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【愛知杯 2024】重賞展望~新年最初の牝馬限定ハンデ戦!4年ぶりの小倉開催を制する女傑を狙え!~

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新年最初の牝馬限定ハンデ重賞・愛知杯。中京開催だった昨年に変わり、今年は4年ぶりとなる小倉競馬場での開催。過去10年で斤量有利の馬よりも最重斤量を背負った馬の好走が目立つ。人気別では1番人気の成績が(3-1-1-4)と絶対の信頼を置くには心もとない数字で、逆に7~9番人気が最多の4勝、複勝率も22.2%と好調。小倉開催だった2020年には9番人気、5番人気、11番人気で決着するなどハンデ戦らしい波乱傾向のあるレースと言える。


過去10年比較(※小倉開催は2020年のみ)

〇前走別
前走重賞組の大敗からの巻き返しが目立つレース。距離別では2000m以上のレースを経験してきた馬が好成績を挙げており、マイル戦のターコイズSからの臨戦で人気薄を覆して勝利した2018年エテナミノル、2020年デンコウアンジュも2走前にエリザベス女王杯に出走経験があった。

〇脚質別
ゴール前の直線が短く平坦なコースレイアウトゆえに基本的には先行有利だが、2020年の小倉開催では重馬場と前傾ラップが重なったことから中団からの差し馬が台頭した。とはいえ、開催初週の小倉競馬場。4角10番手以下に控えた後方勢には厳しいレースと見るのが妥当か。

〇騎手別
ローカルハンデ戦らしく10度のレースで全て勝ち騎手が異なる混戦模様。今年の愛知杯では昨年の小倉リーディング騎手である幸英明騎手、1勝差で2位の西村淳也騎手が騎乗予定。

〇好走ファクター
①斤量有利が実力差を埋めるには至らず。重斤量の馬も狙えるレース
②前走重賞組の巻き返しや昇級初戦の上がり馬の好調が目立つ
③ペースが流れれば差し馬の台頭も

人気馬考察

※想定人気から選定

ミッキーゴージャス
前走修学院Sでは稍重の馬場状態ながら重賞級の勝ち時計を記録して勝利。京都、阪神と広い競馬場での好走経験が目を引くが3走前の西海賞では5着ながら勝ち馬とは0.1秒差とほぼ差の無いレースを見せている。不安材料は斤量面。これまでの連勝は53kgという軽斤量での勝利。今年は4歳となり斤量が上がることが予想される。特別戦を戦ってきたメンバー相手に太刀打ちできるかどうか。

セントカメリア
前走サンタクロースSでは牡馬相手に上がり最速の末脚で差し切り勝ち。勝ち時計も優秀だった。また昨年大ブレークしたドゥラメンテ産駒。鞍上は小倉を得意とする西村淳也騎手とのコンビ。昇級戦での重賞制覇に期待が掛かる。不安材料は相対的な実力差。前走はハイペースで前が崩れた中での勝利。後方脚質であるため先行有利な小倉競馬場では展開待ちにならざるを得ないか。

コスタボニータ
前走ディセンバーSでは勝ち馬とは0.1秒差の2着に好走。重賞でも馬券内に好走経験があり、実力はメンバーでも上位。好位から脚を伸ばせる機動力を持ち、小回りコースとなる愛知杯では適性がマッチしそうな一頭。不安材料は距離適性。これまでの2000m以上のレースの経験が無く、スローペースでの持続力勝負に長ける馬ということもあり、先行争いが激しくなった場合に追従できるかどうか。

注目馬

ローゼライト
前走エリザベス女王杯は12着と大敗したが差し有利な展開を2番手で追走し、アートハウス、ククナ、ビッグリボンといった重賞級の馬たちと同レベルの走りを見せた。2走前の新潟牝馬Sでは外差し馬場の中を内から伸びてきて3着に好走。後に福島記念を制すホウオウエミーズとは0.1秒差に健闘した。鞍上が小倉を得意とする幸騎手というのも心強い。内枠を引いてスムーズに先行できれば。

タガノパッション
小倉コースは(0-0-4-2)と好相性。昨年の初音Sでは今回有力視されるコスタボニータ相手に0.1秒差の2着と実力は確か。後方から捲りができるコーナリング能力は小倉の小回りコースで活きると見る。有力馬が先行争いで崩れれば一発あっても。大穴として狙いたい一頭。


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