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秋の臨時特急@京阪

人が増えてくる「秋の行楽シーズン」特に京都エリアは紅葉の名所が多い。1年で特に人が集まる。京都市内の鉄道各社では土休祝日に臨時列車をたくさん出していたり、普段停まらない駅に臨時停車などをしている。

そのうち京阪電車は以下の通りに臨時列車を設定。

  • 淀屋橋→出町柳行き「臨時特急」2本

  • 樟葉くずはor淀〜三条間の「臨時普通」計11本

  • 三条→淀屋橋行き「臨時特急」2本

清水寺、伏見稲荷神社などの寺社仏閣、大原三千院、比叡山、鞍馬へのアクセス路線である「叡山電車」接続などがあって、特に混み合う。

大阪市内へもアクセス。「京橋〜枚方市」間中心に混雑も激しい。これらを出さないと、たぶんパンク間違いない。

このうち、少し訳あって淀屋橋行きの「臨時特急」に乗ってきた。

「Hakubi」見に行っただけなのに。

バンド「Hakubi」のライブに行こうとした夕方。丹波橋駅で京阪に乗り換えると、特急が発車していった。「しゃあない、10何分待つか」と思ってホームに降り、電光掲示板を見るとびっくり。

え!?臨時特急!!??
めっちゃラッキー!!!!

4番線に「臨時特急」
4番線発の特急は普段見られない。

珍しい光景を見た僕はテンション爆上げ。何度か乗った経験上、臨時列車は空いていることが多くて期待できる。ノーマークで走ってることも知らずに来て、願ったり叶ったりのようなこんなことってあるもんだ。臨時列車だけあってホーム端っこには撮り鉄がちらほら。

6000系
大きな非常扉がトレードマーク。
「臨時特急」を表示。

列車が入線。やってきたのは「6000系」。指定席「プレミアムカー」が無い緑色の「通勤車両」。「7両」がほとんどの中で数少ない「8両の通勤車両」。大容量を活かし、平日ラッシュの特急や正月ダイヤの急行などで使用される。

「快速特急洛楽」
特急停車駅も見事にガン無視し、「洛中」から大阪市内へ最短で結ぶ。

丹波橋駅では「快速特急洛楽らくらく」に追い抜かれる。定期の特急ではこういうことは見られない。ただ、臨時列車は定期の合間を縫うように時刻が組まれ、上位種別に抜かれることがほとんどだ。

時刻は17時。日が暮れるのも早くなってきた。

木津川

枚方市から京橋間は立ち客が目立つ。ただ、前の方は比較的余裕があった。真ん中より後ろの方が「JR」や「地下鉄」ショッピング施設「京阪モール」があるメインゲートだからってのがあるかも。

京橋でごっそり降りた
淀屋橋到着
「回送」で引き上げていく

淀屋橋に到着。淀屋橋到着後は「回送」に変化。「寝屋川の車庫」へ引き上げるようだ。

7両、ご無沙汰の登板

翌日。さっき乗ったのから約30分後に出発する「臨時特急」を狙ってみた。2本運転されているうち、後続は7両編成。最新鋭から50年選手まで車種が多い。「何がきゃあるんやろか?」と待ってみた。

やってきたのはこちら。最新鋭の「13000系」。この「7両ver」は先頭から2両目には少し変わった特徴がある。

大阪側先頭から2両目
前後ろと違う見た目

窓の配置や窓の色、座席まで違うこの車両。

3000系「快速特急洛楽」
あの形式の「おさがり」を組み込んでいる。

元々は「3000系」という「青い特急」に連結されていたもの。「プレミアムカー」連結されるに伴って余ったものを改造。元々の「13000系」の1両を入れ替えて組み込んだ。

座席は青いまんま。
「エクセーヌ」という高級車に使ってる「ええ」生地

青→緑に変更したり、広告用デジタルサイネージを設置するなどしたが、座席は改造されないまま「準急」「普通」などの下位種別をメインに使用されている。

「元特急」という過去もあるこの車両が登板することはあながち予想通りだったりもする。それでも、席が少ないし「自由席」。ゆったり座れるかは運任せだ。

美しいブルーアワー

昨日に続いて先頭車両に座った。平日昼間だと後ろも空いていたりする。どこの会社もそうだが、基本的に真ん中が混みやすい。

最初に乗った「臨時特急」含めてプレイリストも作った。こういう特別なときに作りたくなる。鉄オタ公言してこんなことしてるのはたぶん僕だけ。でもそういうのが、自分らしい。

香里園で準急を追い越す。
後ろを追いかける「定期の特急」と2本待ち
京橋で下車

京橋駅で下車。動画を撮ってお見送った。


京都に限らず、枚方や寝屋川といった「ウン十万人都市」を抱えて普段から利用が多い京阪電車。「プレミアムカー」も発車10分前に売り切れることもザラだし、前々から「特急」はだいたい混んでいる。

それでも、「臨時特急」があると「プレミアムカー」が無くとも、空きやすいところはゆったりしやすい。丹波橋駅含む「伏見区内」は「洛楽」に「ガン無視」の如く通過されてしまう。補完も絶妙なタイミングだ。こんなありがたい列車はなかなかない。

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