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LambdaとEventBridgeで天気予報を自動通知する #424

前回の記事でLINE NotifyをLambdaで動かしてみたので、その続きです。

無料の天気予報APIを使いつつ、それをEventBridgeで定期実行されるLambdaで実行し、結果を要約してLINE Notifyに通知します。

朝、LINEをチェックする際についでに天気予報が見れたらいいなと思って作ってみました。既存機能でそういうのはあるらしいですが、ここはエンジニアらしく自作してみようと。

使わせていただく天気予報APIは以下です。
無料かつ登録も認証も不要なのでとても便利です。

Lambda関数を作成する

ここはさっくりいきます。
単純にAPIを叩き、結果を整形します。urllib.requestはややクセがあって、それがまた勉強になるのでここで学んだことは別でまとめたいと思ってます。

以下のコードになりました。

import os
import json
import urllib.request


def format_value(value):
    return "-" if value is None else value

# Tenki API
tokyo = 130010
tenki_api = f'https://weather.tsukumijima.net/api/forecast/city/{tokyo}/'
tenki_request_headers = {
    # urllib.requestはデフォルトでユーザーエージェントを使用しておらず、天気予報APIに弾かれる
    'User-Agent': 'Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_15_7) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/91.0.4472.124 Safari/537.36'
}

# LINE Notify
TOKEN = os.environ['LINE_NOTIFY']
api_url = 'https://notify-api.line.me/api/notify'
line_request_headers = {
    'Content-Type': 'application/x-www-form-urlencoded',
    'Authorization': 'Bearer' + ' ' + TOKEN
}


def lambda_handler(event, context):
    tenki_req = urllib.request.Request(tenki_api, headers=tenki_request_headers, method='GET')
    conn = urllib.request.urlopen(tenki_req)
    tenki_data = json.loads(conn.read().decode('utf-8'))
    
    original_title = tenki_data['title'].split(" ")
    title = original_title[1] + original_title[2]

    today = tenki_data['forecasts'][0]
    tomorrow = tenki_data['forecasts'][1]

    message = (
        f"{title}\n\n"
        f"{today['dateLabel']}\n"
        f"【{today['detail']['weather'].replace(' ', '')}】\n"
        f"最高{format_value(today['temperature']['max']['celsius'])}℃, 最低{format_value(today['temperature']['min']['celsius'])}℃\n\n"
        f"{tomorrow['dateLabel']}\n"
        f"【{tomorrow['detail']['weather'].replace(' ', '')}】\n"
        f"最高{format_value(tomorrow['temperature']['max']['celsius'])}℃, 最低{format_value(tomorrow['temperature']['min']['celsius'])}℃"
    )
    
    params = {'message': message}
    # data引数はbytes型を期待しているためbytes型に変換
    data = urllib.parse.urlencode(params).encode('ascii')
    
    # LINE Notifyに通知
    req = urllib.request.Request(api_url, headers=line_request_headers, data=data, method='POST')
    conn = urllib.request.urlopen(req)

細かい部分ですが、LINE NotifyのAPIトークンは環境変数に設定しました。
こちらの記事にまとめていただいているやり方と同じです。

本当はエラーハンドリング等もやりたいところですが、一旦割愛しました。


EventBridge

AWS EventBridgeはイベント駆動型アーキテクチャを実装するためのサービスで、Lambdaを自動で定期実行させることができます。月間 14,000,000 回の呼び出しが無料なので、自分に毎日天気予報を通知するくらいは余裕で賄えます。

↓一度保存してしまったので編集画面ですが、スクショで整理していきます

名前は任意のものをつけ、スケジュールグループはdefaultにしました。

毎朝7時にLambdaを実行する様にcronベースで指定しました。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/lambda/latest/dg/services-cloudwatchevents-expressions.html

cronの書き方は上記の通りです。

時間枠は特に設定していません。

ターゲットAPIはLambdaを動かすためのInvokeを選びます。

関数には先ほど作成したものである「line_ymchat」を指定します。ペイロードは何も指定しません。

残りの設定は全てデフォルトのものを使用しました。

結果

ここまで設定すると以下のように通知が来るようになります。

これで毎朝天気を確認してから動けそうです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!


参考


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