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医療 vs 自然療法?

ニューヨークにはビジネスだけでなく、日本を代表する研究者の方が多数住んでおり、大学等の研究機関に身を置き、日夜、研究に明け暮れています。

そんな研究者の方から直接話を聞けるのがJASSという日本人理系研究者の集い

毎月勉強会があって、最先端の研究内容を専門の研究者の方から直接、分かりやすく解説してもらえます。
一般公開されているグループなので、僕も都合がつく限り参加しています。

今回登壇されたのはCornell大学の星野歩子さん。
講演タイトルは「がん由来エクソソームから読み解く:がん種を分ける”バーコード”と転移先を規定する”郵便番号”」

星野さんはこの分野ではかなり有名な方で、非常に多く引用されている(つまり重要であり画期的である)論文の執筆者でもあります。(参考記事

今回の講演で僕が理解できたのはおそらく5%くらい。
それでもがんの早期発見や種別の判別、将来的な治療の可能性等、最新のがん研究の一端にふれたことは大きな刺激になりました。

僕が行っている食事療法は、自然療法と呼ばれる分野に大別されます。
代替療法と呼ばれることもあり、医療とは対極に考えられる傾向にあります。

またこの分野にはアンチ医療な方も多く、僕も少なからずそういう面があります。
”エビデンス”に関して書いた以前の記事からもそんな傾向が出ているかもしれません。

一方、今日聞いた話は医療のど真ん中。それもエビデンス重視の研究の世界。

こうやって両方の世界を知ると、結局どちらも真実の解明に全力を投じていることを痛感します。

医療から見ると、自然療法は根拠が無くうさん臭く見えるかもしれません。
自然療法から見ると、対処療法に終始しがちな治療に嫌気がさすかもしれません。

でも本当に必要なのは、医療vs自然療法という対立ではなく、医療&自然療法というコラボレーションなんだろうなと感じました。

JASSの皆さんと仲良くなって、そんな話もしてみたいなーと思っています。

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