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業務改革の抵抗勢力を科学する

人や組織は本能的に現状維持をしたいものです。

そのため業務改革を進めていくと、時に反対する人が現れます。程度にもよりますが、あまり良く思わない人も企業内には発生してしまうと思った方が良いです。

反対勢力とうまく付き合うためには、まず理解する必要があります。

抵抗レベル1:無言の抵抗

議論に異を唱えるのは勇気がいりますので、口には出さないものの何かしらの原因で良く思っていない状態です。言動だけでは判断できないため、提案に対する反応などから察しましょう(私は苦手です)

会議などでは遠慮してしまう可能性があるので、この兆候をみつけたら1対1で対話し不満点を引き出して早めに対処することが有効です。

抵抗レベル2:正面からの批判

計画について(合理的な)批判を言ってくる段階です。

抵抗勢力として身構えてしまいがちですが、批判を受け止めた上で建設的答えを共有することができれば協力な味方になってくれます。

抵抗レベル3:屁理屈での抵抗

計画について(合理的でない)批判を言ってくる段階です。

デメリットを誇張して主張したり、めったに起こり得ないリスクを主張したりなど様々です。

これに対しては、ひたすら数字で合理性を示すしかありません。根気強く対話しましょう。

抵抗レベル4:話すら聞いてくれない

説明すらまともに聞いてもらえず、批判される段階です。

こうなるとこちらの信頼が不足している状態なので単純接触回数を増やしたり、一緒に食事をしてみたりといった施策も検討する必要になります。

または、自分以外で社内で信頼の高い人物を巻き込むことも有効です。

抵抗レベル5:反対運動を繰り広げる

レベル4までで抑え込まないと、露骨に反対運動になることもあります。

こうなると難しいですが、神に祈りを捧げてメテオフォールを落として頂くという荒業があります。

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まとめ

抵抗勢力のレベルが深刻になると手遅れになることがほとんどなので、早め早めの対応が重要です。

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