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マインクラフト「ダイアモンド症候群」とは。

学会ではエンドラ症候群と呼ばれることもあるとかないとか。
どうも、なんか日曜日がマインクラフトやってたら終わってた男、八神です。
なんだか急にマインクラフトやりたくなるんですよね、定期的に。
でも大体嵌まる時って無心になりたい時が多い気がする。
え?病んでる?

セットアップが一番面白いという現象

これはMinecraftに限った話では無いのですが、準備をしている時間が1番楽しいという事は無いでしょうか?
Minecraftのサバイバルモードをプレイしようとすると、まずは何はともあれダイヤを必要個数集めたいという状況にぶつかります。
Minecraftの攻略記事ではないのであくまで大体ベース位で喋りますが、
Minecraftは素材と素材を掛け合わせて、新しい武器や防具、道具を作るという楽しみがあります。
Minecraftを知らない人からすれば「レゴみたいなブロックを組み合わせるゲームではないの?」と言う方も多いかもしれませんが、
実はそれはクリエイティブモードというブロックを無制限に使えるモードでよく楽しまれる遊び方です。

もう一つサバイバルモードというモードがあり、こちらでは世界のすべてのブロックを資源として使っていきながら、
自分のキャラクターの装備品をしっかりと整えて、エンダードラゴンと呼ばれるラスボスを倒すという目的があります。
遊び方がわからなくなってしまう人のために存在している、1つのクリア目的だと思っていただければわかりやすいです。

主人公は最初、木材と石を使って世界を採掘します。
しかしながらこれらの素材はどこでも手に入る代わりに採掘速度が非常に遅く次のステップアップは鉄、金、ダイアとグレードアップを目論みます。
もちろんグレードが上がるとその素材のレア度が上がっていき、ダイヤを手に入れるためには地中奥深くまで掘り進め、かなり出現頻度の低いアイテムを見つける必要があります。

これらを行っていこうとすると効率が非常に重要になってきます。
そのためエンチャントと呼ばれる使っているアイテムに属性を付与することでさらに効率をアップさせる方法があります。
しかしながらこれらを行うためには最低でも1回ダイヤを見つけなければならないし、他にも様々なアイテムを複合的に要求され、
それらを達成することで得られるアイテムを使わなければエンチャントを行うことはできません。
このように土台作りがMinecraftはとても重要です。

話は一瞬変わりますが仕事であったり制作であったり、何であったとしても土台作りはとても大事です。
行き当たりばったりでクリアできるほど、世の中に転がっている案件というのは簡単ではありませんし、クライアントがいる案件等だと、
その準備をどれだけスムーズに行えるかで安心感を覚えていただきそれが信頼知につながるということも考えられます。
言ってしまえば準備が終わってしまえば後はその通りにやるだけであって、準備が本体と言っても過言ではありません。
それぐらい土台作りと言うのはとても大切なことです。

Minecraftに話を戻しますが、ダイヤが潤沢に手に入るといよいよラスボスであるエンダードラゴンを倒すための準備がスタートします。
しかしながらその準備はいずれも、簡単に言えば条件を満たす系の土台作りであり1番最初の試行錯誤して何とか良いエンチャントをつけながらダイヤの装備を集めていくという工程に比べると
どうしても作業感が出て来ます。

そしてこのタイミングが。
Minecraftに飽きるタイミングの1つになるのです。

準備が一番やる事が多い

また話をMinecraftにしますが、序盤はあまりに効率が悪い状況が続きます。
何かのアイテムを採掘したいと思っても、採掘するのに時間がかかるのです。
一度プレイしたユーザなら理解していると思いますが、土台ができているのとできていないのでは作業スピードは3倍、4倍、5倍とかなりの差が出ます。
後のプレイを効率的にしたければしたいほど、準備はしっかりとするべきなのです。

本来で言えば準備は目的ではありません。
人がやる行動には全て目的があり目的を果たすための事前動作が全て準備とされる。
それで言えばMinecraftの中で低レベルな素材を使って何とか採掘をしたりアイテムを拡張している時間と言うのはあくまで準備の時間です。
言ってしまえばストレスと紙一重の作業の連続であり、これらは全てその後の本体のためにやっているはず。
なのですが……。

この時間がなぜか1番楽しいのです。
リソースが限られている中でどうにかしなければならない。
この縛りプレイのような状況と言うのはゲームをやっている上では1番頭を使っている時間だと思います。
逆に言えばダイアが見つかった後のプレイに関しては逆に言うならばこの時間に脳みそが動いている事はほとんどなく、
いつもやっているルーティン通りに作業をこなすだけ。

しかしMinecraftと言うゲームは一番最初にシード値と言われる世界の値が違うので、同じ世界に巡り合う事はまずありません。
準備段階の時点では毎回毎回が新しいプレイになる。
しかしながらその準備工程と言うのは人にも差があるかもしれませんが、基本的には同じことの繰り返しのため、準備が完了した画面を見てみるといつも通りの世界が広がっている。
一番最初の大変な時間はルーティーンにはできず逆に言えば準備が終わった後の世界はルーティン化している。

言語化してみると準備をしている時間がなぜ楽しいのかということにも答えが見えてきそうです。

一番力を入れなくてはならない瞬間が面白い

Minecraftに限らない話ではありますが自分がそのタスクに対して1番力を入れている瞬間が楽しい。
そう感じると考えると合点が行く部分が多くあります。

Minecraftで建造物を作るのが楽しいと言う人は、状況にもよりけりですがクリエイティブモードで遊べばいいと言う考え方もあるでしょうから、
そうなると今上で書いた事前準備は全て不要となり例えば設計図を書いている時間が1番楽しいとか、土台決めをしている時間が1番楽しいとか、色々とまた分岐はあると思います。

私はMinecraftを久々に起動すると前のデータを覚えておらず前のデータを起動する気にならないことが多いです。
なのでそのたびに新規データをやるのですが新規データを作った直後が1番熱中してるんですよね。
リソースも足らない素材も足らない、だけどダイヤは手に入れたい。
このすべての流れを準備している時間が楽しいみたいな。

きっと皆さんが普段やられている様々なタスクにおいても同じようなことがあるのではないかと思います。
私も実際問題動画の企画書を書いている時間やコンテを書いている時間は楽しいのですが、それらが終わると作業者が増えていき連携作業が増えていきます。
そして最終的には気づけば動画が上がってきてその動画をチェックしてオーケーを出して提出する。
これらもクリエイティブをやっている時間としては楽しい時間ではあるのですが明らかに手元から離れている感が強くなってしまい、
クリエイティブを全うしているなと感じる事は少なくなります。

準備が楽しい人、準備を受け取ることにワクワクする人。それらが全て終わって本作成が楽しい人。
人によって考え方はそれぞれだと思いますが私はこのダイヤ症候群から考えるに、きっと準備が楽しい人なんだと思います。
あなたはどの作業が1番楽しいですか?
それを考えるだけでもどのタスクが向いていてどのタスクが少し苦手かもと言う考え方がまとまるかもしれないですよ?
なんてお話を、今まさにプレイしているMinecraftに絡めてみた感じでございました。
このお話をしている最中も放置して作物を育ててます。

そろそろこのセーブデータも準備ができるから準備ができたらやらなくなるんだろうなぁ。

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