YASUKAZU

アイザック・アシモフを土台にした『ファウンデーションの夢』、『ミーターの大冒険』脱稿。…

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アイザック・アシモフを土台にした『ファウンデーションの夢』、『ミーターの大冒険』脱稿。『余白』執筆中。歴史、哲学、SF に興味。 https://ocean4540.net https://ocean4540.com

マガジン

  • ミーターの大冒険

    『ファウンデーションの夢』につづくアイザック・アシモフの大銀河ロマンSFへの憧れを独自な理解と多少の創作を加味して、未来二万年に亘るの人類の有り様を考える座標軸になるような文芸作品。

  • The Galaxy after 20,000 years

    Yin Yi's science fiction series including “Foundation Dream'”, “Meater's Adventure'”and “Foundation Dream Margin'”. It brings you close to the present and future of human history.

  • 花言葉シリーズ

    花は昆虫との感応によって開化し、昆虫に憧れた恐竜たちは鳥へと進化し、それに見倣うようにして人類は成層圏を越える。人類の果てしない冒険の旅は、いつだって、花の芸術的ロマンへと誘われているようだ。

  • 世界の歴史と周遊のポエム

    移動は冒険。人間の夢はいつだって新たな好奇心と多種多様性への賛美に辿り着く。「そもそも」への探訪と羨望の眼差しは、血が漲り新たな空気を吸おうとする人間の実存在の本質だ。

  • 古代への憧れ 宇宙への思慕

    古代日本はどうだったのか?中国史の真髄は?アジアの風景は?エッセイ詩も含めて大いなる未来と生きる意味を問いかけます!

最近の記事

精神感応力

103第3話精神感応力 ミーターの大冒険  第三部  コンポレロンへ  第3話  精神感応力 あらすじ  ミーターの体は4年間で完全に復旧し、無事に同じく修理されたファー・スター2世号に戻された。  イルミナは当然無事だった。彼女の本体は、ターミナスの帝国辞書編纂図書館の地下からのコントロールなので、受動機さえあれば、どこにでも移送されるからだ。    場面は、ミーターを乗せたファー・スター2世号のなか。シンナ星の軌道上にいて、時にミーターは地表探索を重ねる。再度の銀河

    • 歴史消滅の結束点以前

      102第2話歴史消滅の結束点以前 ミーターの大冒険  第三部  コンポレロンへ 第2話  歴史消滅の結束点以前 あらすじ  ミーターの体は4年間で完全に復旧し、無事に同じく修理されたファー・スター2世号に戻された。  イルミナは当然無事だった。彼女の本体は、ターミナスの帝国辞書編纂図書館の地下からのコントロールなので、受動機さえあれば、どこにでも移送されるからだ。    場面は、ミーターを乗せたファー・スター2世号のなか。シンナ星に軌道上にいて、時にミーターは地表探索を

      • ミーターの旅立ち

        galaxy20000yearslaterシリーズ ミーターの大冒険  第一部 「リリーフ」  下巻 『ミーターの旅立ち』 目次 これまでのあらすじ アルカディアが81歳で亡くなった。 ハニスの直感とミーターの柔軟性のある論理思考が冴え渡る。「心理歴史学」の権威のハリ・セルダンを唸らせた、地球探査の報告書を携え戻ったガールの真実発見とはなんだったのか?「微細心理歴史学」という真理なのか?ベイタ・ダレルが、ガールの見解を正確に踏襲していた、ということなのか?ミュールの必

        有料
        150〜
        割引あり
        • The Mystery of City Y, Possibly the Mystery of hinge

          The Mystery of City Y, Possibly the Mystery of hinge Foundation Dreams Part 3: Wanda and the Gaal's Exploration of Earth Synopsis In the year preceding Seldon's trial, specifically in the Galactic Calendar year 12066 (equivalent to 245

        精神感応力

        マガジン

        • ミーターの大冒険
          77本
        • The Galaxy after 20,000 years
          1本
        • 花言葉シリーズ
          3本
        • 世界の歴史と周遊のポエム
          14本
        • 古代への憧れ 宇宙への思慕
          23本
        • 気に入りの銀河ノマド的ポエム集です。
          17本
          ¥100

        記事

          三時草の歌

          「三時草の歌(ベルゲランタスの花言葉)」 みんな時のなかを生きている みんな波のなかを生きている 波はあなたを照らしている 一日24時間 一瞬一瞬価値がある そして 午後三時が意味深い 三時草は「照波」と呼ばれる 時の波 風の波 海の波 音の波 心の波 万物の波 そして あなたの波 丈は低いけれど 午後のひかりを身体じゅう浴びて またすべてに太陽の輝きをお返ししている 南アフリカを出たその花は 遠く海を越えて ここ海浜公園にも移り住んでる ここを訪れる人たちに

          三時草の歌

          そして 紫の星雲

          ミーターの大冒険 第一部 「リリーフ」 中巻 『そして 紫の星雲』 目次 これまでのあらすじ アルカディアが81歳で亡くなった。彼女の知人のジスカルド・ハニスはアルカディアに感銘を受けていた。そこでミーターとオリンサスとの面倒をみると同時に、ミーターから彼女の遺言の全てを聞く。ハニスは、ミーターとともに彼女の遺志を継ぐことを決意する。それは銀河復興を成し遂げることであり、危険で無謀にみえる挑戦でもあるのだが...  ミーターは、ハニスの人柄に感銘を受け、彼の並々なら

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          そして 紫の星雲

          蝶をお手本として

          もっとうららかな日々に憧れ もっと優雅に 春の風と暖かさに同期する 蝶を手本にして この時機(きせつ)は まてよ まてよ 花から花へと 翔び移る刹那のとき(インフィニティ)は幽玄で この己のたった小さな動きも 羽音も たとえ微々たるエネルギーであったとしても 風を起こし ガイアの願いに呼応して 宇宙の来年への蓄えとなり 震災に微動だにしなかった蔵に せっせと溜め込む いのちの美しさが見えるではないか ハットして 合点して 新しさの時をもとめる しかも軽やかに h

          蝶をお手本として

          愛と希望と春の歌

          「愛と希望の春の歌」 春の見晴らしの丘にはネモフィラがいっぱい もっと常識的に言えばねぇ キミの瞳の奥の輝きって言うんじゃない からだのぬくもりから発する 命のエネルギーって言うのよ ホントはねぇ なんとならば エッヘン 人の願いが自然を呼びさまし 人の祈りの声が言霊(こだま)となって 丘をあおに変え 空があおに反射し 海をあおに塗る そこには繰り返しよみがえる 祈りを引き寄せる 地球の磁力が働いているからなの それもそうだけど キミも僕も 新たな宇宙をひきつ

          愛と希望と春の歌

          Higher ilusion

          Higher ilusion 様々な神秘に出くわします 見えては隠れ たまにひょんな幻となって現れる いつか夜に看た夢のひかり 上等に輝く日食のように 眩く惑わす幻惑のロマンスか その印象が心のずっと奥に潜んでいて ひょんな調子で現れる 清らかな水の流れに似た やすらぐ記憶を呼び覚ます より鮮明なイルージョンで それはもちろん成層圏を遥かに越えて 太陽系スフィアを通り過ぎ 銀河同士の壁を乗りこえ 新たな謎に驚く 時々刻々 祈り 瞑想し 感謝を捧げ 日

          Higher ilusion

          冒険者

          冒険者 きっと晴れた日には それは美しいリズムでやってくるでしょう 大鷲の影が雲の間の地面を滑る あなたは地平線のはるかに霞んでいる 未来を見ています 砂の煙が舞う惑星に降りられるのはあなた一人だけでしょう 忘れられた荒野を求めて降りる地平線に 目が眩んでも あなたはきっと後悔しないわ しっかりとその両目で 見えないはずの緑の世界を捉えて欲しいの その強烈な酸素の囁きはあなたの心の中に強く刺さるけれどね あなたが到達するある島嶼の岩影から滲む水 それはホントに生命そのも

          Borderline

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          C’est la Vie

          セラヴィー 人それぞれにある命 情感を誘う  果てしなき潤いに 幼いとき夢見た少年ケニア いまも心のおくで火花が走る オー、と叫ぶマサイ族の狩人たち 高鳴るドラムにあわせる軽やかな踊り 戻ろうか  アフリカ大陸に 沈む夕日は燃えたぎる血の色だ yatcha john s. 「 c’est la vie」

          C’est la Vie

          Other Views

          なぜキミはそんなに強いんだ? なぜキミはそんなに広い世界を見ているのか? キミは 祈りがみんなの未来をつくってると その時教えてくれた まだ幼い顔の少女時代を過ごしているのに あれから十年以上も過ぎて やっとわかった不思議 ようやくわかってきた馬鹿な俺 キミは今でもその時まま 僕の目の奥に焼き付いてる 「守りたい人がいて  僕は生きて行けるんだ 少しだけ前を見て  違う景色を眺めてみる 太陽はいつも降りそそいでる  誰の心にも分け隔てなく 夕日が染めてく空を見上げて

          手の洞窟の意味

          手の絵の意味 クエバ・デ・ラス・マノス(Cueva de las Manos、ラス・マノス洞窟)は、いわゆるパタゴニアにある 「手の洞窟」 アルゼンチンのサンタ・クルス州にある スペイン語で「手の洞窟」を意味する 人類の文化史上で極めて印象的 先住民族と思われるテウェルチェ族によって9000年ほど前から描かれたもの 昨今の学術成果によると 人類が南米パタゴニアに到達した年代は少なくとも約2万5000年前とされる 手は成人の記念として 野生のえものの狩りの記念的イ

          手の洞窟の意味

          眠れる精霊たち

          洞窟の奥深く、神秘の光が一筋届き 幽玄の世界の入口を開く 人は自分の弱さにも況して何をもとめるのか 精霊たちも一度は死に、ふかい眠りのうちに休み、またふたたびよみがえる 邪魔してはいけない 探求しても、し尽くすことはできないのだから しかあれど、精霊たちが目覚めたときは、 彼らと語らいができるであろう yatcha john s. 「 sleeping Spirits 」

          眠れる精霊たち

          新たな三人組

          新たな三人組 『ミーターの大冒険』 第一部 リリーフ 第一部の内容  第1話 アルカディアの亡骸は?  第2話 新たな三人組  第3話 ジスカルド・ハニス  第4話 アルカディアの精神  第5話 ハニスの気づき  第6話 敵を欺くには味方から  第7話 極素輻射体  第8話 銀河の希望ポニェッツ号  第9話 時期の問題か?所在の問題か?  第10話 そして 紫の星雲  第11話 陽電子から第零の法則  第12話 レアアース  第13話 ハニス、イオス星に往く  第14

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