ブックオフ購入録 Vol.20 -240324-
花粉で意識が朦朧としているので、古本の埃がうまい具合に作用して相殺してくれないかと思い、ブックオフに駆け込んだ。
超大御所スラッシュメタルOGバンドの6作目。ボーカリストの交代劇からは2作目となるアルバム。その昔、EAT magazineといううるさい音楽全般を扱った薄い雑誌があり、この強烈なアートワークをまんま表紙に使っていた号があった。全く聴いたことがないわけではないが、ちゃんと聴いたこともないバンドなので、彼らに何を期待したのか分からない。しかし、この突き上げられた拳のジャケットワークには、花粉でポッポと熱った脳髄に訴えかけてくる何かがある。初期の王道スラッシュメタルの面影はなく、NYHCのような漢くささとミッドテンポのグルーヴが心地良かった。ディスコグラフィの中では地味な作品という位置付けのようだが、個人的には非常に良いアルバムだと思う。時代によって曲調も違うようなので、他の作品もゆっくり聴いてみたい。
花粉で呆けていても100円クーポンを差し出すマナー。ありがとう、ブックオフ。
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