特急、夜桜、ツユな夜
北陸新幹線敦賀開業に伴って北陸へ向かう特急が大きく再編された。「サンダーバード」「しらさぎ」の区間短縮や「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」「ダイナスター」が完全廃止になるなど変化が大きかった。
一方で、関西でも通勤特急ネットワークが変化。「らくラク」ブランドで統一され、新大阪〜奈良間の「らくラクやまと」が新設された。このうちの大阪発米原行き「らくラクびわこ」に乗ってみた。利用状況見たり、チケットレスで参加できるあるキャンペーンに応募してみた。
大阪駅
大阪駅の10番のりばへやってきた。隣の9番のりばには新快速の行列。列はホーム幅いっぱいまで伸びるが、乗車目標に従いきっちり整列されている。
特急の乗車位置は青いマーク。電光掲示板では「通勤特急/青1〜6」と表示され、放送でも「らくラクびわこと表示した青色の足元表示、各号車のところでお待ちください」と案内される。
らくラクびわこ
19時10分、「らくラクびわこ2号」がやってきた。車両は「しらさぎ」カラーの681系が使われる。北陸特急と共通で使われる2号は、今年大きな変化があった。
「びわこエクスプレス」→「らくラクびわこ」に改名
黒いサンダーバード仕様→グレーのしらさぎ仕様
9両→6両(繁忙期には9両)
夜の発車時刻が繰り上げ(大阪の始発が21時台から2時間早まり、号数も4→2号に。)
元は「サンダーバード」を米原まで回送するついでだった「びわこエクスプレス」。名前を改めた上、大阪駅に来ない「しらさぎ」が担当するのは違和感。
オタク的推測
だが、京都向日町の車庫に「しらさぎ」がたくさん集まっているのを見た。あくまで推測だが、整備拠点を金沢から京都に移したのだろう。米原から京都へ回送させるついでだと思う。
米原や敦賀の車庫よりも京都の方が規模が大きいし、やりくりも筋がありそう。本当のところは鉄道員のみぞ知るところだけども。
少なくても、いいおこづかい
1年前のライブ帰りの夜遅くにこの列車を見かけると着席率は少ない。「ラッシュピーク過ぎたのにいる?」とも思った。あんときから増えたわけではないが、空間の感じからストレス緩和には打ってつけだろう。電車をやりくりする方にとっても車庫が片付き、おこづかい的収入のメリットもある。
大阪を20時台に出発する「4号(exびわこエクスプレス2号)」の3両編成が「実はちょうどええんちゃう?」と思ったりも。ちなみに「4号」の時間帯は変わらず、号数が入れ替わった。
過渡期
行き先表示は本来「らくラクびわこ」と書かれた青いロゴだが、幕の取り替えが済んでいない車両は「特急」で代用。ある意味貴重な光景で、「特急/米原」の組み合わせは大手私鉄の特急のようなギャップがある。
新快速を横目に待機しているとこっちに流れ込む人ばかり。ホーム上で特急券が買えないし、原則事前予約。課金するぐらいなら満員の新快速で安く速く帰れた方がいいと思うのが普通かもしれない。
やさしい弁当
特急に乗る前に晩ご飯も買い出してきた。大阪駅高架下にある「エキマルシェ大阪」内「和saiの国」という惣菜屋さんで買った「旬菜弁当」。
たけのこご飯、魚の西京焼き、だし巻きなど体にやさしい春うららな8品が入っている。
この日けっこう食べ過ぎたが、弁当をよく噛んで、ご飯を最後にしたら意外とお腹が健やかになった。欲と食べ過ぎには気をつけなな。
らくラクびわこ×夜桜
見頃を少し過ぎて花を散らすような雨になった今日。それでも、街灯に灯る夜桜は美しい。夜桜はどこでも見れるわけではないが、これだけでもいい気分。もう今年は後悔ないかなぁ。
らくラクびわこ×ツユ
雨が降った今日は「ツユ」というバンドをたくさん聴いた。
「トー横キッズ」を題材にした「アンダーキッズ」や量産型女子の悲劇を描いた「アンダーヒロイン」など暗い曲やバンド名だけに雨が似合いそうな曲が多い。
雨の日はヨルシカとともに決まってかける頻度が高く、Apple Musicでも2月、3月は5位にランクイン。雨に嫌なイメージや低気圧頭痛でやられる人が多いが、僕は「ツユ」がいるから楽しくなれると言っても過言ではない。活動休止中だが、復活して目の前で見たいと切に願って止まない。
京都駅
京都駅に着いた。かつては京都駅でもよく見られた681系は違和感がない。
特急でくじを引く
特急に乗るとくじが引けるキャンペーンがある。カード会員向けチケットレス「J-WESTチケットレス」を購入し、乗ると翌日以降に抽選ができる。
結果は4等。10ポイントの「WESTERポイント」を6月末にいただける。
ちなみにサンダーバードで京都から大阪まで乗ったときは2等「WESTERポイント」が1000ポイント!くじ運はそこそこいい方なのか?
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