Yuuki Endo@好奇心で冒険中

京都府八幡市に在住。医療・介護、障害者福祉、これらと働き方やIT技術を絡ませることに、…

Yuuki Endo@好奇心で冒険中

京都府八幡市に在住。医療・介護、障害者福祉、これらと働き方やIT技術を絡ませることに、興味のある研究者兼エンジニア。好奇心という武器を手に冒険をともにしてくれる人を募集。2023年より、映画感想文「キネマ宅配便!!」をnoteにて復活させることを模索。。

最近の記事

「DUNE デューン砂の惑星」、「デューン 砂の惑星PART2」:PART2公開に合わせて、第1作目と並行鑑賞。1作目の期待感がPART2に繋がらなかったのが残念。。

評価:★★★(PART2のみ) (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) →ちなみに1作目は★4つ 「メッセージ」(2016年)、「ブレードランナー2049」(2020年)とSFの良作を生み出してきたフランスの鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、1965年に発売されたフランク・ハーバートの同名小説を映画化した作品。ちなみに原作小説は「スター・ウォーズ」(1977年)(砂の惑星タトゥイーン?)であったり、宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」(1984年)(サ

    • 「セッション」:生徒を押しつぶす鬼教師との対峙劇。公開当初とはちょっと違う見方ができたかも。。

      評価:★★★☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) まず、映画の感想を始める前に(笑)。本作「セッション」(2014年)は日本では2015年に劇場公開された作品になります。形としてはリバイバル上映を観た感想になりますが、今までだとこういう上映は、今も続いている東宝の午前十時の映画祭だったり、松竹のクラシック映画コレクションなどのシリーズで劇場公開(古い作品だったら4Kレストアとかもされて)になるかなと思いますが、昨今では最新映画の劇場ラインア

      • 「漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~」:漫才協会所属の芸人たちを追うドキュメンタリー。漫才も、彼ら彼女らの物語も面白い。

        評価:★★★☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) ここ数年というか、お笑いの歴史の変遷が面白い。僕が子どもの頃は(といっても、少し前ですが)、やっぱりドリフが全盛。後に出てきたひょうきん族や、そこからスピンオフしてきたカトちゃんケンちゃんとか、風雲たけし城とかも、形はリアルドラマを盛り込みながらも、やっぱりコントを継承してきていたものです。でも、そこから僕が学生時代になる頃には、ダウンタウンからブームがついて、M1などの漫才ブームが突然盛り

        • 「ゴールド・ボーイ」:ひょんなことから殺人事件を目撃した少年たちの脅迫劇。昭和なサスペンス感が満ち満ちてるのが素晴らしい。

          評価:★★★★ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 中国のベストセラー作家ズー・ジンチェンの同名小説を、平成ガメラシリーズや「デス・ノート」(2006年)で知られる金子修介監督が映画化した作品。僕は金子監督&宮部みゆき原作の「クロスファイア」(2000年)が結構好きで、本作にも「クロスファイア」に似た負の空気感に満ち満ちていることが(作品は正直全体的に暗いのですが)結構興奮しました。それに殺人が起こるところも、昭和サスペンスにはお馴染みの断崖

        「DUNE デューン砂の惑星」、「デューン 砂の惑星PART2」:PART2公開に合わせて、第1作目と並行鑑賞。1作目の期待感がPART2に繋がらなかったのが残念。。

        • 「セッション」:生徒を押しつぶす鬼教師との対峙劇。公開当初とはちょっと違う見方ができたかも。。

        • 「漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~」:漫才協会所属の芸人たちを追うドキュメンタリー。漫才も、彼ら彼女らの物語も面白い。

        • 「ゴールド・ボーイ」:ひょんなことから殺人事件を目撃した少年たちの脅迫劇。昭和なサスペンス感が満ち満ちてるのが素晴らしい。

          「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」:ある幸せにいろんな関係が絡みつく閉空間ラブ・コメディ。お洒落だけど、コントによくある設定だな笑

          評価:★★★ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) コメディをはじめとして、ラブドラマや家庭劇に長年お馴染みとなっている、ダイアン・キートンとリチャード・ギア。主役も脇役も自由にこなすキャリア豊富なウィリアム・H・メイシー、スーザン・サランドンという4人のベテラン俳優に、エマ・ロバーツとルーク・プレイシーという若手2人(この2人ももうキャリア十分なんですけど笑)がガッチリとタッグを組んで届けるラブ・コメディ。監督は、本作が初監督作品となるマイケ

          「アバウト・ライフ 幸せの選択肢」:ある幸せにいろんな関係が絡みつく閉空間ラブ・コメディ。お洒落だけど、コントによくある設定だな笑

          「PLAY 勝つとか負けるとかどうでもよくて」:過去高専生だった君と、今を生きる高専生たちに送る高専ムービー。古厩監督ののほほん感がよく合う。

          評価:★★★★★ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 高等専門学校とは中学卒業後、5年間の一環教育体制で実践的・創造的な技術者を育成することを目的として設立されていて、現在国公私立を含め、全国に58校、学生数は約6万人ほどが学んでいる。もともとは高卒以上の能力を持ち、大卒よりは早めに社会に出れる高等技術者育成を目的としており、高度経済成長下から2000年代に入る前までは、メーカー系企業も積極的に人材育成に協力してきた印象があります。僕もいわゆ

          「PLAY 勝つとか負けるとかどうでもよくて」:過去高専生だった君と、今を生きる高専生たちに送る高専ムービー。古厩監督ののほほん感がよく合う。

          「マエストロ その音楽と愛と」:日本では全く注目されなかったバーンスタインの半生を瑞々しく描く作品。独占配信も問題だな、、

          評価:★★★★☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者として長く務め、ミュージカル「ウエストサイド・ストーリー」などの作曲者としても知られるレナード・バーンスタインの半生を、「ハングオーバー」シリーズや「アメリカン・スナイパー」などの作品でキャリアを重ね、「アリー/スター誕生」(2018年)で監督業にも進出したブラッドリー・クーパーの主演・監督で描く作品。バーンスタインの妻で、三人の子どもを設

          「マエストロ その音楽と愛と」:日本では全く注目されなかったバーンスタインの半生を瑞々しく描く作品。独占配信も問題だな、、

          「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」:NHKの人気動物ドキュメンタリー第5弾。恐竜シリーズとしては第2弾だが、前作よりすごく考えされる深みがある作品!

          評価:★★★☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) NHKの人気動物ドキュメンタリー「ダーウィンが来た!」。もともとNHKでは2006年から放送されている(主に子ども向け)動物ドキュメンタリーで、今まで動物版で3本、恐竜版で2本、劇場公開されています。話はちょっとそれますが、僕はNHKの動物ドキュメンタリーといえば「生き物地球紀行」(1992年~2001年)がすごく大好きな番組で、ちょうど放送開始のくらいが中学生くらいでちょうど進路に悩んでい

          「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」:NHKの人気動物ドキュメンタリー第5弾。恐竜シリーズとしては第2弾だが、前作よりすごく考えされる深みがある作品!

          「コットンテール」:亡き妻の遺言を実現するためにイギリスに旅立つ父子。ラストのぶつかり合いがよく分からないな。。

          評価:★★☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 「万引き家族」のリリー・フランキーが主演で送る日英の合作映画。前半は日本中心で愛する妻が亡くなって、その葬儀と息子との関係で溝を描いている部分、後半は妻の遺言でイギリス・ウィンダミア湖に散骨するために息子家族とともに旅をしていくロードムービー部分と分かれている形になります。僕は予告編を観る限り、イギリスが中心のドタバタ劇な中で、地元のイギリス人たちとの交流が中心なのかなと思っていましたが、映画

          「コットンテール」:亡き妻の遺言を実現するためにイギリスに旅立つ父子。ラストのぶつかり合いがよく分からないな。。

          「52ヘルツのクジラたち」:生きにくい毎日の中で前を向く若者たち。成島監督の上手さが少し逆効果になっていると思う。

          評価:★★★★ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 貧困、介護、虐待、そしてジェンダー問題と昨今の日本は本当に生きにくい。その生きにくい日本社会において、互いを認め、手を取り合う若者たちの姿を描いた作品。監督はデビューから本当に玄人な上手さを魅せる「孤高のメス」の成島出監督。この作品は原作があって、2021年に本屋大賞を受賞した町田そのこの同名小説をもとにしてるとか(原作は未読)。関係ないですが、本作の舞台となる街にこの鑑賞日前にちょうど行っ

          「52ヘルツのクジラたち」:生きにくい毎日の中で前を向く若者たち。成島監督の上手さが少し逆効果になっていると思う。

          「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」:ドラえもんシリーズの中では異色の音楽映画。冒険色は薄目だけど、これはこれで面白い!

          評価:★★★☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 原作ではなく、アニメとしてスタートしたドラえもんと僕は同い年。映画も第1作「のび太の恐竜」が公開されたのは1980年で、今年で44年目(映画としては43作目)。初代からの大山のぶ代世代から観ると、今のドラえもんは新シリーズと映るかもしれませんが、今の水田わさび世代に変わったのが2005年なので、それでももう20年(映画としては2006年公開の26作「のび太の恐竜2006」から)となるので本当

          「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」:ドラえもんシリーズの中では異色の音楽映画。冒険色は薄目だけど、これはこれで面白い!

          「落下の解剖学」:事件が起きてから解明していく本格ミステリー。緊迫感は凄いが、観ている緊張感が終わりまで続かない。。

          評価:★★☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 2023年のカンヌ国際映画祭パルムドール(最優秀作品賞)に輝いた本格的山荘ミステリー。とはいっても、映画の冒頭で被害者である男が死んでいるところから作品はスタートし、疑いをかけられた男の妻・サンドラと、視覚障害を抱える第一発見者の息子・ダニエル、そしてサンドラの古い友人で弁護士のヴァンサンが謎多き事件を振り返りながら、事件の謎に迫っていくという構成。1つの男の死という事件を中心に描きながら、冷

          「落下の解剖学」:事件が起きてから解明していく本格ミステリー。緊迫感は凄いが、観ている緊張感が終わりまで続かない。。

          「マダム・ウェブ」:スパイダーセンスが何かを知っている人だけ狙ったニッチ・ムービー。

          評価:★★★ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 「アベンジャーズ /エンド・ゲーム」(2019年)以降、低空飛行気味なマーベルシリーズの最新作。今後の物語次第なところはありますが、現時点では本作はアベンジャーズ主要キャラが全く登場しない、傍流の傍流的な作品。それじゃ面白くないかと言われると、(興行成績の悲惨さは置いておいて笑)僕はそんなそんなことはないと思います。僕はMCUシリーズのサイドストーリーというよりは、やっぱり「スパイダーマン」シ

          「マダム・ウェブ」:スパイダーセンスが何かを知っている人だけ狙ったニッチ・ムービー。

          「その鼓動に耳をあてよ」:ERに勤める医師たちに焦点が当たったドキュメンタリー。医療最前線の苦悩が見えて面白い。

          評価:★★★★ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 医師というのは高給取りだというイメージがどうしてもある。いわずもなが、小さい頃から病院通いが多かった僕にとって、病院のお医者さんや看護師さんというのは親と同じくらいに(幸か不幸か)身近な存在な存在でした。そんな医師への見方が少し変わったのが大学の時。高専から某総合大学に編入したのですが、そこには県内では結構有名な医学部があり、同い年くらいのサークルの医学部の同級生(?)をみているとやっぱり結

          「その鼓動に耳をあてよ」:ERに勤める医師たちに焦点が当たったドキュメンタリー。医療最前線の苦悩が見えて面白い。

          「ボーはおそれている」:一人の男が抱える不安が現実になっていく恐怖。。テクニックは凄いが、僕はこの映画が嫌いだ。。

          評価:☆ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 僕はここ最近、年間で150~200本くらいの作品を見ていて、(何回か書いていることではありますが)基本的に観たいと思う映画を観ています笑。前は、すごく抽象的な印象のする作品とか、ゴダールとか、いわゆる劇作品風な作品も(好きでもないのに無理して)観ていたときもあるのですが、別にこれが仕事でもないので、アニメであろうが、時代劇であろうが、女性向けなBL作品であろうが、年配向けなピンク映画であろうが、幼

          「ボーはおそれている」:一人の男が抱える不安が現実になっていく恐怖。。テクニックは凄いが、僕はこの映画が嫌いだ。。

          「リバー・ランズ・スルー・イット」:男兄弟だからこそ分かる不思議な血のつながり。アメリカの田舎風景が美しすぎる。

          評価:★★★★ (五段階評価:★が星1つ、☆が星半分、★★★★★が最高、☆が最低) 午前十時の映画祭より。 たくさんの映画を見ていると、全然描かれる国は違うんだけど、身の回りの状況がなんか自分と似ていて、すごく共感するタイプの作品に出会うことがあります。1992年製作の本作「リバー・ランズ・スルー・イット」も勝手に共感してしまうタイプの作品の1つ。山と河川が広がる風景は、僕の生まれ育った海なしの岐阜県と同じだし、田舎の閉塞した社会観も同じような感じも同じだし、男兄弟が主人

          「リバー・ランズ・スルー・イット」:男兄弟だからこそ分かる不思議な血のつながり。アメリカの田舎風景が美しすぎる。