共感工房 “日本には良識のある通貨担当者がいない”

◆ その通りだと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 為替介入、必ずしも「機能せず」 米長官、政策変更なければ ⇒ https://x.gd/Tf3Bj ■

 イエレン米財務長官は13日公開されたブルームバーグテレビのインタビューで、当局による為替介入について「根本的な政策変更がなければ、必ずしも機能するとは限らない」との見方を示した。市場では、4月29日と今月2日に日本政府・日銀が円安を是正するために円買いドル売り介入を実施したとの見方がある。

 イエレン氏は、為替レートは市場での取引で決まるもので「介入はまれであるべきだ」と改めて強調。ドルに対して介入した場合には、米国に伝えるべきだとの考えも示した。


◆ さすがイエレン米財務長官、良くわかっている。

 為替介入は、“ミスター円”という愛称の“榊原英資氏”が多用した手法でした。

 もっとも、あの頃は今とは事情が違い、日本が“円高”で困っていました。そこで、“アメリカとの協調介入”によってドルを買い支え、それなりにうまくいきました。[ #協調介入 ]

 うまくいったのは、当時のアメリカ側の通貨政策責任者の“ローレンス・サマーズ財務副長官”と個人的にも親しく、折に触れて電話で詳細な打ち合わせをしていたからとか。

 今なら、ネットミーティングなどで回線をつないで協力し合えば、もっと効果的な協調介入ができると思います。


 でも、残念ながら、今の日本の通貨担当者にそんな裏技を使えるほどの豪傑はいない


◆ 日本の通貨担当者も、アメリカ側に信頼されていない。

 今は引退した、安倍政権時に日本の通貨行政を担っていた麻生ー黒田のすっとこどっこいコンビは、まさに、円を弱くすることにしか関心がないトンチンカンな人たちでした。

 なので、日本人のドルベース賃金は底なしに下がり、エネルギーや食料品原材料輸入価格は止まることを知らない感じに上昇しています。[ #輸入物価の上昇 ]


 要するに、今の日本の通貨行政担当者では、協調介入などができる状況ではない。そして、日本単独で為替介入しても効果はないのです。ヘッジファンドなどに弄ばれるだけ。

 日本としては、一日も早く、正しい金利政策を実行に移すべきなのだと思います。[ #正しい金利政策 ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?