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108日目 就職売り手市場だからこそ考えよう

おはようございます。おだやかないい天気です。まさに春。土曜日は朝の散歩をしないこともあるんですが、いい天気すぎて行ってきました。ジョギングしている人が多かったな。


日本は今、JTC時代から変わっている

朝の情報番組を見たら、新卒が売り手市場、新卒だけでなく転職も活発で、働き手の考え方が変わってきた!って言ってました。
会社の方も、良くも悪くもJTC(Japan Traditional Company、日本の古い体制、年功序列とか)から変わってきたと。

確かに、私も転職しているし、周囲でもたくさん見てきました。終身雇用が全盛のときにはマネージメントをしていないからわからないけど、変わっているんでしょう。
会社視点でも、どうやったら長く働いてくれるか、能力が高くて考え方が一致している人が入ってくれるか、を一生懸命考えていました。

たまたま、この本を読んでいました。
ある程度の年齢で転職を考えるという話について。
この中の1つの論文。「自己探求の時代」ピーター F.ドラッカー 1999年。20ページくらいの内容です。

少し長く引用します。

 ほとんどの人間にとって、労働とは肉体労働を意味していた時代には、第二の人生を考える必要はなかった。それまでやってきたことを続けていればよかった。製鉄所や鉄道会社で四十年も働けば、後は何もしないで幸せだった。ところが今日、労働とは知的労働を意味するようになった。知的労働者は、四十年働いても終わりにはならない。単に退屈しているだけである。
 今日、経営幹部クラスの中高年層の危機がよく話題になる。原因は主として倦怠である。四十五歳ともなれば、仕事のピークに達する。そう自覚もする。二十年も同じことを続けていれば、仕事はお手のものである。ただし、もはや学ぶことも、貢献することも、心躍ることも、満足することもない。だが、あと二十年、二十五年は働ける。したがって、第二の人生を設計することが必要となる。

ハーバード・ビジネス・レビュー BEST10論文 3章 自己探求の時代 ピーター F.ドラッカー

これを、1999年に書いてます。当時の製鉄所や鉄道会社と書かれていえる部分が、今の日本ではいわゆるJTCでしょう。
ドラッカー先生はアメリカが主戦場の方で、アメリカで四半世紀前に言われていたことが、いま日本に起きているんじゃないでしょうか。

後進の状態であれば、先進の知識や経験を活かして効率よく対応できるはず。なので今まさに必要でしょう。今、読まないと。

売り手市場だからこそ、ちゃんと考えたい

ざっくり要約すると、このような内容です。

知的労働になって変わり、働き方を考える必要がある。
自分の「強み」と「仕事の仕方」と「価値観」に合致することから、自分が「何をすべきか」考えなさい。
「転職」か「副業」か「ボランティア」をしなさい。
他人との関係性は必須だから、自分を説明し、他人を理解する努力が必要。

整理されてすっきり。自分の次の働き方を考えるときは、ここまで分解して論理的に考える人は少ないでしょうね。
これから就職する若者はもちろん、たぶん20年働いた人でも、なんとなくはわかっているけど。私も例外でなく。
「価値観が合っている」とか「副業可」とか、1粒ずつだけ考える人が多いように思います。

売り手市場だというなら、逆の時よりは簡単に就職や転職などは見つかるのかもしれないけど、自分の強み、仕事の仕方、価値観をしっかり持って、就職先の人とも相互に確認・合意してから働かないと、時間=人生の無駄遣いになります。なりやすい状態ということ。

自分に当てはめると、自分の理解があいまいなまま、でも元々やっていたことは何かが違っていると思って、次何やる?って動き出しました。そして流されるように、仕事してるようなしてないようなプログラミングと、ボランティア活動。

そうやってると、価値観と合ってないなーとかきっとまた思うんだろうな。今の私は価値観を合わせる仕事がそもそもない状態なので、合うも合わないもなく幸せなんだけど、たぶん価値観が合った状態で働く人は今の私のように自然体で幸せな状態になるんだろう。

これは本気で考え続けないと・・・。「自己探求」


私は概要=骨組みしか書いてませんが、なぜそういうことが言えるのか、具体的にどうするかなど、骨組みを理解した上で中身を読むと入ってくると思います。今たくさんの人にお読みいただきたいです。

ではまた。

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