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嘘も必要だ イプセン

凡庸な人間から人生の虚偽を奪って見たまえ、すなわち幸福を奪う事になるんだぞ。

時間のあるときに英語の名言サイトを巡っている。

今日の言葉はヘンリク・イプセン(Henrik Ibsen )。ノルウェーの劇作家。個人主義に立ち、婦人問題・社会問題を取り上げた散文劇によって近代演劇に画期的な役割を果たす。

代表作に『人形の家』『民衆の敵』『野鴨』など〔1828~1906〕

残念ながら読んだことがないけれど、これを機会に本を買ってみよう。

野鴨という作品の評価が高いようだ。

その野鴨の中にあるのが冒頭の言葉。awayという単語が何回も使われて、リズムを生みだしている。

格言の中には嘘を巡るものが多い。嘘をいうな、正直になれというものある。

出典は分からないが、同じイプセンの言葉に、「自分に嘘を言ってもなんにもならない」というのがあるそうだ。「心の葛藤は全て私の見方だ」(288p)

まったく逆のことを言っているような気もするが、時には嘘が人生を豊かにしてくれる、ただし自分を偽ってもしかたない、ってことだろう。

自分を美化して嘘をついたあと、ハッと気がついて、その嘘を目標にすることだってあるはずだ。

いま私がつきたい嘘ってなんだろう。私はいつまでも若さを保てる。頭は30代だ。十分な金がある。

さっそく、この嘘を本当にするよう、努力してみよう(笑)

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