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「本当の鬱」って??


「大坂なおみのうつ病はウソだ!うつでグランドスラム制覇できない!本当のうつ病は~~」

ツイッターでこういうのを書いてる人がけっこういてます。

といっても僕がフォローしてる人の中には単独で(リプライではない)ツイートしてる人はいませんでしたが…

先に結論を書いておくと、こうです。

「若干疑問点はあるが、うつにホントもウソもないことは確か」

※あと、"うつ(状態)"か"うつ病"かで話が変わってくるんですが、自分の主張としてはどちらにしても変わらないのでここでは考えないものとします。


***

大坂なおみ選手が「うつ」を公表したわけですけど、これに対して同じうつ病の人からも

「都合良く病気を出すな!うつ病の人に失礼だ」
「本当にうつ病であればコートに立つことすら難しい。私は寝たきりになった」

というような声が上がっています。

一方で、病気を公表し、棄権して休養するという大きな決断をした点を評価する意見もあります。

僕もこの決断を下したことはすごいと思います。
だいぶリスクあります。何言われるか分からないし、今後の選手生活にも影響出るかもしれないですから。

ただ一点、僕が「ん?」と思っているのが公表したタイミング。

一連の流れを超ざっくり言えば、

会見拒否→罰金、今後出場停止も有り得る→実はうつ病でした

という感じです。

厳しい処分が下されたために、病気を出して同情や免罪符を得ようとしたのでは?とどうしても考えてしまうのです。
正直言って、僕はこの可能性を疑っています。

ただ一方で、シンプルに、心身限界がきたから休養することを決めた、ということも考えられます。
そうであってほしいと思います(変な言い方ですが)。

しかし、結局のところ、こればかりは本人の言うことを信じるか信じないかしかないのです。


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僕も「偽鬱」とか「軽度も軽度」とか書かれたことがあります。
ふざけんなって感じですけど、他人からそう思われるのも無理もないと僕は思っています。だってそう見えるんだから。

ですが、

「しんどい」「辛い」は100%自分が決めること。

他人が判断することではありません。
誰が何と言おうと、本人が「辛い」と言えば辛いのです。

うつ病はレントゲンには写りません。医師の診断も、本人の申告をもとに下すものです。症状も千差万別です。怠けてるだけに見える人もいれば、椅子に座ることさえできなくなる人だっている。

だからこそ、抑うつやうつ状態やうつ病というこは複雑で難しい病気なのです。

真相は本人の中にしかない。
これだけは断言出来ることです。






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