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日本のドラマがつまらないのは脚本家の作品と演者と素人監督のせい

有名脚本家「日本のドラマをつまらなくしたのは漫画原作!!ドラマ界から漫画原作追放を
http://yaraon-blog.com/archives/251545

以上記事



私の持論をお話させていただきます。

まず、映画からの視点ですが、
ヒッチコックも黒沢もよく小説を原作にしていました。キューブリックも。
そして私は彼らの視点が分るのですが、彼らは

「小説=原作の映画化をしようとしているのではない」

ということです。
映画監督は個人差がありますが(昨今の女性性加害の人々は論外、そういうやつらは永久追放すべし)、皆、いわば芸術家であり、自分の作品を作ろうとしているのです。小説の映画化をしようとしているのではありません。
なぜ小説を使うのかというと、オリジナルで作り出すのが難しいのが1つ。あと、小説を単にベース、題材として扱うということです。
写真家は風景を創出するわけではないけれど、その切り取り方、表現の仕方で美しく見せます。
それに似ているかも知れません。

ですからキューブリックが「シャイニング」を作った時、原作者のスティーブンキングが怒ったという逸話があります。原作と違うというわけです。
映画作家が全然別物を作っているのです。それが原作者には分かっていない。
というか、原作者は映画が作られる時、そもそも全然別ものが作られると思った方がいいし、そういうのが常識になった方がいいです。

ただし、映画、映画作家、芸術と違い、ドラマの場合、作り手に信念はありません。ある人もいるかも知れませんが、往々にしてどこかのプロダクションのどこかの兄ちゃんが作るだけです。

彼らは単に仕事として行い、視聴率と売り上げだけを考えます。

だから日本のドラマはつまらないのかも知れません。

アメリカではテレビドラマ出身者の映画監督はたくさんいます。
ジョナサンデミ、スピルバーグ、はコロンボから出ています。
その他にも多々いるでしょう。日本人にもそのような気骨のある人がいるかも知れません。
しかし、多くの場合、場当たりで作っているのがつまらない理由。
良い監督がいないということ。

漫画原作に関しては、私は反対しませんが、多すぎると思います。それは日本人が漫画ばかり読み小説を読まなくなり、幼くなっているから。というか極端になっているのかも知れません。極端に難しい文学を読む人と、全く読まない人という風に。
ジャニーズにもおバカと高学歴がいます。

私見ではもっと小説を反映させた方がいいということです。

そして脚本家の作品は、私は反対するのです。
なぜかというとこのブログではいつも展開していますが、脚本家の書く本、オリジナルは「ギャンブル」だからです。つまり、書いたものが面白いかどうか保証がないということです。
しかも脚本家が書いたものはすぐに映像化されます。それは乱暴なことだと思うのです。

つまり、もし小説を使うなら、無数の素材の中から適したものを選べるわけです。少なくとも既に面白いという保証はあることになる。その点、脚本家のものは刹那的であり、面白い保証はない。
ですから脚本家がオリジナルを書くのは構わないが、小説を脚色するという方が良いのではないかということです。
オリジナルにこだわるなら小説家になればいい。

もう1つ、日本のドラマがつまらない理由

それは演者のせい。
音楽でも中森明菜が好きな人は単に歌のみで好きになったのではなく、かわいいから、という理由もあるそうです。
歌手は人が魅力的かどうかという問題もあります。
最近のポリコレで皆さんうんざりしていませんか。映画などで敢えて美しくない人が出る。
私は古いドラマ「俺たちの旅」を見返して思いました。主役の中村雅俊が魅力的だから成立しているのだなと。
それがリメイクされた時は幻滅。よりによってジャニーズで作り直すということは見るなという意味。全く魅力のない人たちで作っても意味がない。

古いドラマを見て、~1990年から2000年くらいの~私は思いました。「見たいと思う役者がいない」と。
全く俳優に魅力がない。お話も全く何を描いているのか分からない日常ドラマ。

これが日本のドラマをダメにしていた理由。

現在でも
元ジャニーズ、お笑い芸人、その他、あまり好きではない俳優の場合、私は見ません。もちろん例外はあるけれど。
通常なら、一応第一回を見て、見続けるかを決めますが、基本的に見たくないと思わせる配役だと見る気すら起きません。

このような傾向は、
作り手がその場限りで視聴率を取れればいいと考え、安易に人気?のあるタレントを使う、あるいは事務所忖度で使うという結果なのでしょう。

しかし近年は昔とは違います。媒体を変え、二次的に使用されることが多くなりました。海外にも輸出される。
そうすると質が問われると思うのです。
小説もそうですが、何回も見たいと思わせるものは、作りが良くないといけない。

作り手が本気でよいものを作ろうという意気がそもそも日本のドラマには欠けていると言えるでしょう。

そしてそれらが示すのはプロデューサーが無能ということなのです。

最近ロジャーコーマンが亡くなりましたが、欧米にはラウレンティスやセルズニック、007のサルツマンとブロッコリなど無数に有名製作者がいました。日本では角川か、ジブリの鈴木さんくらいか。
良い製作者と映画愛のある監督がどんどん現れないと芸術分野は発展しないでしょう。


ココナラ
姓名判断

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