フォルケホイスコーレin鳴子温泉②
人生で初めてのフォルケホイスコーレ2日目。
鳴子温泉の宿なので、もちろん朝から温泉に入って1日が始まる。
そして朝ごはんの前に、皆さんからリクエストを頂いてヨガのプチレッスンを。
私が普段教えているヨガビリーを皆さんにも少し体験していただきました。
朝から温泉に入ってヨガで身体をほぐして、なんて贅沢な時間!
そしてプログラムは、昨日1日を過ごしてみての感想シェアからスタート。
面白いことに、たくさんのプログラムをこなして疲れたという感想がある中、私が感じていたのは真逆で。
いつも忙しく過ごしていたからゆっくりできた、という感想だったのです。
同じことをして過ごしていても、人によって感じ方が全く違うということに驚きました。
そして2日目の午前中はメイプルシロップを採りに冬山へ。
山に設置した容器に入ったカエデの樹液を回収して煮詰めます。
3分クッキングのように、すでに煮詰めたものを用意していただいていたので、ホットケーキにかけて山の恵みをいただきました。
手間暇かけて作ったメイプルシロップの美味しいこと!
買えば早いのに、時間をかけて丁寧に作ったものはやっぱり味も違います。
午後は神社へお参りして禰宜さんのお話を伺ったり、お寺へ行って座禅を初体験。
私にとって今回の旅のハイライトがお寺での体験でした。
まず住職さんから伺ったお話では、
お釈迦さまの教えで「中道」という考え方があるということ。
自分が輝けるちょうど良いところ、というイメージでお話をしていただきましたが、
自分らしさを考える時に、「右手」に例えてくださいました。
手だけを一生懸命見ていてもそれがどんな役割なのかわからないが、俯瞰して身体全体のバランスをみた時に右手の役割が見えてくる、というお話でした。
また、自分という存在を考える時に2つの繋がりも考えてみましょうと。
・先祖から命の営みが続いている縦の繋がり
・この世にある全てのものは誰かが作ったものであり、自然でも人工物でもそれを使和せてもらって生活が成り立っているという横の繋がり
そんなお話を聞いた後に座禅をしていると、ふと強い風が吹いて、
「自分というのは宇宙から俯瞰してみてみると、風が吹けば吹き飛んでしまうようなちっぽけな存在。
そんなちっぽけだからこそ、ここに存在しているといことそのものが奇跡であり、頑張ろうと頑張らまいと、私はここにいるだけで100点満点!でもどうせなら楽しいエネルギーを発する存在でありたい」
そんなことを考えました。
住職さんの言葉が参加者の心に沁み渡り、1つ1つの体験はよくあるものかもしれないけれど、プログラムの核心に近づいているような感覚になっていきました。
夕食後のアフタートークで、主催者の方から明かされたのは「参加者の感情のマネジメント」をしてプログラムを作っているとのこと。
今の自分の興味関心でもあるウェルビーイングとも通じる部分が多く、フォルケホイスコーレを北上でやりたいかもしれない、という気持ちが徐々に芽生え始めているのでした。
最終日に続く。
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