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紙きっぷは買ってられん。

京都駅を通るとたくさんの外国人や観光客で溢れかえっている。「オーバーツーリズム」ってやつだ。新年度の前後や桜シーズンも重なってるのかいつも以上に券売機の混雑はえげつない。

どこもかしこもこの人だかり。新幹線やJR西日本の在来線は長くて30分並ぶだろうとは思う。イラチにとっては待ってられない。これを見ると

京都駅で紙きっぷは買ってられへん。

と思い、チケットレスのありがたさが身に染みる。

特急を乗りまくった3月。サンダーバードやしらさぎに乗るときは基本的にチケットレスを使っていた。紙だと発券しないといけないし、僕の家最寄りのみどりの窓口orみどりの券売機※は自転車で20分はかかる。京都駅で発券する方が早いようで、下手したら列車に乗れない。

※JR西日本における指定席券売機の愛称。特急券や快速指定席券や青春18きっぷなど乗り放題きっぷの購入予約、予約したきっぷの受け取りができる。ただし、エリアが違うJRの予約サイトは発券できないこともある。


サンダーバードで京都から金沢へ行くときは「eきっぷ」で購入し発券した。紙きっぷを買ったのは、ICOCAが使えない距離(200㎞以上)という理由。地下鉄に近いみどりの券売機で10分は待ってると、不安になる。「みどりの券売機プラス※」のオペレーター待ちや手続きに時間を取られてしまう。発車40分前に着いたとて、安心はできない。

※みどりの券売機にオペレーターとの通話機能をプラスしたもの。学割、通学定期の購入など窓口でしかできなかったきっぷも買うことができる。

チケットレスよりも、駅で買う方が安心するという人が多いかもしれないし、思い出の一つとして紙で発券する人も少なくなかろう。ただ、僕の場合は思いつきが多いし、天気を見て判断して動くこともザラ。気を遣う性分で対面が少し苦手というのもある。

おトクなきっぷなど、どうしても発見せなあかんときはあるが、それ以外は基本的にスマホとICで済ませる。いい時代に生まれたと言っていいかもしれないが、紙だからこそのなんともいえない旅情的な良さも否定しない。何がいいかなんて人それぞれだが、並ぶのは勘弁。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。