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言葉の宝箱 1185【自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんなに評価されようが、自分で納得していない人生なんてまったく意味がない】

『海が見える家』はらだみずき(小学館文庫2017/8/13)

・人は社会に出れば、必ず他人に評価される。そういう運命にある。
人は、他人による評価がすべてだ(略)
他人にどんなに評価されようが、
自分で納得していない人生なんてまったく意味がない。
自分を評価するのは、最終的には自分でしかないと思う P26

*骨揚げをした(略)
灰のなかの骨を、二人で一片ずつはさんで骨壺に入れるのは、
亡くなった人をこの世からあの世に送るはしわたしの儀式なのだ P33

・人は思い立ったとき行動しなければ、
ずるずると流される弱い生き物なのだ P99

・大抵のことは、
めんどうくさがらず調べばわかるし、根気よくやればできるもんだ P185

・仕事があることは、
たとえそれがどんな仕事であろうと、ありがたいもんさ。
仕事がなくなって、初めてそのことに気づく P187

・なにかをはじめるには、おもしろがることが大事なんだよ。
そこからすべてははじまる(略)
金っていうのは、ないところからはとれない。
あるところから気持ちよくとるのが、商売のあやってもんだ。
今、金を持ってるのは多くが高齢者だ。
でも金を持ってる高齢者にもふたとおりいる。
人生を楽しむための金の使い方を知ってる者と、知らない者だ P254

・自分の人生がおもしろくないなら、なぜおもしろくしようとしないのか。他人にどんなに評価されようが、
自分で納得していない人生なんてまったく意味がない P305

・もっと自分自身に正直に生きればよかった P306

・人と同じように生きることは、それほど楽なことではない。
常識というマニュアルを身に付けて遵守し、様々な感情を抑制し、
バランスを保ち、なおかつそれを続けなくてはならない。
むしろみんなが同じように生きようとするからこそ、
そこには競争や軋轢が生じる P319

・焦ることはない。次の波を待て(略)
次の波を待てばいいんだ。
抗いきれない波に翻弄されても、足を踏み外すように波間に落ちても。
何度でも、何度でも、繰り返し……。そして、波に乗ろう P329


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