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「秋やき」(彦井洋白『古歌小唄』より)

*季節の豆「秋やき」を焼くにあたって、想い口ずさむ小唄です(初秋~晩秋/9月~11月限定)。


ありゃイワシだな ありゃサバか
誰かが焼いた 魚のにおい
空にたなびく うろこは光り
やがて澄むのか 秋の雲

クヌギにコナラ こりゃクリか
誰かが貯めた 林のひびき
夏の記憶を ひとさじ入れて
口笛吹けば 秋の風

ラディダディダディダン マッチをひとすり
秋にともせば スズムシ鳴いた

ラディダディダディダン けむりがひとすじ
秋を焼いたら お腹が鳴った

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