GWの特急de朝活
ゴールデンウィークの後半戦の5月3日。久々に祝日休みになったので5時起きして朝活しようと思いついた。普通列車を使うことが多いが、けさは特急で課金する。この時期の特急や新幹線は多いところは多いが、穴場もあることにはある。
朝6時、京都駅
6時の京都駅。週末や祝日の朝はどこのターミナル駅もガラガラ。
駅ナカの土産物屋やスタバはもちろん閉まってるし、JRのセブンイレブンですら6時半がオープンだ。近鉄のファミマが6時に開いているぐらい。
こんな景色が見られるのはこの時間か最終間際ぐらいだ。朝活か夜ふかししないとこんな光景は拝めない。
ホットコーヒーが欲しくて、セブイレへいったがダメ。駅前から程近い、郵便局横のローソンへ行き、ホットコーヒーをゲット!7番のりばへ。
起き抜けに指定席を予約。空いているようでまあまあ埋まってた。
関空特急はるか
乗り込むのは関西空港行き「関空特急はるか」。ハローキティをまとって5年以上になるが、ノーマルの白青ツートンよりも慣れてしまっている。
普段は「ビックカメラ(閉店済)」の真下にある30番のりばを使う「はるか」だが、滋賀県を発着する列車は別ののりばを使う。やってきた「3号」は草津駅が始発、7番のりばを使うことになる。
経年劣化したテーブル
朝ごはんをここで食べようとしていたが、大きなテーブルはなく、肘掛けのミニサイズのみ。経年劣化のせいか少し傾いているのが残念。デビューから四半世紀以上でリニューアルは未施工。かわいい見た目してベテランなんすわ。
ちなみに7〜9号車に連結されている「271系」は2020年デビュー。大きなテーブルやコンセントまで備わっている。知ってる人はサラ(新しい)な方を予約したがるだろう。ただし、旧型で揃うこともたまにあるので注意。
スープごはん
そんなけさは、スープジャーにトマトリゾット風スープごはんを入れて持ち出した。トマトジュースにコンソメ顆粒、ご飯1杯、スライスチーズを入れて煮込んだ。個人的にルーティンにしてる好きな一品を外に持ち出した。程よいあったかさと粘りだし、特急で食べる自炊はおいしさが増してる気もするような。
「最高においしい食べ方は外だーー!!」ってCMあったなぁ。
カメラマンの群れと正体
京都線の沿線にはちらほら三脚立てたカメラマンの群れが見られた。「何か珍しいものが来る!!」と勘づいた僕もカメラを向けてみた。「たぶんこれちゃう?」というのを激写した。
オーシャンアロー
「オーシャンアロー」こと「283系」という電車。くろしおとして活躍し、新大阪で折り返すことが多い。京都線ではお目にかかれる機会は少なく、かつての京都発着は消滅した。
僕が見たのは、和歌山からの始発「くろしお2号」として新大阪に到着、向日町の車庫へ引き上げる模様だ。Xを見ているとこれを狙ってたのだと思う。
しかもこの日は「イルカ顔」の先頭車が前後両側についているレアなパターン。撮影名所として知られる「サントリーカーブ※」で1番映える方角だ。数が少なく、引退も噂されるだけに目立つ群れができてしまうわけだ。
高槻駅
京都から12分ぶっ飛ばし「高槻駅」に停車する。朝の関空行きと夜の京都、滋賀方面は高槻にも停車する。はるか以外では北陸方面の「サンダーバード」も停車する。住みよさレベルが高いわぁ。
貨物線へ分岐
茨木駅を通過し、ブレーキがかかる。サンダーバードとすれ違うタイミングで列車は分岐線へ。
小高い丘を乗り越えるこの線路は貨物専用線。ここから塚本駅(大阪市西淀川区)付近と「うめきた」へ延びている。貨物以外では「うめきた」を通る特急「はるか」「くろしお」がショートカットしている。
吹田貨物ターミナルへ立ち寄る列車の他、大阪駅から西へ向かう貨物列車も必ずここへ迂回。都心の旅客列車を塞がないし、本数も増やせる。
古い高架線の行き着く先
少し古い高架線も見える。こちらは大阪貨物ターミナル(大阪府摂津市)へ通じる線路。
行き着く先は新幹線の車庫が隣接。大阪モノレール乗るとターミナルの全貌を見渡せる。
立地がいい
吹田にはアサヒビールの工場やアスクルの物流センター、摂津市千里丘には真新しい物流倉庫など。名神や近畿道など、高速のインターも近いのも相まって立地がいいし、貨物列車はトラックの何倍も輸送力が高い手段だ。「2024年問題」なんてあるが、こういうよさに注目して企業誘致がたくさん行われるかもしれない。
おおさか東線
新大阪駅手前にも小高いショートカット線が見える。ここを通る貨物列車はおおさか東線を南下し、「百済貨物ターミナル(大阪市平野区)」へ乗り入れる。この場所は南大阪随一の物流拠点だ。
新大阪駅
新大阪駅の3番のりばへ着いた。「うめきた」へ向かう特急の他、おおさか東線の普通列車、奈良始発の直通快速が使う。西へ向かう貨物列車は奥の抜け道を使って山陽新幹線と並走、塚本駅すぎたところで合流する。
大阪駅(うめきたホーム)
淀川を渡り、地下へ下ると「大阪駅うめきたホーム」へ着く。
耳を澄ませると発車メロディが流れてきた。停車時間が短いとカットされる確率が高くて運任せ要素が強い。それを聴けた僕は「早起きは三文の徳」を享受してる気分。とはいえ、環状線みたいにスイッチ押して強制的に流せるようにしてほしいなぁ。
うめきた→西九条
「うめきた」からゆっくり登って、環状線と並走、西九条から合流する。
西九条駅は「ユニバ」への大ジャンクション。真ん中のゆめ咲線ホームに向けてたくさんの人が並んでいる。ゴールデンウィークらしい光景だ。
各停の後ろをゆっくりと
環状線では先を走る「内回りの各駅停車」の直後を走る。過密ダイヤの合間で感覚的には原付よりちょい早いぐらい。
『平行線』を聴いてはいたが、「この速さは物足りん…」と思って『愛の薬』が合う感じ。夜の列車ならもうちょっと速いけど。
天王寺駅
奈良方面京都行き
天王寺まで乗ってきたら、隣には「奈良方面京都行き」がいた。こちらは奈良を経由する上、奈良駅まで各駅停車ののち、奈良線内で快速に変化する初見泣かせな列車だ。
ゴールデンウィークはどこもかしこも人、人、人!どこへ行こうにも人だらけで疲れてしまう。でも、こういうときの朝活が1番なのかもしれない。
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