ブックオフ購入録 Vol.21 -240502-
忙しくてムシャクシャしたら不定期開催される、深夜のブックオフオンラインパトロール。
動機がムシャクシャとは言え、それでも「110円縛り」をタイトに楽しんだりする余裕がこれまではあったのだが、ここ2ヶ月ほどの仕事畜生生活はそんな余裕さえも入る隙を与えなかった。
気になるものを手当たり次第にカートにぶち込み、足早にお勘定スタイル。
アメリカはカリフォルニア州サンタローザのベテランパンクバンドによる1stアルバム。一聴してぶわわと感情が込み上げるメロディックパンク1996年式。泣きでも、哀愁でもない、ただただ懐い感じ。当時のNOFXやハイスタのANGRY FISTなんかにも通じるスコンと抜けたサウンドプロダクションも素晴らしい。
アメリカはニュージャージー州のメロディックトリオ渾身の4thアルバム。Revelation Recordsからのリリースということで、安心安全保証の名盤。泣きメロばかりが注目されがちだが、割とメタルを感じるギターリフに、渋みのある歌声と上擦ったコーラスのバランスも素晴らしい。ひたすらカッコいい330円盤の限界値。
アメリカはカリフォルニア州サンディエゴのオルタナギターロックバンド2ndアルバム。長い音楽ファン人生で、このたび初めて耳にしたが、流石アメリカ、層が厚い。後期HUSKER DUの哀愁に通じるような、轟音ギターに淡いメロディがうっすらと浮かぶスタイル。と思いきや、ゴリゴリの重音グランジソングも。1994年というヘヴィロック時代幕開けに滑り込んだ名盤。
スウェーデン産SxEハードコアバンドの2ndアルバム。1stアルバムのようなNew Schoolハードコアな音楽性からやや深化し、より複雑で起伏のあるメタルコアに変貌を遂げている。正直、1stが好きすぎたので肩透かし感も否めないが当時勢いのあったPoison The WellやHopes Fallの系譜を考慮して聴くと、その流れも理解できるし、ずっと同じことを繰り返していても…という当事者側の考えも分からなくない。
200円クーポンを使用して合計1805円。今回も実に楽しかったし、改めて金額以上の出会いへの感謝と、勢いに任せて悩む前に買う衝動の大切に気付かされた。ありがとう、ブックオフ!
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