クリエイティブな思考を育てる、ボドツナクリエイティブアーツを始めます!
※このブログは2022年7月29日に書きました
私が色々な団体や会社の方と関わる中で、事が上手く進む方とそうでない方の差として、クリエイティブな思考の差を感じることがあります。
クリエイティブな思考を育てる取り組みとして、ボドツナでは「ボドツナクリエイティブアーツ」をスタートさせます!
ボドツナクリエイティブアーツについて説明します!
教育について偉大な先人たちに相談してみた
私は不登校の実態に触れだして、「子供たちが学校以外に学べる場所」が作れないかと考えていました。学校以外に子供たちと関わる場所が無いことが、そもそもの問題ではないかと思うのです。
とはいえ私は教員として勉強を教えることはできませんので、学校や塾は作れません。
オルタナティブスクールやフリースクールの方向性を探り、日本ボードゲーム教育協会(ぼ教協)のみなさんや、オルタナティブスクールすだちの吉川さんに相談し、方向性を探っていました。
↓ボ教協
https://twitter.com/jbgea_bokyokyo?s=20&t=JxCH08m01st8-HGq17ctOQ
↓オルタナティブスクールすだち
https://sudachi-school.jimdosite.com/
ボ教協のみなさんとのお話の中で
「どんなことを体験できるか」
コンテンツをハッキリさせる必要があるとの話がありました。
何をするのか、どんなことをするのかを具体的に示さないと、お子さんや保護者の方が分からないからです。
また、不登校生徒の学習支援をメインに据えるのであれば、場所を固定するよりも訪問の形を取った方が良いかもしれないとのお話しでした。これは私が持っている「不登校訪問支援カウンセラー」の資格とリンクします。
すだちの吉川さんは、私に「教師の経験が無いことがプラスになる」と話をされました。吉川さんは小中高の教員免許を保持されており、すだちに来るお子さんは「先生」と呼ぶそうです。
「先生」と呼ぶことを吉川さんは薦めてなく、むしろ距離感を感じるため「先生」と呼ばれたくないそうですが、所作に先生と感じさせるものが出ているのか、「先生」が定着してしまっているそうです。
教員の経験が無いことで、子供たちと近い距離で接することができれば、それはプラスになるとのお話しでした。
弱点と思っていることも、考えようによってはプラスになるのです。
コンテンツを考える
コンテンツをハッキリさせるとして、自分に出来ることは何かと改めて考えてみました。
ボードゲームを用いた「社会学」や「コミュニケーション力」などとぼんやり考えていましたが、社会学やコミュニケーション力なるものが、正直よく分からん代物です。とても必要とされる内容では無さそうです。
(社会学はとっても大事な学問だと思いますが)
周囲に分かりやすく、「それは必要かも?!」と思わせるものは何かないか・・・
と思考を巡らせていました。
そもそも前述している通り、私には教師の経験も資格もないので、教える行為自体が無理があるように思います。
教えないとしたら、代わりに何ができるでしょうか?
一緒に遊ぶ? 話を聞く? それも少し違うかな・・・
そこでふと考えたことが、今取り組んでいるボードゲーム制作についてです。
ボードゲーム制作はボドツナの利用者の方にキャラクターを描いてもらいクリエイティブな体験をしてもらうことと、自分が描いたイラストが形になる喜びを知ってもらおうという思いから生まれました。
そして作ったゲームをゲームマーケットで販売すれば、作ったものが売れるところを見ることができ、社会との再接続になるのではと考えていました。
そのボードゲーム制作に一緒に取り組んでみたら面白いと考えました。
コンテンツ1 ボードゲーム制作
ボードゲーム制作でどんな体験ができるのか、詳しく書いていきます。
ボードゲームを作り販売するために必要なことを挙げていくと
どんなゲームを作るのか、テーマ設定などの「企画」
キャラクターデザイン、背景等の「アートワーク」
ストーリを作る「シナリオライティング」
ゲームの仕組みを考える「ゲームデザイン」
カードや箱などのパーツを作る業者を探し選定する「コンポーネント作成」
出来上がったゲームを販売につなげる「広告」
売り場で販売を行う「売り子」
大雑把に並べただけでも、これだけの役割があります。
これを一人でこなすのは、中々大変な作業です
私の場合、企画やシナリオライティングは自力でできますが、デザインは、今回初めてデザインソフトの「イラストレーター」に触れたのですが、正直全く使い方が分かりません。
デザインのことは全く分かりませんが、テーマの設定をしてストーリーを作ることは得意です。
テーマをストーリーやデザインに落としこみ、作品として表現すること=クリエイティブを、ゲーム制作を通して体験してもらえたらと思います。
その他にも、ストーリーを作る力や、印刷会社などの協力会社を探し、期日を決めて製作を進める運営力、出来上がったゲームをどうやって世の中に広めていくかを考える「広告・マーケティング」など、体験内容が盛りだくさんです!
コンテンツ2 動画作成
私の仕事の一つに動画の作成があります。
またボドツナでは、ボドツナ会の様子や作ったゲームの紹介動画の作成など、動画を作る機会がありますが、動画作成もクリエイティブ体験の宝庫です。
どんな動画を撮るか、テーマを決める「企画」
動画全体の流れを決める「シナリオライティング」
動画に出演する「役者」
撮影現場で指揮を取る「現場監督」
現場での撮影やカメラ割を決める「カメラワーク」
撮影時の機材を準備し調整する「照明」「音響」
撮影した素材をまとめて調整する「編集」
ざっと挙げただけでも、これだけの役割がありますが、どれも動画を作るうえで欠かせない役割です。
↓作成している動画
クリエイティブな思考は、色んな所で役に立つ?
シナリオを描いたりカメラワークを考えたりした体験は、ゲーム制作や動画作成にしか役に立たないように感じるかもしれません。
会社で働いていて、シナリオライティングをすることはほぼ無いと思います。
ですが、シナリオを作ったり、カメラワークを考えたり、デザインを練ったりするクリエイティブな思考は、色々なところで気づきを与えます。
例えばお店の店員だとしたら、クリエイティブな思考を持っていれば、お客様の動作や目線で、何を欲しているか想像を働かせようとします。
エンドユーザーと直接接しない業務であっても、クリエイティブな思考を持っていれば、見えないエンドユーザーのことを想像しようとします。
このクリエイティブな思考は、クリエイティブな活動をすることでしか育ちません。
ストーリーを作る、カメラワークを考える、デザインを練る。形の無いものを形にしようと想像力を働かせる活動でしか、クリエイティブな思考は育たないのです。
そしてクリエイティブな思考の教育は、今の学校教育には全く取り入れられていません。
オンラインでも、オフラインでも対応可能!
ボドツナクリエイティブアーツでは、ボードゲーム制作と動画作成を通してクリエイティブな活動を体験してもらい、クリエイティブな思考を育てるプログラムです。
内容によっては、直接会うことなく進めることが出来ます。実際に、ボドツナで作った「ねこのて」のデザイナーと、私は一度も会っていません。
会っていないどころか、声も顔も知りません。メールで文面とデータのやり取りを行っただけで作成しています。
ZOOMやDiscordでも対応しますので、この記事を読んでいるあなたがどのような状況でも、ボドツナクリエイティブアーツに参加することは可能です。
少しでも気にかかることがありましたら、お気軽にお問い合わせください!
↓ボドツナHPはこちら!
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