見出し画像

中学受験 ~志望校を変更するべきか~

中学受験の過去問の新作が出る時期なので、そろそろ本気で志望校について考える時期かと思う。

私とパパが考える第一志望校はバッチリ合致して、
「この学校がいいよね。チャレンジになるけど頑張って目指して欲しいよね。」と数年前から言っていた。

塾界隈からの噂で聞くと毎年必ず、
「うちの子は開成(偏差値70)しか行きません!!それ以外の学校は受けさせもしません!!」と言う親御さんがいるそう。
生徒は全然開成に届く成績でもないので、塾の先生は何とか本人の偏差値に合うような学校を進めるのに苦労するそうだ。
漫画『2月の勝者』にもそんな場面があったよ。

そんなことにはならないようにするぞと、ある程度本人の実力で狙えるような目標とするのにちょうどいい学校を第一志望にしたつもりだ。
けれども、そこももう高望みな感じがしてきた。

さて、そんな第一志望を熱望しているのは、実は親のみなのです。

当の本人はというと、、、

「どこでもいいよ。どこでも楽しいと思う。」と言っている。

でしょうねぇ~。

小学校も毎日楽しいと言っているし、
こないだのボーイスカウトの2泊3日風呂なし生活も楽しそうにして帰って来た。

家ではわがまま放題、王様のように振舞って、
次男の100倍(本当に)手がかかる。

押したり引いたり、いろんな実験をしてみたけど、
彼との関係性は難しい。
私だけではなくパパも手を焼いている。

そんな彼は、外では社交的で友達が多いんだそうだ。

「学校どこでもいい。受かったところでいい。どこ行っても楽しめる。」は多分彼の本心。
(共学で男子の割合が2割しかないところは、はっきり嫌だ!と言いました。それ以外の受ける可能性のあるところはどこも行きたいんだそう。)

彼は自我が強く、生き方が徹底している。

算数以外の勉強はしないというのも、3年間崩すことがなかった。

全く勉強ができないのであれば、
中学受験しなくていいし、
他の生きる道を自分の思うがままに進んで欲しいと思う。

けれども、
「算数がまあまあできるのに、どうして漢字をおろそかにするのか。とか
「覚えれば取れる社会のテストの前日に、なぜ暗記をしようとしないのか。」とか、

なぜもうちょっと努力ができないのかと親だけが正論を振りかざすけれども、彼の勉強のスタンスは3年間全く変わらず、好きな科目しか勉強してこなかった。

「暗記とかかったるいし。」だそうだ。

義母にも笑われた。
「あんたたち(私とパパ)の負けだね。〇〇君は頑固に自分の世界を持ってるから、絶対に変えようとしないね。」

全くその通りなのである。

塾の指導方針で、ここまでなら通ってもいいと言う偏差値の一番下の受験校を決めてほしいと言われた。
それはすんなり決めることができた。第一志望以外受けませんと頑なになるつもりはない。

けれども、第一希望の学校は、親として惚れ込んだ学校だったから、第一希望を変えてしまうのは、本当に悔しいし、決断ができない思いなのだけれども、

当の本人にはどこ吹く風である。

あぁ、これこそ親のエゴ

全くもって親の完敗なのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?