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脱真面目・完璧主義に!「読書の全技術」

noteで新しく書籍紹介をはじめていきます。

「コロナ後を見据えて、今のうちに読書で知識を蓄えよう」と最近よく言われます。Voicy聞いてても読書ネタが多いです。MBさんとか大手町のランダムウォーカーさんとか…

それを意識して……もあるけど、単に知らないことを知れる楽しさや喜びが得られるというのが読書のいいところ。

で、こうして読書メモを書いていくわけですが…理由としては「紹介したい!」というよりは「自分のため」というのが一番。

本は読んだら読みっぱなしではなく、内容を人に話したり文章にまとめたりしてアウトプットすることで、知識が整理されて定着しやすくなるとのこと。

というわけで、さっそく1冊目の本です。

この本は「たくさんの本を、速く、精密に読み込む」技術が書かれています。

「いや、俺私そんなに本読む気ないし」

…そう思ったあなた、戻るボタンはちょっと待ってほしい。。

僕は想定している読者さんである

うつ持ちの方にも効果が期待できるんじゃないかと思っています。


「復職・再就職してもまたしんどくなって脱落、とならないために、生真面目完璧主義を取っ払おう」ということを、当noteマガジンで度々言ってきています。

それを身につけるツールとして、『読書の全技術』が役に立ちそうだと感じました。

その心を今から紹介していきます。

***

まず読書にあたって、まず多くの人が陥りやすい思考

「本は綺麗に保たないといけない」
「最後まで読まないといけない」

これ、全部いらないんですね。

どんどん線を引いて、書き込んで、ページを折って汚す。

途中どんどん飛ばしていいし、全部読み切る必要もない。


▷▶︎▷▶︎3色ボールペンで豪快に書き込む

「おいおい、ページに書き込んだら売れなくなっちゃうじゃないかよ」

僕も最初そう思ってて、帯もつけたままピカピカの状態を保とうとしてたんですけど、「ほぼ未使用」「美品」でメルカリで売っても、利益なんてほんの数百円。
そのために用途が制限されてノートとして活用しづらくなることのほうが結果的には"もったいない"のです。

…で、「線を引く」というのは、ラインマーカーで綺麗に引くのではなく、3色ボールペンで豪快にガーっと引いて、書き込んで、キーワードにグルグル丸をつけるのです。

3色の色分けとして

・赤→超重要。赤線を見ただけで文章の主旨がわかる箇所

・青→まあまあ大事。あらすじや要約となる箇所

・緑→「おもしろい」「キター!」と感じた箇所。要約や重要ポイントとは関係なく自分の好みで

と本書にはあります。

ですが、厳密にこだわる必要はありません

スピード感重視で、細かいことは気にせずどんどん引いていく。
ここで色分けの基準やどこにどこまで線を引くかを気にしていると、逆に神経質になってしまい、本末転倒なことになってしまう。

なのでスラスラどんどんいっちゃいましょう。

▷▶︎▷▶︎ページの端を折る

そして「ここ大事だな」「また振り返りたいな」と感じたページには端を折っていきましょう。本が分厚くなるくらいでOK。

付箋でもいいけどここはあえて"折る"。本を汚すことの抵抗感を振り払うためです

▷▶︎▷▶︎「全部読まなくていい」

「本は買ったからには、全ページ最初から最後まで読み切らないといけない」

こう考えてる人も多いかもしれません。ですが、それもしなくていいんですって。

「ここが知りたい」
「ここは自分に合ってそう、使えそう」

そういうところだけをピックアップしてつまみ読みすればOK。ひとつでも何か今後に活かせる学びが得られれば、それだけで1500円払った価値は十分あるのですね。

この本でいえば、ラストに「社会人が読むべき50冊」の章があります。たぶん筆者としてはここが一番伝えたい所なのかもしれません。
ただ僕にとっては必要ない(そこまで読む気がない)のでガン無視して読み終わりました。

僕はボールペンの書き込み術を身につけたので、それで本棚に戻してOKなのです。筆者もそういう読み方でいいと書いています(この本は全部読んでくれと言ってたけど)。

大切なのは、「読破」「読了」することより、知識の「吸収」なのです。

***

ということで、一度何か積ん読した本を、ボールペンで線をひいて、丸をつけて、ページを折ってみましょう。

最初は抵抗あるけど、何冊かやれば慣れてきて、「きれいに読破せねば」思考もスっと消えていって、ラクに読めると思います。おすすめです。






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