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【完全解説】ウクレレ弾きのためのエチュード #1 「弦飛びの練習」


はじめに

ご覧いただき、ありがとうございます。
麻生洋平です。こちらのNoteは「ウクレレ弾きのためのエチュード」No1の完全解説になります!ウクレレ弾きの技術向上のための練習曲、エチュードを今年は50本作ろうと思っています。

記念すべき1本目は「Ukulele Etude No.1 弦飛びの練習」です。
楽しく練習しましょう。


エチュードの演奏

実際の演奏はこちらになります。

目的と効果


このエチュードを練習する目的は、左手運指の弦飛び(4弦から2弦、3弦から1弦に指が飛ぶことです。)を滑らかに動かせるようにすること。そして右手親指と人差し指の2フィンガーでのアルペジオに慣れることです。
このエチュードを練習すると、左手の運指が滑らかになり、右手の2フィンガーを習得できます。
また副次的な効果として、コードのポジションと、指板上でのコードトーンがわかるようになります。

難しいことを書いていますが、要はこの曲を練習することで、右手と左手の基礎能力がアップするよ、ということです。
ぜひ覚えて、曲として楽しく弾いてあげてください。


練習前の注意点

難しい運指が出てくるので、左手に負担をかけます。演奏前、演奏後は指を伸ばしてストレッチしてください。
痛くなりそうだったら、一度やめて休憩することを心がけてください。
練習の際はまずはゆっくり、無理して原曲のテンポに合わせず、1小節ずつ運指を覚えてみてください。
ゆっくり丁寧に一つずつが大事です。
雑に早く弾ける、よりも、ゆっくり綺麗に弾ける、の方が効果が高いです。
それでは解説を始めましょう。


Aセクション

譜例1


Aセクションで大事なのは、コードフォームから音を選んでいるのですが、しっかり1本1本音を選んで弾くことです。
コードフォームを押さえたままで弾くのは、コードアルペジオになってしまいます。
しっかり1音1音選んで弾きましょう。

譜例1に書いてあるアルファベットは左手運指の指の使い方です。
t = 親指 (thumb)
i = 人差し指 (index finger)
m = 中指 (middle finger)
r = 薬指 (ring finger)
p = 小指 (pinky)

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