マガジンのカバー画像

湘南改造家とその周辺

19
湘南改造家とワタシをかたちづくったものごと 世界を眺める角度、建築あれこれなどの雑文です
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

てすり屋のひとりごと、はじめます 

てすり屋からのごあいさつ noteご来訪の皆様はじめまして、合同会社 湘南改造家(しょうなん…

近隣が背負わされている倒壊リスク ~景観日照だけでない、中高層の隠れた問題

国立市の集合住宅が、法令上の不備なくほぼ完成したところで、デベロッパーが自主的に解体する…

脳内棚卸しの中間報告 ~注目記事大公開と、ここまでの動機と感想文

だいたい今年度の始まりから文章をあげていくつもりで、3月くらいから準備はしていたのだけれ…

違国日記とシンパシー&エンパシー 〜尊重と寄り添いの距離について

いつも手すりの申請を出しに行く、近くの市役所のロビーには、市内でロケを行った映画などのポ…

細くて薄いカトラリー『イイサジー(猫舌堂)』 〜新しいモノ、試します ②

もう3年は使っているので実は新しくはないのだけれども、使ってみたコーナーとしてはこれは外…

最小限住居の設計課題 〜ねこ様と人間教育 ③

はからずもウチの元子猫が逃亡し、戻って来るなどの事件が勃発したことで、表題のシリーズが始…

輸入語と介護界隈 ~言葉の定義足らず、認識足らず

不覚にも本日まで気づかなかったが、こういう記事があったのね。 市川沙央さんの芥川賞受賞作「ハンチバック」、作家の燃え殻氏のツイートを見て、本屋でざっと読んだだけなのだが(大変失礼な話である)、エロのコタツ記事を想像力たくましく書くライターである障害当事者という切り口から始まる話である。障害を持っていても、貴方の隣りに私はいるのであるよ(空間的にではなくても)、ということが伝わる設定である。 また、障害者女性の生殖という、これまたデリケートなところも攻めている。この小説を読ん

海を渡ってくる手すり 〜建材からみる経済の移り変わり

円安傾向が止まらない今日この頃でありますが、アベノミクスで先に食べちゃった分のツケが回っ…

死刑台のボタンと人々のしごと 〜責任の希薄化のくふう

たまには毒のあるタイトルと、毒のある内容で。 命を奪う責任の分散 先日のニュースで、大阪…

ココロに効く見守りカメラ 〜ねこ様と人間教育 ②

元子猫が見つかった。そして確保された。 読んでいただいている皆様、ご心配をおかけ致しまし…

教授の矜持、山本理顕 〜突撃、例の建築家の手すり ②

教授について まずは、「教授」について書く。 坂本龍一が、神宮外苑の開発に対して立ち止ま…

第一回 【K林製薬記念】 福祉用具ネーミングセンス杯

先日たまたま福祉用具デモに同席した際、「その名前、分かりやすいわね」という利用者さんの声…

原風景と、ロゴマーク

たぶん、中華圏ではいま最も有名な踏切を横目に、高校生の自分は学校までの、今ならそれこそ手…

莫微の名前 〜湘南改造家のネーミングヒストリー

「しょうなんかいぞうやです!」とお電話した先で、介護屋さん…ですか?と尋ね返されることが、たびたびある。 いえ、住宅改造をしているのでそのまんま改造家なんです・・・などと言い訳風味で説明したりするのだが、そこでは長くなるので伝えられない、なんでこんな社名にしたかという理由はふたつある。 ひとつは、漢字で読んで何をやっているかわかりやすい社名にしたかった、ということ。 意味がわかるようでわからないカタカナの社名など、リフォーム詐欺屋と区別がつかないじゃないかという気持ちも