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洋服を増やさずに着回しができる! メリットだらけの「長い季節着られる洋服」の選び方

クローゼットオーガナイザー、元アパレル店長の柴田敦子です。

手持ち服を見直すと、「よく着ている服」「コーディネートしやすい服」には共通点があることを発見!
どちらも、「長い季節着られる服」だと気がつきました。

洋服を買うときに「長い季節着られる」を意識して選ぶようにしたら、季節の変わり目でも着るものに困らず、衣替えも楽に。厚手の洋服が減り、スペースにも余裕ができました。
思った以上にメリットを感じている、「長く着られる洋服」の選び方をお伝えします。

■長い季節着られる「素材」の選び方

綿素材のシャツやパンツ、デニムは季節を選ばず1年中着られます。ウール素材なら、スーツ生地のような薄いもの。ニットなら、「ハイゲージ」と言われる細い糸で編んであるものは、季節の変わり目にも便利で、夏以外のスリーシーズンOKです。

綿やウールでも、生地が厚すぎたり薄すぎたりしないことがポイントです。

また、ポリエステルなどの化繊、シルクなど薄手のスカートやパンツは、夏はTシャツと。冬には厚手のニットとも相性がよく、ほぼ1年中着られます。

見た目が、「涼しげ」だったり、「あたたかそう」な素材は、季節感が出る反面、着られる季節が限られます。

たとえば「麻素材」は、シャリ感、透け感があり、涼しげな素材です。真夏はぴったりですが、秋口になると寒々しい印象に。生地にあたたかみがある、「モヘア素材」や「ネル素材」など、起毛している生地は冬っぽく感じます。

素材感のある洋服が「素敵だなぁ」と思うときもありますが、着られる季節が短いので、あまり数を持たないようにしています。

■長い季節着るために、「重ね着ができる服」の選び方

シャツやブラウス、シャツワンピースは、1枚でも着られて重ね着もできます。
中にニットを着ることも、ニットの中に着ることもできます。

シャツワンピースは、下までボタンがあるタイプがおすすめです!

とくにシャツワンピースは、ボタンが下まであるタイプなら、「羽織り」の代わりにもなる優れもの!私も何枚か持っています。また、半袖Tシャツは、カーディガンやニットのインナーに着られます。

ダウンやフリース素材のベストは、アウターはもちろん、寒いときにコートの中でインナーにすることもできるため、重宝しています。


寒がりなので、とにかく重ねて寒さをしのぎます〜

重ね着がしやすい服は、コーディネートの幅が増えるため、長い季節着られて着る機会もアップ!「どうやって着ようかな」とコーデを考える時間も楽しみのひとつです。

■稼働率を上げるための「インナー・小物」の選び方

厚手の洋服はかさばるため、たくさん持っていたときは、引き出しの大半を占めていました。その割に着る機会が少なく、あまり着ていないのにクリーニングに出すことが「もったいない」と感じていました。

思い切って、厚手のニットを減らして、薄手のニットで代用するようにしました。中にあたたかいインナーを着たり、ストールを巻くことで真冬でも困ることはありませんでした。

厚手のニットはスペースもたくさん取りますよね。

厚手のニットやボトムを減らすかわりに、インナーなど小物類を充実させることで、大幅に収納スペースが空き、洋服選びがラクになりました。

長い季節着られる洋服が増えると、衣替えの手間も減ります。今までは、季節が変わるたびに洋服が欲しくなっていましたが、今ある洋服で楽しむことができるようになりました。


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