プログラマー需要の変化
こんにちは、システムエンジニアのようへいです。
今日は過去、現在、未来についてのプログラマーの需要の変化について私見をまとめていきます。
過去のプログラマー需要と特徴
1960年代から1970年代にかけて、メインフレームの商用利用が主流となりました。
メインフレームを一言で言うと「昔よく使われた、大きいコンピュータ」で、よく「汎用機」と言われています。
昔はハード1台がこなせるのは1つの役割だったので、これを「専用機」と言っていたそうで、何台もの専用機の連携して色んな仕事をこなしていたのが汎用機でした。
この時代のプログラマーは、主に大企業のシステム開発部門に所属し、企業システムのプログラミングを担当していました。
1980年代に個人向けのPCが登場すると、ソフトウェア市場は個人ユーザー向けに大きく拡大し、これに伴い、新たなプログラミング言語が多数登場し、プログラマーの需要も高まっていきました。
今では両手・両足で足りないくらいのプログラミング言語が出てきていますからね。
2000年代に入り、VBの需要はかなり増えたと思います。
この頃は業務システム = デスクトップアプリ というのが主流でした。
ユーザーは操作性の高いパワフルな業務システムを求めていたと思います。
(その代わり、見た目は無骨な感じでしたが・・・・。)
それを実現できるのがデスクトップアプリの特徴。
エンジニア側からすると、これを低い学習コストで構築できる、という点でVBは業界で人気な言語を築いたのだと思います。
現在のプログラマー需要と特徴
スマートフォンやSNSサービスなどの普及により、IT分野は飛躍的に発展し、プログラマーへの需要は多岐に渡り、拡大していると思います。
この時代の流れのせいか、あらゆるシーンで、あらゆる端末で業務をこなす、というニーズも増えてきており、業務システムの主流はデスクトップアプリからWebアプリへ変わりつつあるように感じています。
Webアプリはブラウザがあれば動くアプリなので、端末問わず操作できるのが強み。
デスクトップアプリのプログラマーよりも、Webアプリのプログラマーやデザイナーが重宝されているように感じます。
また、
この記事でご紹介したように、最近では作らない開発も着々と事例が増えてきています。
更には、近年めきめきと頭角を現しているAWSなどのクラウドコンピューティングやAIが登場しているので、新しい技術への対応能力がプログラマーには特に求められています。
ですので
現代では、Web系プログラマーやローコード技術者、AIやAWSなど尖った領域の技術者の需要が多く、かつてのデスクトップアプリ系プログラマーの需要は減ってきたのではないか、と考えています。
未来のプログラマー需要と特徴
今後はクラウドが発展していくと思います。
システムのインフラがクラウドに移り変わっていくことによって、Web系プログラマーの需要は拡大。
また、AWSやAzure、Google Cloud Platformなどのクラウド技術者の需要は今よりももっと伸びるだろうと思います。
もしかすると、IT企業にとっては今が技術の転換期と言ってもいいかもしれません。
(うちの会社大丈夫かな?)
今後もご飯を食べていくには、Web系プログラマーとして活躍できること、クラウド技術者として活躍できること、このどちらかに精通していくことが求められているのかな、と思います。
一方、AIはどうだろう。
今はプログラムをガシガシといっぱい書いてAIを作っていく事例もありますが、プログラムをあまり書かずにAIを作る、という事例も出てきています。
要はデータさえ揃えてしまえば、あとは画面でポチポチするだけで出来上がり、みたいなイメージです。
なので、AIについては、今後は作る技術は要らず、作るための考え方に特化した人材が必要になってくるのかな?という妄想です。
個人的に注目しているのがIoTや自動運転の技術。
こういう専門的な分野は今後伸びてくるだろうな、と予想しています。
こういう特殊な領域になってくると、プログラムが書けます、だけでは通用せず、専門知識はもちろん必要で、経験値を使って自分で考え、自律的に動けるプログラマーが重宝するのではないか、と思います。
こう考えただけでもやはり、平凡にプログラムが書けますというより、より専門知識や経験を備えたプログラマーが活躍する時代になるのかもしれません。
プログラマー需要の変遷の要因
プログラマー需要が変わってきた大きな要因としては、コンピューターの性能向上に伴うソフトウェアの高機能化と需要拡大があると思います。
またインターネットや様々なデバイスの普及によるビジネスチャンスの増加もプログラマー需要が変わってきた要因と考えられます。
(正直、ここはかなり大きいと思っています)
まとめ
以上のように、プログラマーへの需要は、コンピューター技術の発展に伴い、たった半世紀で大きくかわっていきました。
今後もITのさらなる進化により、プログラマーの需要は変わっていくと考えられます。
プログラミング教育の充実などにより、需要の変化に対応していくことが重要になってくるだろうと思います。
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