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【ターコイズステークス 2023】重賞展望~年内最後のハンデ重賞!トリッキーな中山コースを攻略せよ!~

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年内最後の牝馬限定かつハンデ重賞・ターコイズS。過去8年の1番人気の複勝率は37.5%と信頼を置くにはやや不安が残る。事実、重賞に昇格した2015年には1~3着まで2桁人気馬で決着するなど荒れるレースと見て良いだろう。その要因はコース形態にあり、ゴール前の急坂と特殊なコーナー形状となるおにぎり形の中山コース外回りを使用するマイル戦。レース攻略にはコース適性の高さが鍵になるのはリピーター傾向の強いことからも伺える。また起伏の激しさからパワー要求値の高いレース。血統面では父もしくは母父にRoberto系を内包する馬が好成績。人気薄の激走も多い波乱含みのレースだ。


過去8年比較

〇前走別
パワーと持久力が問われるトリッキーな中山コースらしく同距離もしくは距離短縮組が好成績。また前走大敗からの巻き返しが顕著なのもこのレースの特徴で、特に重賞を二桁着順で敗れた馬には注目したい。逆にOPクラス以下からの臨戦で馬券になった馬は大波乱決着となった2015年を除き、全て前走で馬券内に入っている。

〇脚質別
ゴール前の急坂は先行勢にとって厳しいものとなり、ゆえに逃げ馬は(1-0-1-6)とやや不振。好位もしくは中団から差し脚を伸ばす馬が好調で、後方からの追込も届くが上がりの速さが絶対条件。

〇騎手別
後方からの捲りを得意とするM.デムーロ騎手が好成績。母数は少ないが(2-1-0-0)の連対率100%を記録している。今年もターコイズS二連覇を果たした中山巧者・ミスニューヨークに騎乗予定。

〇好走ファクター
①中山適性の高さに注目。リピーター傾向も強いレース
②位置を取れる機動力が必須。追込ならば上がりの速さを
③中山巧者のM.デムーロ騎手に注目

人気馬考察

※想定人気から選定

コナコースト
今年の桜花賞2着馬で、その時の勝ち馬がリバティアイランドだったことを考えれば”準桜花賞馬”と評価しても良い一頭。その後のオークスでは後方から、秋華賞では逃げと極端な競馬続きなだけに巻き返しは十分あり得る。マイル戦では一度も連対を外していない安定感も魅力。不安材料は脚質。ゴール前の急坂があるゆえに逃げ馬には厳しいレース。前走同様逃げてしまうと展開的には不利か。

ヒップホップソウル
中山競馬場を舞台とした2走前の紫苑Sではモリアーナに差し切られ2着に敗れたが、後方有利な展開を先行して好走する強い内容だった。前走秋華賞では9着だったが、有力視されるコナコーストと同タイムであることを考慮すれば、あちらが評価されるなら抑えておくべきか。また鞍上が中山芝1600mリーディングの横山武史騎手というのも心強い。不安材料はコース適性。中山では紫苑Sで好走を見せたものの、今回と同条件となるフェアリーSでは大敗している。トリッキーなコースに対応できるかどうか。

サウンドビバーチェ
今年の阪神牝馬Sで重賞初勝利を挙げると前走ヴィクトリアマイルでも後にマイルCSを勝利するナミュールに先着する5着に健闘。昨年の秋華賞でもスターズオンアースと0.3秒差と実績ならメンバー中でも上位。好位から競馬できるため、コース適性的にマッチしそうな一頭。不安材料は出走間隔。前走ヴィクトリアマイルから7ヶ月以上空いてのレース。気性面に難がある馬だけに休養明けのレースで入れ込んでしまう可能性も。

注目馬

ルージュエクレール
前走秋風Sではスタートで出遅れたが、内を追走し直線で大外に切り返した後、上がり2位に1.2秒差を付ける末脚で差し切り勝ち。3勝クラスの馬だが臨戦過程と後方から追込むスタイルは昨年のフィアスプライドを彷彿とさせる。前走より軽い52kgの斤量に加え、このレースと相性の良いRoberto系のエピファネイア産駒というのも好印象。

キタウイング
年始のフェアリーSでは11番人気の低評価を覆し勝利。今回のレースで有力視されるヒップホップソウルに先着する内容と飛躍を期待させる内容だったが、その後は凡走続き。一方で前走秋華賞ではコナコーストやヒップホップソウルと差の無い走りを見せている。人気落ちで得意舞台に変わるこの辺りが掬い時か。内枠を引いてイン突きを狙いたい。


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