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身体に合わせた住環境整備、施工のもろもろ

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身体に合わせた住環境整備の細かい技術など リフォーム、福祉用具周りのプロの皆様だけでなく、DIY派のあなたにも
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記事一覧

飛び石をカッコよく弄る ~見た目をより良くする拡幅&段差解消

ヘッダーの写真が今回のご相談(BEFORE)です。 こういう、御影石の飛び石って時々出会います…

合わせ技一本!で上まで届ける ~階段昇降機と段差解消機のコラボ芸

二階での暮らしに慣れている方でも、いつかは脚での階段の昇降が難しくなるときがくる。赤子が…

長い距離を飛ばす手すり ~取付不可能?の救世主

手すりがほしいところに下地が見つからない。これ、現場調査では結構ある話である。特に収納が…

Too Hard To DIY  ~手すり付け、自分でやりたい皆様への挑戦状

手すりぐらい、自分でつけられるよ。とおっしゃる利用者さん、時々おります。大工さんや、職人…

ツルツルの洗い場、どうにかしたい ~床材変更のギリギリを攻める

悩み多きお風呂周り、洗い場床の仕上げについてのお話です。 古いお風呂だと、どうしても防水…

けっしてアレではございません ~福祉用具の隠し技 ③

本日こちらに取り上げたるは、トップ画像の貸与品の手すり。手すりです。 パナソニックさんか…

光れ!テレビドアホン ~安心と安全のための機能もろもろ

高齢化が進んだ国では、そんな高齢の方々をターゲットとして商売を行うのも、その数を考えると自然な流れではある。でも、それは何も真っ当な仕事に限らない。 現場に出ると、訪問販売系の皆さんの来訪を苦手としている利用者さんが多い印象がある。屋根やら下水やらにおかしいところがあるから見ましょうか、みたいな親切っぽいやつ。 殆どのアレの絶妙なところは、仕事はいちおうやるところで、その点は詐欺とも言い切れないのだが、本当にやる必要があったのか?という作業を、しっかりしたお値段でやっている

微かな残り香、鮮烈な芳香 〜ひのきやひばの底力

室内の手すりをつける時には、必ずビスを打ち込む前に下穴を開ける。 そうしないと、奴らは木…

オールドタイプの復権 ~古いお風呂でもなんとかする

元祖ニュータイプの方が派手にやらかした今週ですが、そんな理由で本日はオールドタイプの話を…

ベッドと照明のスイッチ ~ドイツ将校的な、怠け者の真骨頂

寝床に入って、電気を消そうとするとき、皆さんはこれまでの人生でどんな工夫をしてきただろう…

柔らかくて硬い床、「ころやわ」 〜新しいモノ、試します ①

この高齢・障害者向け住環境整備の世界、いろいろな新製品が出ては消えていったりしているわけ…

ヤブからヘビ呼ぶ養生グッズ 〜やらかしの記録 ④

我が社では手すり付けの際に大活躍するポリマスカーをはじめ、最近は台風の時など、建築業界の…

炬燵を埋めたらまだやれる ~掘りごたつ改修とベッドまわりのレイアウト

この仕事をしていると、訪問先でちょっとしたミラクルに出会うことが時折あるが、このケースも…

フリーハンド図の救いの神 ~改造家ツール ピックアップ ①

こちらが請け負う手すりの工事は、ほとんどが介護保険を利用するものである。 そのための介護保険担当課への申請手続きには、必要な書類が多々あるのだが、その中でも、手間をかけるつもりならいくらでもかけられるのが、その手すり等の位置を示した図面である。 法律では添付を定められているわけではないが、手すり等をどのような理由で付けるかの理由を書かなくてはいけない以上、移動動線を明示するために、図面はほぼ必須となる。 この仕事がまだ軌道に乗る前、他の設計事務所の手伝いなどと兼業でやっ