今後麻雀のプロテストを受ける皆様へ

日本プロ麻雀協会のようへいと申します。私はここ何回かのプロテストで試験官をやらせて頂いてます。

なんの実績もないオマエがやってんのかよ!みたいな意見は飲み込んでください。僕もそう思ってます。

ここからお話ししたいのは、試験官として僕個人が感じたことです。

団体としての公式なアナウンスではないということ&他団体のことは分からないので日本プロ麻雀協会の試験官個人の感想という前提で読んでほしいです。

近年Mリーグの影響でプロテスト受験者がどんどん増えています。簡単に言うと合格しにくくなっています。

僕が受験した頃は「学校の受験」というイメージでした。テストがある程度できている&その他面接や経歴が無難なら受かる

という感じです。プロの基準に届かない人を弾くための試験です。

ところが今は「企業の就職試験」になってるイメージです(就活をしたことない人生なのにこの例えを使っていいのかな?)

まずテストが圧倒的にできている人は合格。それは当たり前。

問題はそのあと。昔なら受かってたくらいのある程度できている人達が当落線上にたくさんいるのです。

ここで合否を分けるものは何か?

団体に入った後の将来性

です。どんな活動をやりたいと思っているのか?どんな貢献をしてくれるのか?つまりうちの団体に必要な人なのか?が試されていると思うのです。

目標はなんですか?という問いに昔なら漠然と「強くなりたい」「麻雀を広めたい」という無難な答えだけでOKでした。

でも今はそんな薄い答え聞き飽きてるよ。というのが正直なところです。

どう強くなり強くなった先になにを求めてどんなプロになるのか?

どう麻雀を広めてくのかというプラン、それには自分が必要だという理由

まで答えなければこっち側に印象に残りません。

そしてプロテストには近年、芸能系などの拡散力抜群な人、特殊な職業をしていて明らかに居てくれたら助かる人なんてのもいます。

そんな人達が通過率を高めているので、普通の人は大変です。

ということで筆記テストで何点取れるか分からない時点で出す履歴書はこれでもかというくらい真剣に書いてください。

そして面接は筆記テスト後にあります。満点近く取れてないと自覚してるなら、これでもかというくらい自己アピールをしてください。

この二つが合否を分けるかもしれません。

そして最後に。将来性には当然若さも含まれます。よく言われていることですが、今日が1番人生で若い日です。倍率がどんどん上がっているということも込みで迷ってる方はなるべく早く受けたほうが良さそうです。

以上、個人の感想でした。

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