ブックオフ購入録 Vol.16 -240216-
隙あらばブックオフでCD・ゲーム・本を吸う。
向井秀徳率いるオルタナティブロックバンドの5thアルバム。発表当時かなりの衝撃を受けた記憶がある。しかし、衝撃だったという記憶だけで楽曲の印象がなかったのは、友人に無理やり聴かされた変態プログレソング「ポテトサラダ」しか聴いていなかったからで、その後は雑談に流され熟聴に至らなかった経緯がある。今年出た12年ぶりの新譜も素晴らしいが、その布石となった名盤を幸運にも回収できて嬉しい。
カバーアートから漂うプリミティブなブラックメタル臭に釣られてジャケ買い。ところが内容はMinor Threatや初期Blag Flagを彷彿とさせる短く速くうるさい80's USHCの音塊。爽快でむちゃくちゃカッコいいし、よく見れば帯に影響元となったハードコアバンドの名前が列挙してあった。
人間の言葉は話せないけど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。という解説文だけで手にした一冊。積読がうず高く背を伸ばしていて、まだ一文字も読めていないが装丁も美しく物語に没入するのが楽しみな作品。
忙しくても足繁く通うと思わぬ出会いがあるもので、酒もギャンブルもやらない自分にとってそこは様々なカルチャーと邂逅する社交場だったりする。其れ、則ち、ありがとうブックオフ。
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