TAEKO YONEMOTO

日々の感覚をひろった 小さなエッセイたち あなたの日々の 小さなエッセンスとなりますよ…

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日々の感覚をひろった 小さなエッセイたち あなたの日々の 小さなエッセンスとなりますように

最近の記事

遠くになくて近くにあるもの

NYのことを思い出した。 記憶だけだと思っていたあの光景。 わたしは実際に行って感じたのだった。 匂い。空気。 知人の方がNYの大学院かオランダの大学院に 行くかという選択肢で考えているそうだ。 わたしがよく髪の毛を染めたりしてもらっていた 美容師さんはNYの支店で働いていた。 頭の中をいつも彼女たちの存在がよぎる。 羨ましい、というよりも、 自分と違いすぎて絶望する。 きっと人生に対する向き合い方のようなものから 違っているのかも知れないとさえ思う。 きっと本当にそうなのだ

    • 2024/5/26

      わたしの父と母は、 近くのカレーショップで 初めてデートしたらしい。 新婚旅行はフィンランドで、 雪景色に包まれた二人が写る写真が アルバムの中に入っていた。 何十年も連れ添えば色々な事が起こるだろう。 でも当時のわたしはそんなことを 想像する力も持ち合わせておらず、 物心ついた時から二人を許せずにいた。 あの頃のわたしは完璧主義だった。 全て完璧でないと、許せなかった。 人のことも、自分のことも。 あれから何年経ってか、 29歳のわたしは腰を痛めて、 とんでもなくゆ

      • 2024/5/24

        北欧。 小学生の時に、 自由課題で、スウェーデンについて 調べた記憶がある。 あの水色と黄色の国旗を描いた記憶が 鮮やかに残っている。 人としての在り方、教育、 とても興味がある。 何故ならわたしは学校が嫌いだったから。 そんなこんなで昨日は同僚が お昼ご飯にミートボールを作ってくれた。 そのことに、今日の朝気づいたけど、 IKEAではよくミートボールがメニューに あるよなあ、と。 今朝、コーヒーとシナモンロールを食べる。 それもなんだか北欧っぽいよね。 最近アルゴリ

        • 2024/5/21

          どうしても見てほしい わたしはいくばくか、というより かなり承認欲求が強いほうだと思う。 見てもらえないと怒りがわく。 素通りされると、あんたなんか友達じゃない。 という気にさえなってしまう。 今朝、ため息をつきながら これはある種の病気なのではないか.. と思いさえした。 夜。 思い出した。 9年ほど前、 海外で挑戦したいことがある! というわたしを空港まで送ってくれて 航空券代なども補助してくれて、 そんな母はわたしに言った。 「あなたなら絶対大丈夫だよ。」

        遠くになくて近くにあるもの

          2024/5/20

          最近は、働いているカフェでも ワンオペが多いので、 この、内にある色んな想いを 共有する相手がいなかったりする。 だから、日記代わりに noteを続けられたらいいなと思います。 ✴︎ 朝は雨。 とても寒くて、しばらく凍えながら 白湯を飲んで、ほっとする。 ロングスカートは、雨の日に履くと 先っぽが濡れてしまうことを 忘れていた。 なんだか少し憂鬱で、不安もある。 どんな人がくるだろう? この、1人でゆっくりの時間もいいけど 永遠にこれが続いてもカフェの売上も たたないし

          2024/5/17

          すべて繋がっている。 ある日、バイト先にカップルが来て 男性の方がとても幸せそうだった。 女性の方を見たら、赤ちゃんがお腹に いるようだった。 帰り際、男性がお会計をされたので 何ヶ月ですか?と聞いてみた。 明後日生まれるんです。と その男性は嬉しそうに言った。 一緒にゆっくり過ごせるのは もうあまりないかな、と思って。 とても美味しかったです。 と伝えてくれた。 わたしは心から嬉しくなって その方と、嬉しいですねえ、と その嬉しさをただ感じていた。 その夜、そこに居合わ

          2024/5/14

          それぞれの特性がある。 誰かの真似をしてみたって その誰かになれるわけじゃない。 わたしはわたしの感情を感じ そして他人の中にも 本質の部分を見出したい。 それがわたしの特性なのだと思う。 上がったり下がったりしてもいい。 下がった自分にもありがとうだし 上がった自分にもありがとうだし どちらでもない自分にもありがとうだ。

          2024/5/13

          優しい世界がいい。 だって誰だって誰かの子どもで この世界におりてきた。 本当は敵じゃないはず。 その優しい世界を信じ切っているわたしは 色々なことを経験するけど その中でも本質を見たいし 視る努力をしている。 表面だけでその人を判断するのは とても簡単。 ただ、その人はどういう背景で どういうことがあってそれを 言ったのか? 少し時間はかかるかもしれないけど それを感じてみる。 そのためには時間が必要だね。 "空"の時間は、怖くないよ。

          2024/5/11

          パパが山登りに出かけた。 朝早く目が覚めた。 すると父も早く起きていた。 いつものようにリビングから陽気な 独り言が聞こえてくる。 わたしも家を出る時間より 1時間半も早く起きたから むくっと起き上がってトイレに行く。 歯を磨きにリビングに向かい、 おはようと言葉を交わす。 今日はバイト?うん。という会話。 今日は山登りに行くんだ、という父。 それを聞いただけでわたしの気分も上がる。 わたしは部屋の掃除を始める。 朝早くからする掃除って こんなに気持ちいいんだ。 出かけ

          旅って

          逃げているように見えるかもしれないけど 実はとてもとても 向き合っている だから旅に出たって良い 誤魔化し続けなくて良い

          変化の日々を

          こんにちは!お元氣ですか? 最近、沢山の変化を経験している方も多そう。 天氣がころころと変わるように。 どんな人間も完璧な人はいないように 自分の中から滲み出てくる 味わい深さを 思いっきり正面から見つめてあげる そんなことができたらいいな。 あなたもできていたらいいなと想います。 そうそう、 誰かの幸せを願うのならば、 奥底に眠っていた ずっとやりたかったことを やる時なのだよ と風の便りで聞きました。 きっと、あなたも わたしも大丈夫。 大丈夫なのだ。

          変化の日々を

          ちょっとの間

          ちょっとじゃなくてもいい。 人生には"間"が大事だ。 例えば、どんなに大切な人でも 毎日ずっと一緒だと、 自分と向き合う時間が取りづらく、 感情をぶつけてしまうことがあった。 そんな時にはあてもなく時間も氣にせず 散歩に行ったり 昼寝をしてみたり 好きなカフェに行ってみたり 一見生産性のない"間"を作ることが とても大事なのだと分かった。 どんな長さであれ、 自分の感覚に従って それぞれの間を大事にしていこう。

          ちょっとの間

          全部出し切ると分かること

          この間、マッサージをしてもらって、 そのあと人生初と言えるくらい、 嘔吐が止まらなくなった。 割としんどかったのだけれど (もう一生経験したくないくらい) その後身体が軽くなって、数日間は コーヒーや甘いものを受け入れられなかった。 力を振り絞って近くの直売所に 野菜を買いに行ったりしたけど 人間ってこんなにも体力がなくなるものなんだな とうずくまりながら感じていた。 2021年から2022年は 旅をしていた人生の転換期だったのだけど、 その時と同じような感覚が戻ってきた。

          全部出し切ると分かること

          中国日記 その2

          こんにちは。 中国にいると、見た目が変わらないからか、中国語で当たり前のように皆んな話しかけるので、わたしの挙動不審さが、自分でもちょっと可笑しく思える。さっきなんか豆花を買ったときに、お店の男の子が、当たり前だけど中国語で話しかけてきて、わたしは何故か英語で、"I can't speak english."という支離滅裂な言葉を発していた。なんでやねん! でも皆んなフレンドリーに話しかけてくれて、わたしがあわあわしていても笑顔で何か言って去っていくのだから、いつもその残り

          中国日記 その2

          中国日記

          こんにちは。中国に到着してから1週間。SNSを開けないと聞いていたため、身構えていたけど、VPNというものを教えてもらった。スイスイとInstagramを見ることができて、驚いている。中国は、日本との兄弟みたいだ。(彼が日本に来て中国に帰って、ご両親にこの言葉を伝えたらしくて、わたしにもしっくりきた。)彼曰く、古くからの兄弟で、今はお互い独立している。まさに!と目から鱗だった。近隣国、最も近しい、そして昔から文化も交換していて、言葉も似ている。政治やメディア上では、決して仲良

          中国に上陸!

          你好!谢谢!我是…!再见! ほんの4つの中国語を昨夜父に教えてもらい、今、上海に上陸した。中国ではSNSを使えないと聞いていたのだが、その噂は本当だった。だがしかし!このnoteは使えるではないか。わたしは少しテンションが上がった。書き記していきたいのだ。 ここにいると皆んな中国語で話しかけてくる。外見は同じアジア人だもの。そして、中国に来たのに、日本の南の地域にいるような、そんな氣分でいる。本当に、それくらい文化の似通った土地同士なのかもしれない。 この状況で、英語を喋

          中国に上陸!