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実山椒の備蓄計画

多賀大社前駅のもんぜん市に初物の実山椒が並びました。

とにかくストックしておかなければならない??
いや、
今は、軸を取る時間を考えると今日は無理かも・・・。
今買うべきか、やめておくか、逡巡していたら、我先にと実山椒を手に手にレジに並ぶおばちゃん達・・・。


実山椒が出回る時期は、数日のみで、ほんのいっとき。
やはり、今日を逃すと次が無いかも・・・。

急にスイッチon。かごに入れてしまいました。

軸(小枝)をとる

家に帰ったら、すぐに枝から実をとる作業にとりかかります。
実山椒は鮮度が一番。
地元のおばちゃん曰く
「精が強い」ので、摘んでからも実が弾けて成長するらしい。

ちまちま細かい枝を取り除く作業は結構時間がかかります。
枝を手っ取り早く取るには、枝をつまんで、手のひらに実を擦りつけて実だけを落とす方法が確実に取れます。以前、袋に入れて冷凍保存して、袋をガサガサ揉んだら枝が取れると聞きましたが、完全にきれいには取れませんでした。
素手で軸とりをすると、爪も指先も黒くなり、指先が痺れます(私だけの感覚でしょうか??)。ゴム手袋をして、ぼちぼち作業。

枝を持ち実を手のひらに擦り付ける
ぽろっと実が取れる

https://www.iwatsuka.jp/banzai/

たまらなく山椒の良い香りがします。
あのかわいいパッケージのアラレ、バンザイ山椒と同じ香りがしてくる・・・。

実山椒 約100gの軸をとるのに、40分ちょっとかかりました。取り急ぎタッパーに入れて冷凍保存。
本当は茹でこぼしてから冷凍保存にしますが今日はここまで。

苦手だった

実山椒をストックするなんて、15年前には考えられないことでした。
実は、滋賀県多賀町に来るまで実山椒はちょっと苦手でした。

ちりめん山椒の中に入った粒も避けていました。
口の中ではじけて痺れる感覚が苦手で、味覚が分かりにくなるような錯覚になり、どうも好きになれませんでした。
引っ越してきた一年目の山椒シーズンに、まず花山椒がどっさりスーパーの袋一杯お裾分けされる洗礼を受けました。
醤油で炊くんやでと。
花山椒の佃煮、美味しいかも・・・とちょっと思い・・・。

花山椒

次に、実山椒の洗礼。実が弾けてしまうし、採って来たのすぐに炊いてや!と。下茹でして塩漬け保存にしました。
徐々に保存食文化の洗礼を受け、実山椒のストックが無くてはならないものに変化していきました。
色んな料理のレシピが頭に浮かび、実山椒の備蓄計画が頭の中でグルグル巡りはじめました。

実山椒、なにに使う??

年間どのくらい実山椒を使うのか思い出してみると・・・結構あります。

昆布佃煮を炊くとき
きゃらぶきを炊くとき
小鮎の甘露煮シーズンが間もなく始まる
ちりめん山椒は最高
イタドリ煮をつくる時
柚子胡椒作りにも欠かせない

色々使います・・・。

この量では一年間のストックには足りないかも。
また、来週もんぜん市に走ります。


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