手で植える田植え体験 Organic Rice Journey 【収穫祭・試食会 編】
2023.11.19(日)、友部コモンズさんが主催する「Organic Rice Journey」の収穫祭・試食会編に参加しました。”無農薬・無化学肥料の有機の田んぼで「自分たちが食べるものをつくる」そのプロセスに一緒に参加してみませんか。”という呼びかけに誘われての参加。今年6月の田植え以来、約6か月間を経て自分たちが植えたお米の試食会です。晴天にも恵まれて風も強くなく、最高の試食会日和でした。
今回の試食会直前には収穫させていただいたお米の精米から出た米糠(ぬか)等を田んぼの土に戻してあげる”土づくり”体験等もさせていただきました。お米作りは、てっきり”田植えから…”と認識していたのですが、次の新たな「Journey」はもう始まっています。
試食までの時間、焼き芋をしたり、土づくり体験をしたりと非常に贅沢な時間を過ごさせていただきました。
土づくりも始まっています。本来の自然的な循環で考えれば、稲穂が実り、枯れ、そして自然に稲が倒れることで土に還っていきます。しかし、稲は人間が食べるために植えたものなので、お米の実り部分を人間がいただきつつ、藁(わら)や米糠など、養分になるものを丁寧に田んぼの土に還していきます。
焼き芋、土づくり等の作業の合間に、お米やお料理等の準備もしていただきました。青空の下で最高の時間です。
今回の試食会では、田植え体験させていただいた”ササニシキ”と”亀の尾”という品種を試食させていただきました。ササニシキは最近は店頭でもあまり見なくなったように思いますが、しっかりとしたお米の味を楽しませていただきました。もう一つの”亀の尾”という品種は、コシヒカリのルーツとのことです。今でこそ、店頭ではほとんどがコシヒカリが並べられているように感じますがその品種のルーツなんですね。 ↓ こういう情報があったのでご参考まで。
そして、試食をしながら、有機農家オーナーの方が過去に取り組まれていた茨城町のブランド米「きらり」の活動についても説明いただきました。これらの活動が継続されていて、今に至っているということも教えていただきました。つながっているのです。続けることは本当に大変なこと。私たち体験参加者は一時的な参画ですが、農家の方々はほぼ毎日のことですからね。
試食会のあとは、周囲の田んぼや水源、そして野鳥や昆虫等の観察をしながらの散策です。都会の喧騒から離れて、別の時間感覚を味わえる本当に贅沢な時間…。息子が空気が美味しいと言っていたのも印象的。
お忙しい中、さまざまな企画・準備をしていただいた皆さま、どうもありがとうございました。私たちはただ参加するだけでしたが、消費者として何等かの考えは変わったと思いますし、周囲への働きかけも多少なりともしています。一応、今回の「Organic Rice Journey」は皆勤賞でしたし、少々厳しい日時もなんとか都合を調整しながら、埼玉から通った甲斐がありました。
自分の心の中で何かが醸成されはじめている。そんな気がする。今すぐにということはなかなか難しいけれど、将来なんらかの形で恩返ししていきたい。
↓ 前回までの記事です。ご参考まで。
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