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あけましておめでとうございます。
今年度も健康問題と環境問題に特化しながら、有益な情報を発信できればと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

一年の計は元旦にあり
 昔から「一年の計は元旦にあり」と言いますが、その意味について深堀してみます。元日に今年一年のことを考え、どのように過ごすのかの目標を立てることが良いと言われています。一年の目標を元日に考え、イメージすることには医学的にも意味がありそうです。イメージするとか想像するという行為は医学的に前頭前野の活性を高めてくれることが知られています。前頭前野の活性の低下はうつや慢性疼痛でも問題になっており、イメージや想像をしないと、前頭前野の活性が低下してしまいます。
 それに加えて、前頭前野は自律神経や運動、感情、記憶などを司る部位と密接に関係をしており、前頭前野の活性低下は、これらの部位の活性を低下させ、様々な病気を引き起こします。例えば、自律神経であれば内臓機能の低下や手足の冷えなど、また感情であればイライラしたり、落ち込んだり、不安になったり、記憶に関しては認知症などにも影響してきます。そのため、1年の初めにこの1年を考えて様々なことを創造することは前頭前野の活性を引き起こし、年の初めから身体の調子もよくなるものと考えられます。その意味で「一年の計は元旦にあり」は、健康に取ってとても意味のあることなのです。

病気の半分は社会的要因が問題
 病気の半分は、社会的な要因が根底にあると言われています。近年、多いストレス疾患も現代社会が生んだ病気と言っても過言ではありません。ストレスは、対人関係や仕事の不満などで起こることが多いことから、これも社会が作った病気とも言えます。自分のやりたいことをやりたい人と行えれば、そこまで強いストレスにはならないので、社会が生んだ病気の原因であると考えています。そして、特にコロナ禍では将来に不安を持ったり、先が読めない不安がありますし、第4次産業革命により、多くの仕事がAIに代替されるということもよく耳にするかもしれません。そのような、不安やストレスが溜まれば、前頭前野の活性は低下し、それをきっかけに様々な病気を起こすのです。
 そのため、前頭前野の活性のためにも何かポジティブなことをイメージする必要があるのですが、そのような機会は少ないかもしれません。そのため、元日ぐらいはこの1年のポジティブなイメージを持ち、脳も身体も活性化させることが大切であると思われます。ちなみ、前頭前野を活性する方法はポジティブなイメージを持つだけでなく、瞑想などのマインドフルネスや日記などをつけ自分の生活を振り返る、認知行動療法などもあります。
 便利になった世の中だからこそ、その分多くのストレスを感じるもの今の時代の特徴です。そのため、まずは自分の前頭前野を活性化するために、ポジティブなイメージを持つこと、そして自分が過ごしやすい環境を作るためにも、社会問題に目を向けて行動することが大切なのだと思います。

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