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上司は、いかに部下に成功体験を積ませるか その1

社会に出たら、まず仕事を覚えるところから始めます。
しかし2〜3年もすると自分の方向性をどうするか、人は考え始めます。

それがお金か、出世か、仕事の満足度か、その人の性格や、その人の力量によって変わります。

しかしながら方向性がなんであれ、まず何かで人より秀でて、そして成功
体験を積みたいと思うでしょう。

では、どんな成功すればいいのでしょう。
自分の上司が考えてくれれば良いのですが、いや本来はそれが理想ですが、上司も忙しいのでなかなかひとり1人の事を考えてくれない事もあります。

何で成功したら良いか、まずは自分で考えてみましょう。

成功体験を作るには、時系列ステップで考えると全体像が見えやすくなります。

ざっくりの言い方ですが、こんなのを目標に掲げててはいかがでしょうか?

これは主に営業部門での成功体験になります。


1.入社2〜3年

ある分野で誰よりも専門知識(技術的知識、業界の知識など)では負けないよう研鑽を積む。

これはまだ本来の仕事では成果が上げにくい時に、これを目指します。

 2.入社5年

ある担当分野で部門トップの成績を上げます。
まだ狭い範囲ですが、これでかなりの「やった感、達成感」は得られます.

3.入社10年

社内の部門あるいは、事業部でトップの成績を取ります。
これで社内では、「A事業部に、Aさんあり」が浸透しはじめます。

4.  入社20年

自分のいる業界でトップのポジション(トップシェア)を取ります。
優しい事ではありません。

そうとう事業戦略、知財戦略、製品開発戦略、マーケティングなど考えなくてはいけません。また、この頃には様々な経験からどうすれば業界トップが取れるかは見えて来ます。

 ある時、野球選手のイチローが言っていたのを忘れません。「トップになると景色が変わる」

これがトップを取った時の醍醐味です。嬉しさです。
小さい分野でも、小さい業界でもトップを取ると景色が変わります。

見る目が変わって来ます。接する人たちも変わってきます。
あなたを見る周りの目も変わってきます。

ここからが、自分を大きく伸ばすチャンスです。
業界に良い意味で君臨したり、自社のトップ(ひとつの事業部でも)になったりすると、次のステップが見えて来ます。

転職も視野に入ってくるかもしれません。

これが一般的には入社20〜25年くらいでしょうか。

 次回は、では個々人の時系列の中で、上司はどうしたらいいのか。
また、どうすべきかを掘り下げていきます。

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