- 運営しているクリエイター
記事一覧
小説『澄んだ地獄で笑いなよ』冒頭部「さよなら」全文試し読み
こんにちは。大滝のぐれです。
この度制作しました新作小説『澄んだ地獄で笑いなよ』の冒頭部「さよなら」全文をこちらに掲載させていただきます。
川でおぼれかけた男ふたりが付き合い始めたことからはじまる、長い語りと過去の風景、いちゃいちゃしたり髪を染めたりお兄さんと海に行ったり好きだった子の結婚式に行ったりいちゃいちゃしたりする生活を切り取った、幸せと絶望と快楽と怒り、そして失敗のBL小説です。
1リットルの調味料を買えるようになるまでの話
最近大きなサイズの調味料を買うようになりました。
「使い切れないから」とずっと500mlの醤油ばかり買っていましたが、自炊の回数が徐々に増えていくにつれ量と種類が増えていっています。
砂糖、塩、醤油、ケチャップ、油、コンソメ。
1年ほど前まで、我が家の調味料は上記のもののみでした。
レシピ通りにつくることはできるので、料理ができない、はず。ただ、ずっと馴染みがありませんでした。食材は買ってみて
自分語りに支えられる瞬間
産む前に、いや妊娠する前に、もっともっと好きなだけ自分語りを残しておけばよかったな。
産後8ヶ月、少しだけそんな後悔をしている。
子どもができて以降、どうにも自分というものがふにゃふにゃと曖昧になった。
手足はいくらでも動くのに頭はぼんやりしている。自分個人としての欲求がよくわからないことがある。漠然と省エネというか、赤ん坊以外のあらゆるものに対して、気力・感情の発動がMAX時の5割くら
効率厨が、自分を大事にするようになった話
わたしは「丁寧な暮らし」が苦手だ。
嫌悪しているわけではなくて「丁寧な暮らしだと?そんなに、きめ細やかに生きてられないぜ!」側の人間で、生産性を重視して、いかに効率よく暮らすか考えてきたからだ。
2年前の私の暮らしぶりを書き出してみる。ひとり暮らしの生活
食洗機は必須
ロボット掃除機導入済み
週末は、ブラーバが水拭き
職住近接。職場まで徒歩2分
カーテンは自動で開く
寝具は寝袋。ベッド
1000円ちょっとで買える幸せ
私は頻繁に、ご褒美ということで自分を甘やかしています。多分他人からすると「なんのご褒美?」と聞きたくなるぐらい何度もしています。「今から仕事に行くご褒美」「1日頑張ったご褒美」「晩御飯を作るご褒美」「朝起きれたご褒美」など、挙げればキリがありません。
しかしSNSで節約アカウントを見ていると、私のご褒美はことごとく否定されています。いわゆる無駄遣いだそうです。…ですよね。1000円のご褒美でも10