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漫筆(褒められていいはず)

私のデスクは現在、営業所の広さの都合上、給湯室の端っこに位置している。流し場のところのスペースに置かれたカラーボックスの上に1枚板を置いたところにパソコンと書類を載せ、1平方メートルもないだろうくらいの激省スペースでパイプ椅子を置いて作業をするのが現状なのだが、その私の真後ろにある流し場がマジで地獄だった。

今日、仕事の合間に2時間半の「何もするべきことがない時間」が爆誕してしまった私は、耐えかねて排水口の掃除をすることにした。

流し場がどう地獄だったのかを説明したい。

まずその1、水が流れない。下水の匂いが上がってこないように上から嵌められている排水トラップ?の排水用に開いている網の目状にあいた穴が全てヘドロで詰まっているため、水を流すことが出来ない。手を洗おうものなら簡単に流し場に水が溜まってしまう。ありえないくらいの時間をかけてその水が減っていくのを見るのはなんとも言えないもどかしさだ。

その2、臭い。もうめちゃくちゃ臭い。水が流れなさすぎて困る時も多々あるため、たまにトラップを持ち上げて直接水を流し落としてやろうとするのだが、持ち上げた瞬間にトラップに溜まったヘドロの匂いと下水から上がってきた匂いが鼻腔に襲いかかってくる。もうほんと、吐きそうという言葉で片付けるのが恐ろしいくらいの匂い。というかたまに水も何も流してないのに匂いだけ漂ってくる時がある。死にたくなるからやめて欲しい。

なぜこのような事態になるまでこの排水口が放置されてしまったのか理由が全然分からないけれど、でもあんな見た目も匂いも激ヤバなヘドロがベッタリついて簡単には取れなさそうな排水口、誰も触りたがらないのは当たり前のお話だ。そしてほとんどの人は給湯室で長時間過ごすことなどない。たまに食べ残しを流しに来る程度。つまりこの状況に苦しい思いをするのは私だけ。放置するほどさらに状況が悪化するのはさすがに私でも想像できる。

ということで排水口のヘドロを落とすだけの簡単なお掃除を実施しました。絶対に触りたくないので爪楊枝を拝借して絶対に絶対に手を触れずに済むように頑張りました。ゴム手袋もあれば良かったんだけど。
辛かった。匂いは普段の5倍くらいきついから息止めてないと作業出来ないし、ぬるぬるするし、汚いし、すごい匂いするし、ぬるぬるするし、こびりついてるから爪楊枝だと効率悪いし、ほんとに辛かった。
でもまぁ、作業のことは嫌すぎてあんまり覚えてないんですが水が難なく流れるくらいには綺麗に出来ました。匂いもかなりマシになりました。

……褒められてもいいと思うんだ!!!


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