見出し画像

アメリカ日記② 家族4人渡米時のトランクの中身

前回より書き始めた「柴田家アメリカ日記」
今週は渡米したときのトランクの中身です。

*2011年3月から、2015年7月まで、夫の仕事の都合でアメリカに住んでいました。

当時、長男3歳・次男1歳、夫と私の家族4人がトランク3つで渡米した時のお話をお伝えしようと思います。

片づけやファッションの話には直接繋がらないかもしれませんが、渡米した経験が「シンプルに暮らそう」と思ったきっかけであることは間違いありません。

読んでいただけたら嬉しいです。

【2011年4月】

愛知から成田空港へ移動。成田空港からニューヨークまで13時間のフライト。

ニューヨークで5時間ほど待ち時間。その後ニューヨークからダーラムまで小型飛行機で2時間。

愛知の実家を出て、30時間経過。


現地時間、2011年4月1日の夜中12時前にノースカロライナ州、ローリー・ダーラム空港に到着。

タクシーに乗って、ホテルへ着いた頃には、午前12時を回っていた。

(失敗ポイント→子供が小さい場合、到着時間は昼間をオススメします。)


これから1週間、ホテルに泊まり、家を探し、生活のセットアップを始める。

成田から乗り込む時は興奮気味だった子供達も、乗り換え後の飛行機の中では、ほとんど寝ていたため、しっかり時差ボケ。

飛行機内でもほとんど寝られなかった私達夫婦は疲労困憊。

しかし、子供達はそんな事にはお構いなし…

最初に泊まったモーテル。夜中に着いて超不安でした…


ホテルに到着後「お腹すいた!」とトランクに詰めてきた、サトウのごはんを食べまくる。

結局、早朝6時にようやく就寝。起きたら午後の1時だった。


その後1週間は、夜中に兄弟どちらかが起き出し、「バナナ食べたい」「ハム焼いて」という状態。

さすがの夫もイライラしている。睡眠妨害って、恐ろしい。


渡米時の荷物はトランク3つのみ。


【トランクの中身】

・衣類 ・タオル ・食品(サトウのごはん・顆粒スープなど) ・紙皿 
・箸 ・小さいフライパン ・オムツ ・ドライヤー ・薬 ・メジャー 
・洗濯ロープ ・洗濯バサミ ・研究室のボスへのお土産 ・包丁・ビデオカメラ


【その他、手荷物】

・現金 ・パスポート ・母子手帳 ・一眼レフカメラ ・電子辞書 
・パソコン ・オムツ


家族4人、あまりにも少ない荷物だったが、ホテルにはキッチンも付いており、ほとんど困らなかった。

なくなったら大変だと思い、詰め込んだ次男のオムツも現地ですぐに調達できた。

敢えて言うなら、お米や日本食をもう少し持って行けばよかったなぁ。


到着後、一番初めに買った物は、チャイルドシートと簡易ベビーカー。

(アメリカでは、タクシーに乗る時もチャイルドシートが必要です。)


そして、ホテル近くのスーパーで食料品を買う。

歩いて行ける距離にスーパーがあってよかった!


4月4日には無事にアパートも決まり、8日から入居。

マットも揃わず、絨毯の上に雑魚寝。

段ボールを食卓にする。

(当時の日記より)


元気だけはいっぱいある。


なぜトランク3つ?


今、読み返しただけでもゲッソリします。
毎年、4月がソワソワした気分になるのは、このときの出来事がトラウマになっているのかも。

1歳と3歳の男子を連れて30時間の旅。
それでも、無事に飛行機が飛んだだけでもラッキーでした。

なぜトランク3つ?もっと持って行けばいいのでは?
と思われたかもしれません。
当時、乗客一人につき、トランク2つまで許可されていた記憶があります。
(重量制限あり。)

しかし、私と夫で2つずつ持つと、子供と手をつなげません。
1歳と3歳を連れての長旅の中では、二人ともを抱っこする事も想定して、ギリギリ持てるトランクは3つ、そして夫の背中には大きなリュック。

現地へ先に荷物を送る、という方法もありましたが、家が決まっていなかったので送れず、知り合いもおらず、トランク3つとなりました。

持って行く物は、本当に必要最小限を考え、体重計とにらめっこをして(重量制限あり)詰め込みました。

まずは洋服、すぐに汚す子供達の分が優先的に必要なので、私と夫はなるべく着回しの効く洋服を厳選。
この時に持って行って重宝した洋服は、アウトドアブランド、ノースフェイスのジャケット。
季節の変わり目だったので、大人も子供も重宝しました。


そのほかは、ユニクロのパーカーや、ベーシックなボーダーのカットソーやデニム。
着心地が良くて、洗濯可能。
そして、着回しのきく洋服。
とにかく機能重視でした。

ホテルやアパートにもコインランドリーは付いています。
たった数枚しか洋服を持っていなくても1ヶ月ぐらいは余裕で過ごせました。
(後日、あらかじめ用意しておいた洋服を日本から数枚送ってもらいました。)

紙皿は用意しましたが、ホテルにお皿も付いていたので必要なし。
そう考えると、本当に必要だった物は、数枚の洋服と食べ物以外思い当たりません。

それまで洋服の販売員として働いていた事もあり、数百枚洋服を持っていたのに、実は数枚で大丈夫だったなんて。

しかも、洋服が減って感じたこと。
それは、驚くほど管理が楽ちんなこと!!!

もちろん、ライフスタイルにもよりますが、今までのあの大量の洋服は何だったんだと。
しかも何を持っていたかさえもほぼ覚えていない。
この経験は衝撃でした。

「洋服、そんなに必要ないかも・・・」
気づいてしまった瞬間です。

次回は、生活のセットアップについて書きたいと思います。


最初に住んだアパート。ドタドタうるさいので1階が空いていてラッキーでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?