翌日でしたが、様々な幸運が重なり滑り込みで応募することができました。

書類を出す際、

「これで受かったら運命だなぁ」

と思ったことを今でも覚えています。


<葉子、うっかり合格して東北へ>

実は当時、会社員をやりながら週末はアメフトチームのチアリーダーとして活動していました。

東京ドームでの試合

その練習を休んで仙台へ行き、あっさり合格。
翌日には地元紙にも掲載され、後には引けない状況になってしまいました。

会社やチームには申し訳ない気持ちもありましたが、
合格をした瞬間、とんでもないことになってしまったという気持ちはありつつも、辞退するという選択肢はありませんでした。

そして、29歳で遅咲きのチアリーダーとして東北での生活が始まりました。

楽天イーグルスではチアリーダー兼球団職員としても勤務させていただき、チアリーダー業界としては破格の待遇だったと感謝しています。

ただ、プロ野球のチアリーダーとしてはルーキーである私は、大学生の先輩から叱られたり、デビューまでの道のりは険しいものでした。

それを乗り越えた先で、夢を叶えてフィールドに立った瞬間は本当に胸が熱くなりました。

フィールドでのパフォーマンス(球団提供写真)


地方遠征では東北6県の試合に出演し、一番遠い青森の試合では、

「ここまで来てくれてありがとう」

と、年配の女性が涙を流しながら手を握ってくれたことが忘れられません。
実はこのエピソードを思い出すと今でも涙が出てきます。笑


自分の意思で1歩踏み出した世界の先には、かけがえのない経験が幾つも待っていました。

そして、3年間の活動を経て2019年にチアリーダーを卒業しました。

本場アメリカでは女性のロールモデルとなるチアリーダー。
私はチアスピリッツという理念がとても好きで、引退した今でも常に笑顔で元気に挨拶をし、思いやりを忘れないよう心がけています。

誰にもできるものではない、自分が得た宝物だと思っています。

<葉子、東北に居座る>

先進国・発展途上国・都市・地方と様々な地域で生活をしてきましたが、

東北は自分にとって一番居心地の良い場所でした。

街がコンパクトで移動しやすい
自然が美しい
食べ物が美味しい

といった環境的な側面もですが、何よりも魅力を感じたのは「人」です。

都会の競争社会しか知らなかった私は、東北の人が持つ穏やかさに心を奪われました。
こんなに優しくて大丈夫?と最初は心配していたくらいです。

特に現在の拠点の1つである岩手県北上市では、お裾分けが盛んに行われていたりとカルチャーショックを受けました。

もちろん田舎ならではの不思議な慣習もありますが、それを凌駕する人の優しさに自分の心が癒されていく経験をし、東北での豊かな生活は私の人生を大きく変えました。


そんな東北に恩返しできることはないか。

チアリーダー引退後は、仙台での3年間の会社員生活を経て、現在は仙台・北上・そして実家の東京を含め2.5拠点生活をしています。

自分にできることは何でもやる!という意志で、

\2.5拠点生活パラレルワーカー/として活動中です。

・地域住民の健康づくりのためのヨガ、チアダンス教室

・街を面白くする人材を育てる北上、仙台でのまちづくり講座

・東北の関係人口づくりの活動


そして現在挑戦中のBeauty Japanでは、東北から初のグランプリを出したいと考えています。

出したい、という言葉は挑戦している立場では適切ではないかもしれませんが、自分の中から出てきた言葉がこれでした。

自分のことよりも他人のこと、そんな東北の優しすぎる女性たちに、
自分が輝いても良い時代が来たと伝えたい。

そんな東北からのグランプリは、東北の女性たちに勇気を届けられると信じています。

私の人生を豊かにしてくれた東北にこれからも恩返ししていきます。

東北の女性たちも、人生の主導権を自分に!

Beauty Japan2023
東北からの出場メンバーと


【🏳️‍🌈Beauty Japanの葉子応援方法🏳️‍🌈】
noteの記事にイイネ♡をしていただくことが直接応援になります🙏

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🌷Beauty Japan2023🌷
日本大会は11月9日(木)横浜大さん橋ホールにて開催!!

Beauty Japanはキャリアを活かして社会貢献できる女性の発掘・支援を目的とした大会です。

日本大会では東北から初の総合グランプリを📣
応援よろしくお願いします❤︎

東北から出場する仲間!
AYUMIさん
https://www.facebook.com/ayumi.higuchi.963

木村郁子さん
https://www.facebook.com/ikuko.kori

岩沼ちひろさん
https://www.facebook.com/chihiro.iwanuma

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