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メモを習慣にする

大学時代、毎日一緒にいた同じ門下の友人は口数の少ない子だった。
ある日、「今、何考えてるの?」と聞いてみた。
すると、「何も…」と返ってきたことが信じられなくて、本当に何も考えてないの?と何度も聞いたことを思い出した。

わたしは起きている間はずっと、頭の中でひとりごとでいっぱいなのだ。
口には出てないと思う。
たまには無意識に出てるかもしれないけど、指摘されたことはない。
いや、気味が悪すぎて、指摘できないのかもしれない。

一日中たくさんのことが頭の中を通り過ぎていく。
それは、その一瞬で消え去ることが多い。
たまに、すごくいいアイディアが通り過ぎることがある。
そういうときは、書き留めておかなかったことをすごく後悔する。

わたしには、”書き留める”という習慣がない。
メモをとるといえば、仕事で電話をとったときと、お客様からの要望を聞くときくらいだ。

メモを習慣にしたくて毎年「ほぼ日手帳」を買うのだが、一年経ってめくってみても、何も書いていないページが九割九分。
日常的にメモをすることができる人をとても尊敬していて、メモ魔のみなさんに憧れている。
ちなみに、『メモの魔力』は半分読んで離脱中。

伝えたいことがうまく伝えられない、大事なことがうまくまとめられない。
小学生時代の読書感想文なんて、苦痛でしかなかったのだ。
そもそも、「人の気持ちなんてわからない」と思っていた節もある。

先日、あるところで質問をしてみた。

「ある一つのテーマについて、話を広げるためにはどうしたらよいか」

まさに、読書感想文の書き方を尋ねたようなものだ。
丁寧にお答えいただいた。
その節はありがとうございました。

「そのテーマについて多方面から考察する」

やっぱりそうなんだ。
わたしには、考えが足りないのだ。
思うことがたくさんあるのに、考えるに至っていない。
それってもったいない気がする。
せっかく芽が出てるのに、知らずに踏んずけているみたいな感覚。

改めて、メモへの意欲が湧いてきた。
本当は手帳を常にそばに置いておきたいところだが、もっと手軽にメモしたい。
家の中でも常にそばにあるものといえばスマホ。
すぐ手の届くところにあれば思った瞬間にメモできる。
Evernoteを使うことにした。
思ったこと、気になった言葉など、箇条書きで入力していく。
なかなかよい。
始めて数日経つので、わたしにしては続いている。

このメモからnoteの題材を決めることにした。
今日のテーマもこのメモから。
多方面から考察できているかと問われると微妙ではあるが、まず一歩進めたことがうれしい。

まだまだ修行の道は続く。
読んでくれてありがとう!




「好き」で満たす暮らしを目指しています。