共感工房 “結局、アベノミクスの失敗が尾を引いている”

◆ ヘッジファンド等の思惑にやられてしまった感じ。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 神田財務官 円の信認「維持するための努力が必要」 1ドル=154円台半ばまで下落 ⇒ https://x.gd/FLwBv ■

 円相場が1ドル=154円台半ばをつけ、34年ぶりの円安水準が続く中、財務省の神田財務官は円の信認について「維持するための努力が必要」だと強調しました。

 先週末には、政府・日銀が為替介入を繰り返したとの観測やアメリカの雇用統計を受け円相場は151円台後半まで上昇したものの、円売り圧力は強く、154円台まで再び円安が進んでいます。

 為替介入の原資となる外貨準備も無限ではなく、すぐに使える預金は24兆円ほどにとどまっていて残されたカードはそう多くはありません。

 為替介入による円安の阻止だけではなく、政府・日銀が一体となって円の信用を今後どのように維持していくのかが焦点となります。


◆ 要は、長い間続けてしまった、アベノミクスの弊害なのです。

 私は、アベノミクスの核となった金融財政の舵取りをしてきた前の黒田日銀総裁と前の財務大臣の麻生氏の責任と言っても良いと考えています。

 この両人は、日本が先進国として不可欠なはずの“円高”ではなく、見境なく“円安”に導いてしまいました。マイナス金利というわけのわからない政策を推進しました。[ #マイナス金利 ]

 そもそも、安倍晋三氏は経済についてはズブの素人。安倍晋三氏の関心は“憲法改正”。それは、私流に言えば、日本の軍国主義の復活ということ。

 そんな安倍晋三氏の不得意なところにつけこみ、経済にはそれなりに得意としている麻生ー黒田のすっとこどっこいコンビは強力に円安政策を推進したわけです。(→ 注1)

 彼らは、“円安はインバウンドが増え、輸出企業も儲かる”という短絡的な発想だったのでしょうが、今の日本はGDPの8割以上が輸入経済の構造だし、円安だと貿易摩擦も深刻化する。

 つまり、“輸出を盛り上げようとしても効果は少なく、輸入の負担を減らすこと”の方が効果が大きい。そこに気づかなかったところがすっとこどっこいだったのです。

 これからしばらくの間は、アベノミクスの失敗を修正する円とドルの金利差を縮める方策を考えることが大切なのです。[ #アベノミクスの失敗を修正 ]

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●(注1)  麻生ー黒田のすっとこどっこいコンビのことについては、2024.03.20のブログ 『マイナス金利政策は金融詐欺と同じ』をご覧ください。[→ https://x.gd/vUZxg ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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