成瀬が辿った道を行く(浜大津&京津線編)
膳所でスタンプラリーをコンプリート。このあとは京阪電車に乗り込み浜大津へ移動する。
京阪電車で浜大津へ
どこかのメガバンクのようなスタイリッシュな京阪電車。京都ー大阪間の系統と統一塗装であるが、車体は短く、2両編成。路面区間や登山を想定した構造になっている。関東人からしたら江ノ電にも似てなくはない。
びわ湖浜大津駅
電車に乗って5分弱。びわ湖浜大津駅に降り立った。かつては「浜大津」だったが、2018年に今の駅名に改名した。改名以前から京阪の看板、放送には「びわ湖方面」という表現が存在。知名度的にも「びわ湖」が有利と考えたのだろうか…?
かれんが撮ってた歩道橋
駅を登って歩道橋へ。「探さないでください」で成瀬の手がかりを探しに、みらいと島崎が撮り鉄中の「篠原かれん」に出会したところ。
かれんも一眼レフ片手にこんな写真を撮っていたのだろう。
大津港
歩道橋からびわ湖へ目を向けると大津港。「レッツゴーミシガン」にて成瀬が出会った広島の高校生「西浦航一郎」と「中橋結希人」をミシガンクルーズへ誘い出し、待ち合わせた場所。
観光船「ミシガン」
3人が乗った観光船「ミシガン」にちょうど出会した。京阪電車系の船会社「琵琶湖汽船」が運航。滋賀県と姉妹関係にあるアメリカの「ミシガン州」が名前の由来だ。
船内では食事やガイド役「ミシガンパーサー」によるライブを楽しみながら、60分or90分のレイククルーズを楽しめる。親とすら乗ったこともなく、乗りたいところだが、1人で3000円近くするのは気が引ける。
浜大津アーカスと湖の駅
ここでもスタンプラリーをゲット。次に行ったのは「浜大津アーカス」。「ROUND1」を核にした商業施設で、この2階に西浦と成瀬がランチを共にしたフードコート「湖の駅」がある。ここで少し早めの夕ご飯。
近江牛コロッケ定食
もちろん頼むのは「コロッケ御膳」。西浦が感動したザクザクでホクホクの近江牛コロッケはご飯が進む。ご飯のおかわりが自由で、西浦は大盛り4杯、成瀬は2杯(たぶん普通盛り)をたいらげていた。僕も2杯おかわり。ご飯の軽い食感が漬物だけでもバクバク食える。2人がそれだけ食べるのも納得のうまさ。ごちそうさまでした。
京津線
いい時間になってここからはライブを見に京都へ。京津線に乗って京都方面へ向かう。
成瀬が京大受験の行き帰りで乗車した京津線。電車の車高と幅は小ぶりだが、4両編成で全長66mの路面電車はかなりでかい。
道路を走る列車は30mを超えてはいけないが、特例として認められている。
第1形態「路面電車」
信号を守りながら大津の路面をトコトコ。外から見ると大蛇か龍のよう。しかも、走ってる電車はそのまま地下鉄に化けてしまう。
第2形態「登山電車」
上栄町からは第2形態「登山電車」のゾーン。国道1号に沿って逢坂山を越えていく。
雨でないときも常にカーブは湿らしている。レールを摩耗させないためで急峻さが窺える。
滋賀県から京都府へ入った最初の駅は四宮。車庫が併設され、「四宮行き」という電車もあるほど。
JRと合流し、京阪山科。利用者がかなり多く賑わいを見せている。
第3形態「地下鉄」
琵琶湖線、湖西線をアンダークロスすると列車は地下へ潜る。ここから第3形態「地下鉄」だ。
京都市営地下鉄東西線
地下を駆け下りて着いた「御陵駅」。駅名看板が変わってこの駅からは京都市営地下鉄東西線のテリトリーへ入る。
1997年までは今の三条京阪駅まで自社路線だったが、地下鉄に置き換わる形で並行区間が廃止。この代替措置として路面電車が地下鉄に乗り入れる珍しい光景が誕生した。
近代的な駅でホームドアは上から下までびっしり。このホームドアのせいで建設費が嵩んで赤字に悩まされてるそう。
東山駅
東山駅に着いた。京大を受ける成瀬はここで下車し、市バスで「百万遍」へ向かって行った。しかし、僕は降りずに乗車を続ける。
烏丸御池駅と烏丸線
烏丸御池で下車し四条へ。
緑の地下鉄「烏丸線」も作中に出てきた。成瀬とかれんが出場した「観光大使ー1グランプリ」の二次予選会場が「国立京都国際会館」。最寄りはこの路線の終点国際会館駅だ。「地下鉄に乗った」までは書かれてないが、京都駅まで出てきたなら、地下鉄で「国際会館行き」に乗るのが最短で、間違いない。
Hakubiのライブ
この日は「Hakubi」のライブ。ボーカル片桐さんが発する激しい感情の言の葉は病んでる心に沁み渡る。
成瀬の足跡はだいたい周ったが、これは半分程度。気になるフリーきっぷを併用し、スタンプラリーを制覇したい。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。